2009年2月16日

団結ひろば 投稿コーナー

週刊『前進』06頁(2379号6面1)(2009/02/16)

団結ひろば 投稿コーナー

 第1章 4週間雇用-゛労働者は備品ではない!” 鳥取・青年労働者 立花悠希

 各自治体が緊急経済雇用対策で臨時的任用職員を募集しているが、これに私も応募して、現在、自治体労働者として現場を回している。
 だが当局は、たった4週間の雇用であって、お前は備品だと言わんばかりの扱いをしている。私に支払われる賃金は備品代とでもいうのか? ふざけるな! われわれ労働者は備品ではないぞ。
 そのくせ、「あなたは公務員です、県民に対する信用失墜行為をしないで下さい」と、公務員としての資質はちゃっかり求めると同時に、正規と非正規に現場労働者を分断して非正規労働者を備品扱いしていることを居直ってなんら恥じていない。
 加えて、採用における当局の対応は、趣旨を労働者に対して明らかにしないまま居丈高に結論だけを言い、居丈高に「ご理解いただけましたか?」というものだ。余りにも労働者なめきっている!
 民間労働者と自治体労働者を分断しているのは、当局であり、極論すれば、道州制攻撃をなしている麻生と御手洗だ。この連中どもを串刺しにして、あの橋下をぶっとばそう! すべての仲間との団結に賭けきって闘う決意である!

 第2章 “金で折り合いつけずに闘う三里塚”に感動 A地区 田中一郎

 地区での『前進』拡大行動を計画し、取り組みました。
 農協職場でのこと、こちらは大恐慌の時代認識を軸に紙面を紹介していると、その人は6面の萩原進さんの本『農地収奪を阻む』の書評に注目。
 「へー(三里塚は)闘い続けているんだねぇ! 農家でも労組でも、だいたい金で折り合い付けていくけど、ここはがんばっとる。……で、私は何をすればいいんだろう? この本を買えばいいんだろうか?」と問いかけられました。
 購読を勧め、萩原さんの本を買って読んでみてくれることになりました。第2部の農民同士の対談のところなどを紹介。特に勧めたのは、第3部の農民と労働組合(動労千葉)との対談のところです。244㌻の中野さん「労農連帯というのは一貫してそういうものじゃないか。……かわいそうだから、と助けてやるための労農連帯じゃないんだ」、それを受けて萩原さん「逆の意味で動労千葉がそこまでやることに対してわれわれがどうするのか」のあたりです。
 今ままでの自分の三里塚二期決戦の狭さのようなものをこえて、労農連帯の豊かな革命的息吹を感じさせられたところでもあります。この中に星野さんも闘っていたのだと思いました。
 農協職場からの「新自由主義の中で、自治体合併と一緒に一自治体一JAといわれ、合理化攻撃がきた。道州制ではどうなるのだろうか?」との問いかけに、マルクス主義と道州制決戦を訴えていきたいと思います。

 第3章 広島でも法大入試の受験生と盛り上がる 広島大学 H

 09年法大ストに向け、全国学生は闘おう!
 2月5日、全国の法大入試展開と固く団結すべく、広島でも法大入試決戦をやり抜きました。試験会場の広島商工会議所には中四国の各県から200人を超える受験生が集まりました。
 われわれは入り口の前に陣取って、「世界大恐慌を革命に」「法大は日本一学生運動がアツイ!」「法大に入って300万学生ゼネストのリーダーになろう!」とガンガン訴えてビラを配布。受験生の手に次々と吸い込まれていきました。
 試験の時間、待機中の保護者とも討論に! 3年間の法大闘争について大いに盛り上がりました!
 試験終了後も、文化連盟4人の処分を許さない「団結署名」を呼びかけました。あちこちで討論が起こり、署名に応じる受験生が次々とあらわれました。丸一日の展開で全学部の受験生と革命的合流をかちとったぞ!
 われわれの圧倒的迫力で、東京から派遣された法大職員もまったく手出しはできなかった! この勢いは誰にも止めることはできない! 法大ストライキ—学生ゼネストに向け、ともに闘おう!

