2009年1月19日

御手洗倒せ!ガザ虐殺弾劾! 1・29経団連デモ JR東のライフサイクル配転阻止! 動労千葉ストに連帯しよう 内田君奪還 1・24法政大集会へ

週刊『前進』06頁(2375号1面1)(2009/01/19)

御手洗倒せ!ガザ虐殺弾劾! 1・29経団連デモ
 JR東のライフサイクル配転阻止! 動労千葉ストに連帯しよう
 内田君奪還 1・24法政大集会へ

 革命的大激動が進行している。1929年を超える大恐慌への突入に対して世界の労働者人民が立ち向かっている。「生きさせろ!」のゼネスト決起が始まっている。支持率が20%を割った麻生政権は完全にボロボロだ。1〜4月大攻勢を組織しよう。1・24法大闘争勝利集会に大結集しよう。全国労組交流センターが呼びかける1・29第2波経団連デモに総決起しよう! さらに2・16労働者総決起集会(要項2面)の成功へ全力で闘おう!

 第1章 賃下げ・大量解雇に団結とストで反撃を

 1月15日、日本経団連と連合の首脳懇談会が行われ、「雇用安定・創出に向けた労使共同宣言」なるものが出された。その狙いはただひとつ、労働者が団結して資本家に立ち向かってくるのを「労使一丸」で阻止することである。こんなものは徹底粉砕あるのみだ。
 「雇用創出」だって?だったら御手洗はキヤノンの派遣切りをまず全面撤回しろ! 住居から追い出すな! リストラ・退職強要をやめろ! 内定取り消しを取り消せ!
 トヨタやキヤノンなど大手製造業16社の内部留保の合計は、08年9月末で34兆円もある。その金は、労働者を酷使して搾り取ってためこんできたものだ。直ちに全部吐き出し、労働者に返せ!
 だが御手洗ら資本家階級は、絶対にそんなことはしない。自分たちの利益を確保するため、今以上の犠牲を労働者に強制しようとしている。それどころか「雇用創出」「失業対策」と称して政府に税金を使わせ、その税金をも資本家らのもうけにしようとしている。
 そもそも「9割の労働者を非正規雇用に」と言って派遣法改悪を推し進めてきたのは誰なのか?経団連前会長の奥田であり、現会長の御手洗ではないのか。派遣切りやリストラは経団連の政策そのものではないか。
 実際に年度末に向かって、失業がどんどん拡大しようとしている。「派遣09年問題」があり、06年に派遣となった労働者は今年3月以降に次々と契約期限切れを迎える。厚労省が発表した8万5千人どころの話ではない。「6月までに170万人の雇用が削減される可能性がある」(1月12日、東京新聞)とさえ言われている。派遣切りにあった労働者の餓死や飛び込み自殺で電車が止まる回数も増加している。労働者が生きることもできない社会は、絶対に変えなければならない。
 御手洗は、今春闘での賃下げも明言した。連合の高木が「物価上昇による賃金の目減り分の回復」を要求したが、御手洗はあっさりと「賃上げは困難」と言い切った。御手洗も麻生も労働者をなめている。
 経団連と連合が協議しようとしている「ワークシェアリング」は、資本家の利益は損なわれない一方で、労働者全体の大幅賃下げを狙い、労働者を分断するものだ。かつて99年に「ワークシェアリング」を採用した日野自動車は、「雇用維持を目的にしなかった」と言い、労働時間の短縮(=賃下げ)と同時に人員削減も強行した。経団連は世界大恐慌下で首切りも賃下げも一体でやろうとしているのだ。
 だが彼らは、労働者が資本家に立ち向かってくることを何よりも恐れている。労働者が労働組合のもとで団結すること、ストライキに決起することが最大の恐怖なのだ。
 ところがこうした資本家を支え、「会社あっての労働者」と言って労働者の決起を抑え込んできたのが連合指導部を始めとした体制内労組の幹部たちだ。今こそこうした者たちと徹底的に闘い、ぶっ飛ばそう。「健全な資本主義に戻そう」と主張し、「ストライキはやらせない」ことで資本家を救済する日本共産党と徹底対決しよう。

