2009年1月19日

友部君の分離を強行 「懲役6月」求刑を弾劾

週刊『前進』06頁(2375号6面2)(2009/01/19)

友部君の分離を強行
 「懲役6月」求刑を弾劾

 1月15日、法大4・27暴行デッチあげ弾圧裁判が開かれ、友部博文君に「懲役6月」という断じて許せない論告求刑が行われた。東京地裁刑事第18部の福崎伸一郎裁判長は、裁判から新井拓君を分離し、友部君ひとりに論告求刑を強行したのだ。
 論告求刑に先立ち友部君が「私たちの声と存在を無視し、一方的に分離を強行した裁判所こそ国家権力そのものだ。法大当局とともに、こんな権力をぶっ飛ばそう」と意見を表明した。
 読み上げられた検察官の論告は、敗北感とウソのかたまりだ。「被告人は、退学処分を受けた、法政大学とは何の関係も有しない部外者」「教職員は、必要な最小限度で有形力を行使しているにすぎず、排除行為はなんら違法ではない」「被告人ら学外者を中心とする集団が、表現の自由に名を借りて法政大学が有する大学自治権を侵害しようとし、暴行に及んだ」
 2007年4月27日当日、20人をこえる法大教職員は友部君や新井君たちに突然襲いかかった。手足を持って暴力的排除を繰り返した。論告は、この犯罪行為を塗り隠すために必死だ。警察権力と一体となって学生に暴行を加えることを「大学の自治権」と言い放つデタラメぶりだ。
 7カ月もの長期勾留に加えて、さらに6カ月もの懲役を求める卑劣な弾圧者どもを断じて許さない。
 2月26日には最終弁論が行われる。学生の怒りと団結で法大当局と国家権力を打倒しよう。