2009年1月 1日

法大弾圧裁判 5・28「暴行」デッチあげ 星・正木らを徹底追及

週刊『前進』12頁(2373号4面2)(2009/01/01)

法大弾圧裁判 5・28「暴行」デッチあげ
 星・正木らを徹底追及
 5・28法大暴行デッチあげ裁判 偽証は次々と破綻

 12月15日と16日、法大5・28暴行デッチあげ裁判の第6回、第7回公判が行われた。東京警備保障の警備員・星景、正木敦行が「被害者」証人として登場した。闘う学生への暴行や尾行、デッチあげ弾圧にまで手を染めた極悪の先兵への怒りが法廷を包んだ。
 まず新井拓君が意見をのべた。「星や正木や富山への尋問が残っていることを口実に、裁判所は無理に裁判日程を入れてきた。私たちへの勾留を長引かせ、同時に警備員への反対尋問を短くさせようとする人質司法だ。破綻した資本主義や麻生政権、増田体制と一体のあがきを止めろ」
 中島宏明君も立ち上がった。「反対尋問の準備をさせろ。東京拘置所では裁判の調書もすぐに届かず、まともに証拠の検討もできない。私たちの身柄を解放したら検察立証が成立しないということだ。直ちに釈放せよ」
 裁判所と検察が一体となって警備員のデッチあげ証言を擁護している。断じて許せない。
 星が呼ばれた。緊張した真っ赤な顔で、新井君の方を一瞬盗み見る。星のデッチあげで、新井君は7カ月近くも勾留されているのだ。星は警備員をしている理由として「学生から非難され嫌気がさし一度はやめたが、学生部の浅見信一に『信頼している』と言われて気が変わった。今は腹を決めている」とのべた。
 警備体制の実態を聞かれると「殴ったり蹴ったりする隊員はいるがケースバイケースだ」。さらに、文化連盟の学生をつけ回していることを聞かれると「4人の巡回部隊がやっている。動向を確認したら、無線で連絡を取って日報に記入している」と言い放った。
 新井君や中島君については「私には学生という認識はない。彼らが何を訴えているか知らない」と答えた。毎日顔を合わせながら、不当な入構禁止や退学処分と闘う学生を人間扱いしない腐敗ぶりに怒りの声があがる。
 新井君の「暴行」場面について弁護人が追及した。「助走をつけ体当たりされ、1㍍もドアの中に入られた」と言うが、防犯カメラの映像にもそんな場面はない。「殴った」とする場面の映像も、新井君の腕は星の顔から遠くにある。デッチあげのストーリーは完全に破綻した。
 正木は、中島君に暴行事件をデッチあげた「被害者」証人。率先して学生を蹴り、突き飛ばし、トラメガを奪い取り、つけ回してきた実態を弁護人が突きつける。「私ではない。記憶にない。やっていない」と偽証を連発するが、通用しない。星が事前に認めているからだ。正木、星、お前たちこそ暴行の常習犯だ。
 正木への反対尋問は続行される。こんな連中が被害者面することはこれ以上許さない。新井君と中島君と共に闘い、ただちに取り戻そう。