 第4章 ブルーリッジの長崎寄港阻止行動に決起 長崎 UA

 2月5日午前10時、米海軍第七艦隊の旗艦「ブルーリッジ」(1万9600㌧)が長崎に寄港し、私たち「長崎労組交流センター(準)」は、長崎港に結集した長崎の労働者とともに怒りの声をあげました。
 米オバマ政権は大恐慌への突入の中で、ガザを侵略したイスラエル支持を表明し、アフガニスタン−中東での侵略戦争を一層推進しようとしています。また景気対策の一環として「公共事業に使う鉄鋼などにアメリカ製品を使う」ことを義務づけた「バイ・アメリカン」条項を盛り込み、保護主義とブロック化への道を進もうとしています。このオバマ政権の戦争政策の一環として「ブルーリッジ」の入港が強行されたのです。
 長崎への米軍艦船の寄港は4年連続です。米の先制攻撃戦略、米軍再編のもとで、米軍艦船が日本の「民間港」への寄港を繰り返しています。長崎では労働者の怒りが日々高まっています。
 求められているのは、オバマ政権を打倒し、麻生政権を打倒する日米の労働者の国際連帯を貫いた闘いであり、この大失業と世界戦争を必然とする帝国主義世界体制を転覆することです。そして労働者を裏切り、圧殺し、帝国主義の支配を下から支えている体制内労働運動を打倒することです。
 ブルーリッジの巨大な姿を目前にして、この軍艦に表現される帝国主義の支配をひっくり返す新しい戦闘的階級的な労働者の闘いを長崎からつくってやる——そんな思いを固めました。

 第5章 2・8ワーカーズアクションin宮城やった 東北大学 F

 2月8日にワーカーズアクション 宮城やりました! 宮城でも、革命情勢を革命に転化する闘いをじゃんじゃんやっています。そしてこの日は仙台市内デモ!
 集会に先立ち、繁華街で街頭宣伝を行いました。のぼりや垂れ幕が林立し、トラメガの声が鳴り響きます。街頭の雰囲気は一気に明るくなりました。ビラがどんどんと受け取られ、あちこちで議論になり、3・15—3・20ワーカーズアクションへの賛同、東北石けん労組スト支持の団結署名が集まります。
 いよいよ集会。青年労働者の勢いある司会で、集会は開始からハイテンション! 「道州制粉砕、東北石けん労組のようにストライキで闘おう、みやぎ連帯ユニオンに入ろう」と宮城労組交流センターからの基調報告で始まりました。
 発言のトップは2波のストライキを打った東北石けん労働組合。この日は総決起で登場! 「ストライキと団交で会社を追い詰めた!」と生き生き報告。さらなるストライキで打撃を与えると宣言、「最後まで実力闘争でガンガン闘おう!」と呼びかけました。
 続いて全金本山労働組合が「『一人の首切りも許さない』という闘いは、裁判ではなくて現場の闘いで勝利した。東北石けん労組は兄弟組合。ともに闘う」とアピールしました。
 教育労働者、東北大学学生自治会の仲間からの発言を受けた後、教育労働者のコールで仙台のアーケード街を突っ切るデモに出発! 青年がデモをバックに記念撮影したり、労働者が手を振ってくれたり。街頭は怒りにあふれている! その怒りと合流できるのは体制内勢力ではなくて「ワーカーズアクション派」だ! 次は3・15!

 第6章 詩 解放理論 介護労働者 風 実

何のために 生きているのか
誰のために 生きているのか
どこに向かって 生きているのか
押し付けられた努力に
誰もが 傷ついているはずさ
それでも、
誰かのために
会社のために
自分のために 必死で生きるための術を身につけて
受けとめて現実と折り合おうとする
何かにおびえて
この社会で、生きていけなくなることにおびえて
1人になることにおびえて
権力者は、その権力を奪われることに恐怖し
権利さえも奪われたものは、今、生きることだけに恐怖する。
権利を守ろうと旗を振る
闘って勝ち取ろうと杭を立てる
奪われたものを取り返そうと武器を手にする。
反撃を始めるものがいる。
自発的に
労働者が闘い 団結することが
甦(よみがえ)る時代
この時代に生きる、
すべての若者よ、結集せよ!
青年労働者、若者たちは、未来の社会の担い手だ。
だから今こそ、団結して闘おう
立て飢えたる者よ!
今ぞ日は近し、覚めよわが同胞