2009年2月23日

広島教労集会 6人が不起立宣言 体制内と対決貫き

週刊『前進』06頁(2380号4面4)(2009/02/23)

広島教労集会 6人が不起立宣言
 体制内執行部と対決貫き

 2月11日広島で、東京の米山良江さん(不起立処分・臨時採用取り消し)を招いて「生きさせろ! ゼネストへ 09春闘を不起立で闘おう 2・11ヒロシマ教育労働者団結集会」が行われ、100人が結集した。米山さんは03年10・23「都教委通達」以来の闘いを振り返り、「都教委は不起立をゼロにしたかった。私たちは勝利している」と勝利宣言。それと同時に「日の丸」「君が代」闘争を、裁判依存主義や教育市民運動へ変質させることを許さない路線闘争の必要性を訴えた。そして、ランク&ファイルで労働組合を甦(よみがえ)らせること、体制内指導部との激突をとことんやりきって分岐をつくり出し、音の出る闘いをやろうと檄を発した。
 広教組の青年労働者が基調提起に立ち、「全国・全世界の闘う労働者と連帯・団結して『生きさせろ!』ゼネストやろう。教育労働者は日々の怒りを『40秒のストライキ=不起立』で爆発させよう。その団結で職場の力関係を変え、道州制を粉砕しよう」と訴えた。
 広教組本部が2月21日から始まる広島での日教組全国教研を前に「不規則発言等をしない、会場内外でビラ配布をしない、組合の指示に従う」との誓約書を提出しなければ全国教研参加IDカードを発行しないと言っていることが暴露され、会場全体に怒りが渦巻いた。
 「管理職と体制内組合執行部の言うことは同じ。『子どもを犠牲にするな』『周りの労働者に迷惑をかけるな』と不起立闘争を弾圧してくる。すべて教育労働者を賃金奴隷の地位に縛り付ける鎖だ。現体制を改良して何とかなるという人もいる。自分たちから搾取する資本家を生きながらえさせるのか? すべての怒りを資本へぶつけよう。隣の労働者を信じて、信じて、信じまくろう!!」と09年不起立闘争への呼びかけを発した。
 圧巻は、6人の教育労働者が並んでの不起立宣言。40秒のストライキを断固闘うことが宣言された。「一緒に不起立してほしい。今後仮に組合の統制処分になっても、一緒に闘ってほしい」と会場の仲間にも熱烈にアピールし、文字どおりの「団結集会」となった。
 最後に女性の教育労働者が「これまで不起立をストライキと考えたことがなかったが、今年は日頃の怒りをもってストライキとして不起立をしたい」と決意を述べ、元気いっぱいに団結がんばろうの音頭をとった。
 2・21〜23日教組全国教研では根津公子さんと町田教組のレポートが昨年に引き続き排除され、参加IDカードさえ発行されないという許しがたい状況だ。腐りきった体制内執行部の裏切りを暴き、全国の現場組合員の怒りで打倒しよう。
 09年不起立闘争は、教育労働者の「生きさせろ!」ゼネストの闘いそのものであり、道州制・教育民営化攻撃を吹き飛ばす最先端の闘いだ。そして、プロレタリア世界革命の号砲となる闘いである。09年不起立闘争・「生きさせろ!」ゼネストを闘おう! 広島の教育労働者はその先頭に立つ。