春闘討論集会開く 関西自治体労働者
春闘討論集会開く
関西自治体労働者
“3・6行動へ本当の団結を”
2月8日、自治体労働者春闘討論集会が、3月廃止がたくらまれている大阪府立青少年会館で開かれた。8自治体12単組から30人が参加し道州制粉砕・「生きさせろ!」ゼネストについて活発に討論した。(写真)
冒頭、関西労組交流センター自治体労働者部会代表が、3・6道州制粉砕・橋下打倒!大阪府庁前行動の成功に向かう激しい攻防の中から、討論の方向性を提起した。
「一致しやすいところでだけの大同団結では決戦は闘えない。不一致をつきだして徹底討議してつくりだす本当の団結がいま求められている」「自治労本部は、そこそこ闘っていたがだんだん屈服、後退してきたんじゃない。国鉄分割・民営化で完全に骨が折れ、今や政府・各省庁と一体となって攻撃の中身をつくりだし襲いかかってきている連中だ」「公立病院について、地方公営企業法全部適用(全適)、地方独立行政法化、指定管理者制度、廃止売却などさまざまな形態の攻撃がかけられている。敵は賃下げ・首切りのためならば、どれでもよいのだ。『全適推奨』だの『民営化よりはましな独法化を受け入れる』だのの本部方針は完全粉砕あるのみだ」「3・6に対して全反動が集中して襲いかかっている。『生きさせろ !』ストライキを闘う団結を職場・単組でどうつくりだしていくのか。その闘いの飛躍点として3・6をかちとろう」
討論には、自治労・自治労連の活動家だけでなく、1月に2波の終日ストを打ち全員解雇と闘う全社連労組、民営化と住宅明け渡し強制執行を迎え撃つ八尾北医療センター労組も参加した。
「国鉄分割・民営化時と同じ構造だ。自治労本部・市職本部は道州制賛成・推進であり、僕らが査定給反対であり道州制反対であることをもって激しく弾圧、妨害をしかけてきている。こんなおいしい構図はない。首切り賛成派ととことん闘う。資本主義はもう終わったという時代認識が必要だ。ここで一致すればどんな闘いもできる。職場の怒りを信頼し革命をやろうと呼びかけていく」(大阪市職)
「全社連ストで敵の攻撃の激しさを再認識した。免許更新制と闘う教育労働者との討論で、教育までも民営化されようとしていると実感した。2月26日は西郡で住宅明け渡し強制執行との闘い。道州制は、労働者が生きていけないということだ」(奈良市従)
「民営化のための引き継ぎ保育を拒否して闘う。引き継ぎで苦しむくらいなら、最初からストライキで闘おう」「保育所で時限ストに入る時は、給食もストメニューでやる。ストライキとは、職場を熟知した労働者による職場支配権をかけた闘いだ」(兵庫)
「長堀健康管理センターで初めてストを打った。びっくりするくらいの共感と支援の声援が寄せられた」(全社労)
「現場には怒りがある。執行部が腹をくくりさえすればすごいストライキが打てることが全社連ストでわかった。時代認識で腹をくくった指導部集団をつくりだそう」(大阪府職労)
「豊中の挑戦を支持するのかしないのか、分岐をつくりだして、ストライキ派が権力を取っていくのが3・6への闘い方だ」(自治労大阪府職)
最後に「3・6行動をめぐる攻防に勝ちぬき、関西で第2の動労千葉を登場させ、全国の闘いを引っ張っていく」と決意が明らかにされた。