2009年2月16日

法政大 入試に登場 受験生と熱い討論

週刊『前進』06頁(2379号4面2)(2009/02/16)

法政大 文連先頭に入試に登場
 受験生と合流し熱い討論

 2月5日から法政大の入試が始まった。全学連と文化連盟は固く団結し一体となって、東京をはじめ大阪、仙台、広島、金沢など全国各地で行われた入試に登場、受験生と合流、熱い団結をかちとっている。4・24法大キャンパス1千人集会から法大—全国学生ゼネスト、そしてマルクス主義学生同盟1000人建設への闘いが力強く開始された。

 第1章 4・24集会賛同署名次々集まる

 とりわけ初日の登場は決定的だった。文化連盟、出獄同志を先頭に十数人がビラまき、アジテーションを開始。法大当局も公安も、指一つ触れることができない。多くの受験生がビラを受け取り、法大当局が強行した不当処分について討論になる。「処分はおかしい」「大学はカネもうけばかり。職員の目が円マーク(¥)に見える」などなど。資本主義・帝国主義に対する受験生の怒りは根底的だ。「世界大恐慌を革命へ!」「処分絶対反対」の訴えが響く。4・24集会賛同署名もどんどん集まる。
 受験生と全学連・文化連盟の合流を死ぬほど恐れる法大当局・国家権力は2日目以降、厳戒態勢を敷いている。約50人に増強された公安警察は「騒音測定器」を設置、法大職員もビラまき・演説を妨害する看板を準備、最後にはデッチあげ逮捕を狙って暴力的に襲いかかっている。しかし全学連と文化連盟は一歩も引かず闘い、展開をやり抜いている。
 受験生は連日のこうしたむき出しの激突の中に資本主義社会の真実を見て、さらにわれわれに注目・合流してくる。討論はますます熱く、本質的なものになっていく。

 第2章 体制内派に怒り『前進』手に取る

 「京品ホテル労働者の闘いを目の前にして当局と話をつけようとした既成の労働組合執行部は許せない。ああいうのが労働者の闘いをつぶしているんじゃないか」と体制内勢力に怒りを爆発させる受験生。「こういうの読みたかったんですよ!」と『前進』を広げる受験生。当局・権力の弾圧は、彼らの狙いとはまったく逆の結果を生みだしているのだ。
 しかしわれわれは、法大のあり方を絶対に許せない。われわれから授業料を搾り取ってはマネーゲームにつぎ込んで大損失をつくり出し、その穴埋めをとばかりに1回3万5千円の受験料をふんだくる。学生には「資格を取ってエンプロイアビリティ(雇われる能力)をつけろ」などと際限なく競争させるが、内定取り消しを強行する資本には一切声をあげない。
 こんなやつらに大学や教育、ましてや秩序などを語る資格などない! 学生が団結してキャンパスから資本家どもをたたき出す以外に、まともに社会も動かない、教育も行われない。世界大恐慌とは、そういう時代の到来だ。「一人の仲間も見捨てない」「仲間への処分を撤回せよ!」という団結の中にこそ無限の可能性がある。
 4・24集会こそ学生・労働者の歴史選択をかけた闘いだ! 全国の学生・受験生諸君! 熱く団結して労働者とともに09春闘を闘い、4・24法大集会に大結集しよう!