出獄と新年のアピール
出獄と新年のアピール
第1章 5・29法大デモ弾圧
第1節 労働者が権力取る 法政大学 内山佳久
08年、法大闘争は5・29法大戦闘と11・2労働者集会への文化連盟の登場をもって、世界の労働者との熱い団結をかちとった。
法大闘争は、帝国主義や法大当局との非和解を貫き、学生の団結した力にのみ依拠して闘ってきた。闘いの中で、学生が本来持っている力がどんどん引き出され、帝国主義に破壊されてきた人間的共同性を奪還していった。労働者の団結した力にのみ社会を変え、歴史を変える力があることをはっきりさせて闘ってきた。
資本主義は終わった。資本家には社会を運営する力はない。労働者が権力を取る時だ。
09年、法大闘争でつかんできたマルクス主義を貫いて、労働者階級の団結を徹底的に組織しよう。労働力商品として扱われる労働者階級の根底的な怒りと結合し、青年労働者と学生を先頭にして「生きさせろ!」ゼネストを爆発させ、世界革命に突き進もう。
第2節 法大から革命を! 法政大学 内海佑一
獄内外の団結した闘いによってわれわれは奪還された! 大勝利だ!
ここにわれわれは11・2を頂点とした08年決戦の完全勝利を宣言する。そしていまだ獄にとらわれている星野同志を絶対に奪還することを決意し、09年ゼネストに向かってただちに総決起しようではありませんか!
世界は革命情勢であり、世界中の嵐のようなストライキが資本主義体制を根本から覆さんとしている。生きていけない労働者が膨大に生み出され、今や死に体となった資本主義体制を打倒することは全労働者階級の急務である。
確かに資本主義は社会の発展をもたらしたが、それも生前の話だ。今や害悪でしかなくなった資本主義を打ち倒し、労働者が社会の主人公に躍り出よう!
闘えば必ず勝てる! 国家権力の全体重をかけた攻撃をわれわれは打ち破った! 次は権力を取る番だ!
法大から革命を! あらゆる職場から革命を! 全労働者階級は団結し、ともに闘おう!
第3節 全国大学でストへ 京都大学 原田幸一郎
「資本の支配を今すぐにぶっつぶせ!」 全世界の労働者人民が戦争と大恐慌に怒りを爆発させて立ち上がっている。資本家階級は労働者階級と非和解だ。労働者学生が資本主義と階級社会の歴史に革命的決着をつける時が来た。動労千葉の提起する「生きさせろ!」ゼネストこそ全人民が団結し、世界を革命する方針だ。おれたちが職場・大学を支配すれば資本も体制内派も一撃でぶっ飛ばせる。おれたちにはすごい力がある!
全学連は、組織絶滅攻撃をはね返して世界の学生反乱の結集軸として法大闘争に大勝利している。大恐慌と立ち向かい「労働組合をよみがえらせ資本主義打倒の革命をやろう」の旗を打ち立てた。革命家として獄中で成長した学生が合流した。こんなすごいことがあるか! これが革命の現実性だ! われわれの固い団結と路線を全労働者・学生に広げよう。社会の主人公としての労働者をおとしめる資本・当局・体制内指導部を打倒するストライキを法大と全国大学でぶち抜こう!
第4節 単一の労働者党を 大阪市立大学 山本進
大恐慌を革命へ! 「生きさせろ!」ゼネストを実現し、世界単一の労働者党を! 全国300万の学生は法大先頭にゼネストやろう!
資本主義は終わった! 過剰資本・過剰生産力が生み出した空前のバブルは崩壊し、あらゆる企業が減産、生産停止、倒産に追い込まれている。膨大な労働者がクビを切られ路頭に投げ出されている。労働者がつくり出したものが資本家どもに所有される資本主義のもとでは破壊力になって労働者の生活を破壊している。こんな資本主義と労働者は絶対に相いれない。今こそ労働者が主人公になる社会をつくるために革命やろう! 「キャリアパワー」とあおりたて学生を企業の奴隷にしてきた当局のあり方は、資本主義もろとも破産した! この破産者たちにとって代わるのは何か? われわれ学生の団結だ! 300万学生は労働者とともにゼネストやろう! 誰がこの社会の主人公なのか、09年ではっきりさせよう。
第5節 労働者に変革の力 大阪市立大学 後藤玲子
さんざん搾り取ったあげくいらなくなったら紙切れ一枚で解雇し、住む場所からもたたき出す。こんな労働者をボロきれのように扱う資本主義を一刻も早く打倒しよう! はっきりさせたいことは、労働者は派遣村や厚労省の講堂をたらい回しにされるような「救済の対象」なんかじゃないってこと。 社会を動かしているのは労働者であり、この腐りきった資本主義社会を根底から変える力を持っているのも労働者です。 渦巻く「生きさせろ!」の労働者の怒りと結合して、「労働者に社会を変える力はない」と労働者に絶望を組織し、資本主義を延命させるためだけに動き回る体制内労組幹部を絶対にぶっ飛ばす! 工場も寮も、労働者が造ったものだ! それを「私有財産」などといって労働者をたたき出す資本家から社会のすべてを奪い返す、09年「生きさせろ!」ゼネストを闘いとりましょう!
第6節 世界革命の第1年 広島大学 中島敦史
心から親愛なる労働者階級のみなさん!
