2009年2月 2日

1・24法大集会 4・24千人集会訴え 4学生の処分撤回へ

週刊『前進』08頁(2377号7面1)(2009/02/02)

法大闘争勝利集会 4・24法大1000人集会訴え
 09学生ゼネストの実現へ
 4学生の処分撤回へ闘おう

 内田晶理君を奪還 出獄同志20人登壇
 1月24日「不当処分撤回! 獄中20学生を全員奪還したぞ! 法大弾圧ぶっとばせ! 1・24集会」が新宿文化センターで開催され、法大生・全国学生をはじめ320人が結集した(主催、法政大学文化連盟、3・14法大弾圧を許さない法大生の会、5・28〜5・29法大弾圧救援会)。集会は「4・24法大1千人集会に結集を」との新たな方針を打ち出し、「法大闘争を闘うものこそが、社会を変えてゆく先頭に立とう!」という熱烈な呼びかけが全参加者の決意となった。

 第1章 誇りと団結を取り戻そう

 「4人の処分を撤回させ、09年”生きさせろ!”学生ゼネストの勝利をかちとる総決起集会として大成功させよう」——集会は司会の久木野和也君(法学部・無期停学処分者)の力強い宣言で幕を開けた。
 前日に奪還された内田晶理君が割れんばかりの拍手と熱烈な歓声に迎えられ真っ先に登壇、「昨年7・24集会を目前にして逮捕された私が今日この場に立っているのが大勝利だ!」というアピールに、会場の熱気は一気に高まった。
 続いて法大生の会の内海佑一君が、「処分阻止闘争こそ、学生が教育と誇りと団結を取り戻していく闘いだ。4・24で1千人集会を処分撤回大ストライキとして打ち抜こう」と力強く基調提起を行った。
 集会のハイライトは、出獄同志20人全員が登壇しての決意表明。勝利感と感動が会場に満ちあふれた。さらに、法大闘争をともに闘ってきた8人の弁護士の2月弁護士会選挙にむけた決意表明、動労千葉の繁沢敬一副委員長や青年労働者らの連帯アピールが続いた。
 文化連盟の4人の学友の決意表明で、集会は最高潮を迎えた。続いて織田陽介全学連委員長が闘いの方針を提起(各発言別掲)。
 最後に文連の学友の音頭で団結ガンバローを三唱し、4・24大結集と法大闘争の永続的爆発を誓い合った。

 第2章 08年の闘いに完全に勝利

 1・24集会は第一に、前日に内田晶理君を奪還し、獄中闘争を闘いぬいた学生20人全員の参加を実現してかちとられた。このこと自体が、法大当局—国家権力を完膚なきまでにたたきのめすものだ。われわれは、08年決戦に完全勝利したことを宣言する。何よりも、最長で7カ月にわたる獄中闘争は、常に法大キャンパスにおける文連の闘いと完全に一体のものとしてあった。「一人の仲間も見捨てない」という揺るぎない原則で屹立(きつりつ)した文連を軸に、獄外の闘いがあったからこそ、獄中の学生は意気軒高と闘いぬくことができた。そして5月以降、10・17を頂点とする法大闘争の大爆発は、獄中の仲間への連帯として実現した。まさに、獄内外が相互に獲得しあって団結を一層強化・拡大していく過程としてかちとられたのだ。
 第二に、文化連盟の学生への新たな処分に対する怒りで団結し、処分撤回闘争に打って出る総決起集会としてかちとられた。
 われわれは斎藤君、恩田君への「無期停学」、倉岡さんへの「停学3カ月」、洞口さんへの「譴責(けんせき)」という処分を絶対に許さず、徹底的に闘う。この矛盾だらけの処分こそが敵の最後の手段であり最大の弱点だ。文連・全学連が一体となったキャンパスでの闘い、さらには獄中同志の闘いが増田総長を追いつめたのだ。この処分は本質的に「文化連盟罪」である。まさに文連の4人がけっして仲間を裏切らない団結のみに依拠して人間らしく、誇り高く、当局との徹底非和解を貫いて闘っていることに対する処分だ。
 それゆえ、この処分撤回闘争でこそ全国学生が団結できる。全国300万学生に「文連のように闘おう、生きよう」と呼びかけ、ともに革命に生きる仲間として獲得してゆく、それが処分撤回闘争だ。
 第三に、文連と全学連とが完全に一体となって4・24法大1千人集会という次の方針を打ち出し、参加者全員が自らの主体的課題として4・24集会—法大ストライキを確認したことが決定的である。
 法大の処分撤回闘争は、全世界で闘われている労働者の解雇撤回闘争と完全に一体のものだ。処分・解雇撤回は当局への請願の先にあるのではない。実力ですべてを奪い返していく中にこそある。増田総長や理事会があたかも私有財産であるかのように言って集会のたびに封鎖を繰り返してきたキャンパス中央広場を学生が実力で占拠し、新自由主義のもとで奪われてきた学問・教育・大学支配権を奪い返す。その中で学生が自分たちの持つ社会を変える力に気づき、文字どおり大学の、社会の主人公となっていく無限の展望をもった闘いだ。それが4・24法大1千人集会であり、すなわち09年の法大ストライキの幕開けとなるのだ。
 だからこそ、4・24集会に09年「生きさせろ!」ゼネストの成否がかかっている。法大闘争は全世界の労働者階級の未来をかけた闘いだ。すべての仲間は4月24日、法大キャンパスに結集しよう。