全国で年末年始大街宣 怒りの署名続々
全国で年末年始大街宣
「生きさせろ!」怒りの署名続々
12月29日を皮切りに、全国労組交流センターによる年末年始の「生きさせろ!」大街宣が1月3日まで6日間連続で行われた。29日の初日は東京・錦糸町駅。「派遣切りや使い捨て解雇は許さない。労働者の団結の力とゼネストで社会を変えよう!」と訴え、1・8日本経団連デモへの参加を呼びかけた。
街頭を行き交う労働者たちの怒りは沸点に達している。錦糸町駅前では、わずか3時間でゼネスト団結署名217筆、カンパ5万6千円が集まった。派遣会社の派遣側の社員も署名。トヨタに連なる森精機でのスト決起に圧倒的な共感が寄せられた。
大晦日の31日は、東京西部ユニオンと交流センターの仲間が新宿駅西口に展開。この日も3時間で署名250筆、カンパ6万2千円が集まった。大変な手ごたえだ。銀行で働く非正規職の女性は「すべての人が安心して働ける社会をつくろう」とのメッセージを寄せた。コンビニの夜勤で働く青年労働者は、その場で交流センターとのメール交換を始めた。
年が明けた元旦、全国各地で一斉に街宣活動が行われた。東京は昨年、日研総業を解雇された「加藤青年事件」の現場となった秋葉原電気街での街宣。東部ユニオンの仲間を中心に35人が展開した。「職場も寮も労働者のものだ!」「自民党や民主党のいう選挙ではなく、職場占拠を!」との激烈な訴えが大きな反響を呼んだ。署名398筆、カンパは10万円を突破した。
大阪は梅田ヨドバシに店舗があるコムサ前。コムサを解雇された後藤玲子さんや法大弾圧で獄中から奪還された学生たちを先頭に40人が参加した。森精機の3波のストを打ち抜いた関合労の青年もアピール、注目を浴びた。関合労大阪東部支部と泉州支部連名の2千枚のビラが労働者の手に吸い込まれた。
神奈川ではJR川崎駅頭で街宣。「署名したいけど住所がない!」という青年の切実な訴え、学生や滞日外国人の積極的な署名が目立った。
宮城の労働者・学生は、初詣スポットの塩釜神社近くの本塩釜駅前で街宣。「革命元年、明けましておめでとう」「春闘はゼネストを!」と鮮烈に訴えた。広島の仲間は、初詣でにぎわうNTTクレド基町前に展開した。
郵政民営化の破綻と連合JP労組中央の職場支配が根底から揺らぎ始めている全国の郵政職場でも、元旦から一斉にビラまき・街宣が行われた。東京銀座局をはじめ都内各局、神奈川県の各局、広島の各局などで、賀状配布などに携わる労働者たちに対し、交流センターに集う現場労働者が先頭に立ってビラを配布した。