2009年2月 9日

団結ひろば 投稿コーナー

週刊『前進』06頁(2378号6面1)(2009/02/09)

団結ひろば 投稿コーナー

 第1章 京大で非常勤職員の雇い止め反対に立つ 京都大 春川祐二

 晴れ渡った空の下、京都大学キャンパスで2・4京大雇い止め反対集会が打ち抜かれました。京大当局は先日、2010年で5年間の期限を迎える非常勤職員100人を雇い止めにすることを発表しました。これは道州制とまったく一体の攻撃で、大学も資本として生き残るための首切り攻撃です。
 テスト期間中にもかかわらず、多くの学生と支援の労働者が集まりました。周囲の関心も高く、ビラはどんどん受け取られていきます。アピールが次々とキャンパスに響き渡りました。「2010年の道州制攻撃は、自治体を丸ごと企業に売り渡すものだ。大学もその最先頭にある。学生も労働者と団結して、『生きさせろ!』ゼネストをやろう。闘えば勝てる時代に入った。そのことは日本中、世界中の労働者が示している!」
 「松本総長は新聞の対談で、『近い将来、人は地球から出て行って宇宙で暮らすようになる』と言っていた。ふざけるな! おれたちは今、この社会で生きているんだ! 松本総長は学生の未来に責任をとるつもりなんてみじんもない」
 「京大当局は、今まで熊野寮自治会と結んできた確約を一方的に破棄すると言ってきた。絶対に許せない。当局はいいかげん確約にサインしろ!」
 「今日の集会を呼びかけに、各学部の教務窓口に行ったら、正規職員がいた窓口では『自分のことではない』と非正規の職員に話しを交代させた。非正規職員がいた窓口では『自分は責任のある立場ではない』と正規職員と交代しようとした。職場では労働者がバラバラにされている。この現状を乗り越えて、団結しよう!」
 発言の後は、「解雇撤回、松本打倒」のコールで京大経営本部までデモ。扉の前で待ち構えていたのは数十人もの弾圧職員でしたが、「総長にこの申入書を渡せ!」という激しい追及に耐えられず、ついに「わかりました……」と言わざるをえませんでした。完全に学生に圧倒されていました。次は、現場労働者とも団結して、もっともっと攻めていくぞ! 松本総長を引きずり出すぞ!

 第2章 「処分再審査請求」を仲間と共に提出した 法政大 倉岡雅美

 2月3日、停学3カ月処分の再審査請求を文化連盟総勢7人で直接、人間環境学部窓口に提出しに行きました!
 窓口に到着するなり、洞口朋子さん(経済学部・譴責処分)が「人環職員に言いたいことがある! 処分が出たかどうかわからない段階のときに倉岡さんに向かってテスト妨害するなと言ったことはナンセンスだ!」と追及を始めました。
 すると、一貫して処分のことはわからないと言い続けていた職員が自ら「処分が出ることは決まっていた。執行部一任で処分が下された」と暴露! みんなの怒りが事務室中に走りました。と同時に学生センター職員の近藤と警視庁公安への通報係、総務部の小川が「通報があって来た」とぬけぬけと登場し、みんなの徹底追及がさらにヒートアップ☆!
 「出ていけ」としか言えない近藤らに対して私が「こいつら2人が出ていくまで再審査請求は提出しない」と言うと、スゴスゴと退散していくのみでした。
 法大当局へのさらなる怒りと処分撤回まで闘う決意と団結がより一層深まった提出行動でした♪
 再審査請求はけっして「お願い」ではなく、見せしめ処分を全面的に暴露し、私たち文化連盟の団結を固め、処分撤回・法大解放まで永続的に闘いぬく戦闘宣言です。そして処分理由のデタラメさを追及し、2月19日の期限までに回答するよう人環教授会に突きつけました。再審査請求書は「3・14法大弾圧を許さない法大生の会」ブログの2月3日付けに掲載されているので、ぜひ参照してください。

 第3章 電機連合中央委情宣で労働者決起に確信 埼玉・電機労働者 T

 私たち電機労働者は神奈川労組交流センターの支援者とともに、1月29日パシフィコ横浜で開催された電機連合・第95回中央委員会の参加者に向けて、ビラまき、街頭宣伝をJR桜木町駅前で行いました。
 「労働者は闘おう! 職場から革命おこそう!」「首切り絶対反対、一律大幅賃上げをストライキで闘おう」と鮮やかに大書した横断幕が、多くの労働者をしっかりととらえます。
 そしてトラメガからは、年頭の労使フォーラムで電機連合中村正武委員長が『製造業派遣は必要、禁止すると電機産業はやっていけない』と発言した大問題を、徹底糾弾するアピールが声高らかに流れます。さらに「09春闘を一律大幅賃上げ要求を掲げ、職場のすべての労働者が団結してストライキで闘おう」と「生きさせろ!」ゼネストを喚起する呼びかけが続きます。
 今年の中央委員会参加者は、連日派遣切りや正社員のリストラが報じられる情勢下に、さすがに真一文字に口をつぐみ、厳しい緊張した面持ちの人が多く見受けられました。自然にビラを受け取る者、徹頭徹尾私たちの声かけを無視して通り過ぎる者などさまざまです。
 そのような中、たった一人ですが、私たちの署名活動に関心を寄せ、署名に協力する中央委員会参加者が現れました。
 やはり今が革命前夜であることと、労働者は必ず立ち上がるということをあらためて私は気付かされました。これからは、街頭、職場で周りの労働者に向け、さらに精力的に資本に対する怒りの声を組織し、決起を呼びかけ、革命に向けた闘いを一つひとつつくり出していく決意です。

 第4章 全国連杉並支部の旗びらきに参加して 東京 川島義明

 1月27日に開かれた部落解放同盟全国連杉並支部の新年旗開きに参加しました。
 08年をともに闘いぬいた支部員が総結集し、来賓各団体の参加者を加えて、激動の09年を闘う決意を固め合いました。
 関西の全国連西郡支部からは「住宅闘争を『生きさせろ!』ゼネストとして闘う」との連帯メッセージが寄せられました。品川支部は、「きょうだい支部としてともに闘う」と決意を述べました。
 さらに、東日本解放共闘、労組交流センター、都政を革新する会など、各団体のあいさつが続きました。
 杉並支部からは、「今年、資本主義を終わらせる解放運動を発展させよう。階級的共同闘争の力で狭山第3次再審闘争の勝利をかちとろう」との断固たる呼びかけが発せられました。
 アトラクションとして杉並支部の青年がギターの弾き語りで闘いの歌を披露しました。
 初参加の法大弾圧被告の学生は、「杉並支部が差別糾弾闘争を貫いて団結を組織してきたことに学んできた。法大の処分撤回闘争を学生ゼネストへと必ず発展させる」と決意を述べました。
 激動の2009年の闘いの幕開けにふさわしい、内容豊かな旗開きでした。
 狭山闘争と西郡住宅闘争を全力で闘い、差別・分断攻撃を打ち破って、ブルジョアジーの階級支配を終わらせましょう!