2009年1月19日

西郡・旗開き “住宅守り闘おう” 森精機ストと合流し

週刊『前進』06頁(2375号3面3)(2009/01/19)

西郡・旗開き “住宅守り闘おう”
 森精機ストと合流し熱気

 1月10日、部落解放同盟全国連合会西郡支部、八尾北医療センター労働組合、八尾北命と健康を守る会は、130人の闘う仲間とともに、熱気にあふれ、明るく楽しい新春団結旗開きをかちとった。
 団結旗開きでは、主催3団体と末光道正八尾市議会議員の年頭の決意表明を軸に、激闘の08年を全身で一緒に闘いぬいた仲間たちが次々と発言に立った。
 解雇攻撃に対し3波のストライキを打ち抜いた関西合同労組技能育成センター分会の青年労働者が、「われわれは弱者ではない。資本家を打ちのめす闘いを労働者の先頭を走ってやりぬき、今年は森精機との新たな闘いに打って出る」ときっぱりと宣言した。
 続いて5・29法大弾圧を打ち破り、保釈をかちとった全学連の3人の学生が、「橋下打倒の拠点として西郡がある。新自由主義に絶対反対、階級的団結で闘えば勝てることを示してきたのが西郡だ。09年、西郡とともにに『生きさせろ!』ゼネストを闘う」と決意表明した。

 第1章 “住宅明け渡しを絶対阻む”

 これを受けて、支部書記長であり、明け渡し裁判当該の辻西幸子さんが、「去年の2月の差し押さえの時、全国の学生さんの力が私らの励みになった。孫末代まで明るく生きていくために応能応益家賃絶対反対、みんなの力で村を変えていこう」と語った。
 明け渡しと闘うBさんは、「苦しい時期は、学生さんの闘いと『前進』を毎回読んで、それを薬にして立ちあがった。住宅を取られることは西郡の歴史を変えてしまうこと。絶対に阻止しましょう」と呼びかけた。
 差し押さえ弾劾裁判原告も次々と立って、「八尾市は『12月24日までに全額払え』と催告状を送ってきた。断じて許せない」「今年は、応能応益家賃制度と八尾北医療センター民営化との闘いで、体を張ってがんがん攻めて、八尾市を倒し、いい年にしよう」と呼びかけた。
 続いて乾杯し、青年部員が参加した団結太鼓の演舞がひろうされた。その後、全国連品川支部、富崎正人差し押さえ裁判弁護団長、地域の労組、共闘の仲間たちの発言がひきもきらなかった。そしてゲームを楽しみ、「団結音頭」で旗開きを締めくくった。

 第2章 生きさせろ!ゼネストへ

 「08年、私たちは闘い勝利した。11・2は国際連帯の新たな地平を開いた。09年、体制内指導部を打倒し、道州制反対—橋下打倒の『生きさせろ!』ゼネストをともに切りひらこう」(八尾北労組)
 08年の闘いは、世界金融大恐慌を世界革命へ転化する階級的労働運動路線の勝利性を、生き生きと証明した。
 このかん、資本家・帝国主義者どもは、派遣労働者の大量首切りとガザ空爆を強行している。そして、道州制を導入し自治体民営化を進めようとしている。大阪府知事・橋下と田中八尾市長がその先兵として、西郡住宅闘争を破壊しようとあがいている。
 八尾市は、Mさんに対し12月17日までに住宅を明け渡すよう通告してきた。だが、Mさんは「居座って頑張る」と真っ向から対決することを宣言し、12月23日には、村内デモをたたきつけた。続いて、1月18日(日)午後2時から村内デモに立ちあがることが決定されている。
 また、森精機第3波ストに、西郡支部は八尾北労組とともに決起した。二つの闘いは一つになって09年「生きさせろ!」ゼネストをこじ開けている。決戦の火蓋(ひぶた)は切られた。
---------------------------
 西郡住宅闘争を支えよう支援基金要項
 ●無職の方は1口100円から
  仕事のある方は1口500円から
 ●送り先 郵便局の振り替え口座名 「西郡住宅闘争支援基金」 口座番号00960-4-86671
 ●連絡先 八尾市桂町6-18-1 八尾北医療センター労働組合気付「住宅闘争支援基金事務局」
  電話072-991-6332