2009年1月26日

受験生、直ちに決起 センター試験で宣伝

週刊『前進』06頁(2376号1面3)(2009/01/26)

受験生、直ちに決起
 センター試験で宣伝

 大学入試センター試験が行われた1月17日と18日、闘う学生は、試験会場となった各地の大学キャンパスに登場し、ビラまきやマイク宣伝をやりぬき、受験生との圧倒的な合流をかちとった。
 法大市ケ谷キャンパスには、法大文化連盟と全学連がそろって登場。正門前に並べてあった入校禁止者リストの看板はこの日は一枚もなし。受験生に見られるのを恐れた当局がこそくにも前日にすべて撤去していた。ゼネストと1・24法大闘争勝利集会を呼びかけるビラが、瞬く間に受験生の手に吸い込まれた。
 「大恐慌には革命しかない」という全学連のゼッケンを見て「1789年フランス革命」とつぶやく受験生に、法大生がすかさず「1917年ロシア革命! 一緒に革命しよう!」と返す一幕もあった。
 東北大では、学生自治会がのぼりと横断幕をキャンパス中央に掲げて登場。いたるところで革命やストライキをめぐって討論が巻き起こった。ある受験生は新自由主義大学の現実に「こんなの大学じゃない」と怒りを爆発させ、翌日の仙台市内デモにその場で参加を決めた。そして友達と一緒にデモに参加し、最先頭で革命を訴えた。
 恐怖した大学当局は学生に襲いかかってマイクや拡声器を奪い、羽交い絞めにしてキャンパスからたたき出そうとしてきたが、学生は拡声器を奪い返して逆に試験場の入口まで迫り、最後まで闘いを貫徹した。
 富山大では、ビラを受け取った学生が「ゼネスト」の文字にくぎ付けとなり、ストライキ団結署名に次々と署名した。西頭学長独裁体制打倒の訴えに、学生の親も「頑張って下さい」と声をかけてきた。富大生と受験生との結合に大学当局は消耗し、ほとんど弾圧もできなかった。
 全学連はこのほか、早稲田大を始め都内の各大学にも登場し、大量のビラをまき切った。