 第2章 自治体と教労先頭に道州制攻撃うち破れ

 1月3日の日経新聞で御手洗は、道州制の導入をあらためて宣言した。「道州制を導入し、非効率な部分を省けば社会が変わる。10程度の道州に再編すると、九州はオランダとほぼ同じ面積になる。それぞれの地域が欧州並みの力を持ち得る」
 まったくのペテンだ。実際には自治体を丸ごと民営化して、大独占資本が道州をもうけの道具にするためのシステムをつくるということだ。攻撃の核心は、公務員360万人の一旦全員解雇・選別再雇用(関西経済同友会の提言)の強行による自治労・日教組解体と、それをテコとした4大産別を始めとする日本労働運動の根絶である。
 御手洗・経団連の意を受けた麻生政権は、通常国会に「道州制推進基本法」を提出しようとしている。橋下大阪府知事こそ道州制導入の最先兵だ。だが、労働者が労働組合のもとに団結して反撃を開始すれば、橋下は完全にグラグラになる。
 道州制決戦は国家総掛かりの労働運動絶滅攻撃だ。しかし、国鉄分割・民営化攻撃と闘い、勝利してきた動労千葉の地平がある。自治労・教労など4大産別の労働者は総決起しよう。あらゆる職場・組合で、動労千葉労働運動を実践しよう。
 御手洗・経団連は、派遣と正社員、民間と公務員を競争させて労働者を支配しようとしている。だが労働者はひとつだ。派遣も正社員も公務員も団結してストで闘えば勝てる。道州制粉砕・民営化阻止を掲げて1・29経団連デモに立とう。
 「生きさせろ!」ゼネストは、大恐慌を世界プロレタリア革命に転化する展望を開く。労働者は自分たちの力で資本家や政府と闘い、社会を変えることができる。労働者が工場を回し、人間が生きるためのすべてを生産している。社会の真の主人公は労働者なのだ。
 多くの労働者、とりわけ青年層が資本による首切り・賃下げ・貧困化の攻撃によって人間的尊厳を奪われ、屈辱を強いられている。これへの怒りが「生きさせろ!」の闘いだ。失業や低賃金で生活できないからだけではない。労働者としての誇りと団結を実力で奪い返し、賃金奴隷の鎖を断ち切る闘いになる。
 労働者が1日、「今日はみんなで休もう」と団結すれば、全国の生産ラインが止まる。ストで労働者の力を御手洗・経団連に思い知らせてやろう。資本家・経営者を職場からたたき出し、資本家が牛耳る巨大な生産力を労働者が全部奪い返して、おれたちが社会を動かそう。それが革命だ。

 第3章 1047名解雇撤回2・16集会大結集へ

 国鉄1047名解雇撤回、09春闘勝利、「生きさせろ!」ゼネストへ動労千葉が呼びかける2・16労働者集会への大結集をかちとろう。動労千葉は青年労働者を獲得し、「生きさせろ!」ゼネスト闘争の先頭でストライキに決起しようとしている。ライフサイクル粉砕のストを構えて全力で闘っている。動労千葉に断固続こう。
 日帝・麻生と日本経団連・御手洗の賃下げと大量解雇の攻撃と闘い、09春闘勝利、「生きさせろ!」ゼネストを実践していくために決定的なことは、資本の攻撃を「労使一丸」で支える連合など体制内指導部との党派闘争だ。とりわけ解雇撤回を投げ捨て、動労千葉を排除し、国鉄1047名闘争を解体しようとしている4者4団体の屈服と敵対を粉砕することが死活的である。
 同時に「派遣切り」などの大リストラ攻撃にストライキと労組的団結で闘わず、行政依存の「労働者救済」論で闘いを押さえ込む体制内指導部との闘いの重要性である。労働者は「救済」の対象か? 違う。自己解放と革命の主体だ。労働組合で団結し、ストで資本と闘うことこそ、賃下げと解雇を打ち破って勝利する道である。
 4者4団体を始め一切の体制内指導部との党派闘争を貫き、2・16集会を大成功させよう。第2次国鉄決戦—国鉄1047名闘争を基軸に4大産別決戦に総決起していこう。
 さらに街頭はもう一つの職場だ。団結を拡大するための街頭宣伝活動を圧倒的に展開しよう。
 米帝・イスラエルによるガザ侵略—パレスチナ人民大虐殺を絶対に許すな! 死者は千人をはるかに超えた。大恐慌の爆発のただ中でこの侵略戦争を推進しているのは米帝だ。米国務省は9日、「戦闘終結の必要条件はハマスによるロケット弾攻撃の停止だ」と言い、イスラエルのガザ攻撃継続を公然と容認した。
 プロレタリア世界革命に向けた労働者階級の国際的団結こそがこの侵略戦争を止める。動労千葉を先頭に国際連帯を強化しよう。09春闘と3・20国際反戦闘争へ。全国各地で「生きさせろ!」ゼネストを爆発させよう。