2009年1月12日

全世界でデモが爆発 ガザ侵略徹底弾劾イスラエルでは10万人

週刊『前進』06頁(2374号1面2)(2009/01/12)

全世界でデモが爆発
 ガザ侵略徹底弾劾イスラエルでは10万人

 12月27日、イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザに対する大規模な空爆を開始した。連日の空からの攻撃に加えて海上の艦艇からも砲撃し、1月3日夜には地上からの侵攻に踏み切った。
 イスラエル軍は学校や避難所を攻撃するなど無差別虐殺を続けている。7日現在、イスラエル軍の攻撃による死者は700人を超えており、その何十倍もの負傷者が出ていることも明らかだ。イスラエルのガザ侵攻を絶対に許さない!
 ガザ攻撃に世界各地で抗議行動、デモが爆発している。日本では1月3日、8日の東京でのデモなどが闘われている。
 12月30日にサンフランシスコで1万人がイスラエル領事館付近で集会とデモを行ったほか、全米各地で抗議の全国統一行動が闘われた。
 ロンドンでは12月28日、イスラエル大使館前に1000人のデモ隊が押しかけ、抗議の投石を行った。このほかヨーロッパ、中東と全世界で闘いが起きている。
 決定的なのは、イスラエル国内で闘いが爆発したことだ。12月28日、アラブ系イスラエル人がイスラエル全土でゼネストに決起した! さらにきわめて重要なことは、パレスチナ人とユダヤ人が手を組んで決起し始めていることだ。とくに1月3日、イスラエルの大都市テルアビブで1万5千人が参加したデモが闘われた。また同日、パレスチナ人の多い北の都市サクニンで10万人以上が参加した巨大なデモが闘われた。
 テルアビブの闘いでは「ユダヤ人とアラブ人は敵同士であることをやめよう!」「ユダヤ人とアラブ人は人種差別・民族差別に対して闘おう!」「平和なくして安全なし。資本の支配を解体しよう!」といったスローガンが多数掲げられた。
 今回のイスラエルの攻撃はアメリカの全面支援を受けたものだ。世界恐慌の世界戦争への転化が始まったということだ。 世界戦争に対決できるのは国際的に団結した労働者階級の闘いだけだ。労働者の団結で帝国主義を打倒しよう。