2009年1月12日

経団連デモ360人が立つ “御手洗は出て来い”

週刊『前進』06頁(2374号1面3)(2009/01/12)

経団連デモ360人が立つ
 “御手洗は出て来い”

 「御手洗(日本経団連会長)出てこい」「経団連をぶっ飛ばせ」——360人の労働者・学生が東京・大手町の経団連会館を包囲し、怒号が飛び交った。一切の責任は奴らにある。労働者を犠牲に生き残るなど断じて粉砕する。
 全国労組交流センターの呼びかけで1月8日、日本経団連へ第1波のデモがたたきつけられた。労働者の怒りはこんなものじゃない。経団連デモに労働者や学生が1千人、5千人、1万人と集まれば情勢を動かせる。
 「このデモは労働者の力で資本主義を終わらせるデモだ。森精機のストに続いて『生きさせろ!』ゼネストをやろう」「派遣も正社員も公務員労働者も一つだ」——デモ出発前に気勢を上げた。
 「体制内労働運動をぶち破れば労働者は壮大な決起をする。巨大な生産力を労働者が全部奪い返して、俺たちが社会を動かそう」と動労千葉の佐藤正和・新小岩支部長。ライフサイクル阻止のスト突入体制を宣言した。
 日比谷公園から移った練馬の派遣村から十数人が参加した。「悪の総本山は経団連だ!」。法政大学の倉岡雅美さんは「労働者や学生は救済の対象ではない。すべてを動かす誇り高い存在だ。経団連をぶっつぶそう」。熱烈なアジテーションでデモ参加者は高揚した。
 次回の経団連デモは1月29日。