“パトリオットいらぬ” 百万署名、労組など岐阜基地に配備反対デモ
“パトリオットいらぬ”
百万人署名運動、労組など岐阜基地に配備反対デモ
11月29日、東アジアに軍事的緊張をもたらすミサイル配備構想に反対し、「岐阜基地へのパトリオットミサイル配備はいらない!」のスローガンを掲げて、集会とデモ行進が「各務原行動実行委員会」の主催で闘い抜かれました。
集会は、各務原で基地闘争に取り組んできた住民を中心に岐阜、三重、愛知の百万人署名運動、ス労自主、東海合同労組など労働組合も加わって約50人が参加しました。
主催者から力強いアピールがありました。「ミサイル配備はアメリカの先制攻撃戦略から出ている。国民保護法と組み合わせて戦争体制に国民を組み込んでいこうとしているが、米軍再編、自衛隊の変貌(へんぼう)などにも目を向け、戦争協力拒否の声をあげていきたい」「補給廠(しょう)のある基地と軍需産業を守るために住民の頭にミサイルの破片が落ちてくる。自治体は実態を知らないまま協力させられている。配備反対の声を強めていきましょう!」
このアピールと行動提起を受けて、岐阜基地まで約2㌔の道のりをデモ行進し、市民と隊員に「配備反対!」を訴えました。
基地に隣接する宿舎では、子どもたちが駆け寄ってきて「パトリオットはいらない」と一緒に声をあげ、市役所の近くの住民は道路に出てデモ隊を激励しました。
岐阜県警と基地の警備隊はこれまでにない規制を加えてきましたが、10団体あまりが基地への申し入れ行動を行いました。「パトリオットミサイル配備反対!」の声が基地を最後まで揺さぶりました。(投稿/S)