史上最大の大恐慌が現実化した2008年が暮れ、人類史の新たなページを開く世界革命の第1年となるべき2009年が明けまして、革命的におめでとうございます。
絶望と屈服の道を拒否して勝利をもぎりとらんとする国際プロレタリアートが、体制内諸勢力の妨害をぶち破って実現した11・2国際労働者集会。ここで明らかにされたことは、その存在そのものからして革命的である労働者階級が国境を越えて団結したとき、どんな反動も彼らから革命を奪うことはできないということだと思います。
この地平に立って、労働者の存在や闘いを低めようとする一切の反動勢力を労働運動の戦列からたたき出し、わき上がる階級的怒りをゼネスト、武装蜂起、プロレタリア独裁樹立に向けて組織しましょう!
僕たち法大闘争の戦士たちは、今年もガンガン闘います! 激闘を極めた08年の闘いさえ、まだ準備運動に過ぎなかったと思えるくらい大暴れして、世界中を大いに沸かせたいと思います! ともに闘わん!
第7節 最高の仲間と団結 広島大学 野地川泰介
獄内外を貫く団結の力で奪還をかちとり、これから何ができるかワクワクしているところです。
私たちが昨年切り開いた地平は本当にすごい! 5・29法大戦闘から11月集会に至る過程で生み出された団結は、世界の労働者階級に誇れる闘いです。自分たちの持つ力を低めず、労働者階級全体の利害を貫く断固とした団結=組織があれば、絶対に労働者は勝利できます。昨年つかんだこの確信を階級全体に押し広げるために最先頭に立って闘う決意です。
獄中に入っている間にも資本主義は史上最大の危機を更新し続け、私たちは最大のチャンスを迎えています。この情勢の中で最高の仲間とともにさらなる団結の深化・拡大をかちとり、09年ゼネストの嵐を巻き起こそうではありませんか!
第2章 7・24法大集会弾圧
第1節 組織者として闘う 東海大学 市川知寛
われわれは08年決戦を闘いぬき、1年前では考えられなかったような地平を築き上げました。09年は、さらに情勢が動きます。さらに革命的な地平を切り開けるでしょう。
日本でも、労働者への大量首切り攻撃が始まりました。しかし、体制内勢力がやっていることは、相変わらず支配階級への「お願い運動」でしかありません。これは戦争への道です。「ニセモノ」に労働者を従属させてはいけない。
やはり、私たちが最高の組織者として、私有財産をテコにした搾取・収奪に対する労働者の怒りを組織しなければなりません! ゼネストから革命を始めよう! 社会を止めるも、動かすも、すべて労働者階級が決めるのです! (違法争議ですが)連帯ストを組織することなども視野に入れて、闘っていきたい。
そのためには、法大闘争で労働者・学生を党に圧倒的に組織することが必要です。09年、学生運動は階級闘争の最高の組織者として闘おう!!
第2節 意見陳述集は宝物 広島大学 鈴木研也
明けましておめでとうございます。無事獄中闘争を闘いぬき、年内に奪還されました。この場を借りて、支えてくれた数多くの方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
しかし東京地裁は同時に捕まった内田さんには保釈却下という暴挙を続けています。即時奪還を目指して、私たちは09年を闘いぬく覚悟です。
被告団の意見陳述集を読まれたでしょうか。あの本は私の宝物です。私たちの存在そのものです。私たちの関係は、私が人生をかけて求めてきた人間関係です。私たちは法律がどうであろうと、どんな規制や抑圧があろうと、一人のために、一つの大学のために自分の存在をかけきれる存在です。私は、私たちこそ共産主義社会を構成する人間の姿だと確信しています。
08年、私は獄中で自由になりました。獄外の闘いが、私を励ましてくれました。そして09年、獄中同志は獄外で闘います。国際的な労働者党建設、革命勝利のために!
第3章 富山大ビラまき弾圧
ストで大学占拠を 富山大学 武藤淳範
4月15日に富山大学のクラス討論で逮捕されて以来、7カ月の獄中闘争を闘いぬいて帰ってきました。「11・2」の勝利の力、労働者階級の団結の力で奪還されました!
12月4日に富山大の学長選挙が行われ、私を弾圧した張本人、現職の西頭が3人の候補の中で最低の得票数。ところが学長選考会議を構成する学外委員、すなわち資本家階級の意思によって西頭が学長に再任された。絵に描いたような独裁だ! 大学として完全に終わっている。
支配階級は学生に、良い成績をとればバラ色の未来が待っているかのような幻想を振りまき、借金してまで高い学費を払わせてきたが、新自由主義は破産し幻想はぶち破られた。
資本主義はスターリン主義反革命に助けられて延命してきたが、ついに命運が尽きた。資本家的私的所有を廃止し人類史を新たな段階に押し上げる大事業の担い手、国際主義の労働者党が「11・2」で姿を現した。
資本家階級は学生をあくまで従順な労働力商品として使い捨てるために、西頭を無理やり学長に据えたのだ。こんな大学ぶっ壊した方がいいんだ。
ギリシャのように暴動を起こそう。ストをやって大学を占拠しよう。
法大文化連盟への退学処分粉砕は、世界革命の突破口を開く。全国学生は4人の処分粉砕で団結しよう! 1000人のマル学同を建設しよう!