団結ひろば 投稿コーナー
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第1章 11・2、11・9を闘って 京品ホテルに宿泊し檄布と署名を手渡す 岡山 ミスター・リー
11月2日、京品ホテルに宿泊しました。品川駅の前にマイクを持って街宣している人がいる。ホテルの壁には、たくさんの檄布が、抗議文が張ってあり、早速チェックインして、街宣している人に檄布(げきふ)と署名を渡した。東京ユニオンの執行委員長の渡辺さんと書記長の島崎さんに手渡し、激励してまいりました。今連休中なので休み明けには何かの動きがあるのでは、と言っておられました。
その夜は自主営業中の居酒屋で食事をしたのだが、客席は満席で、支援の人が続々来ているのではと思うほど繁盛していて心強く思った。
その日も遅くまで街宣しておられ、次の日の朝も数名の人が行動を行っていました。11・2の集会で署名と檄布に協力してくださった皆様、ありがとうございました。労働者の手にホテルが取り戻せるまで支援してまいりましょう。
全国の読者の皆様。「京品ホテル、自主営業中!」(http:keihinhotel.blog49.fc2.com/)のサイトに京品ホテルの存続を求める署名用紙がアップされています。署名と檄布を送りましょう。
最後の最後までガンバロー!!
◎送り先/労働組合東京ユニオン京品支部(東京都新宿区西新宿7−22−18)
第2章 11・2、11・9を闘って 国際連帯の真の意味を求めてソウルへ 三里塚現闘 岸本豊和
11月8日夜、ソウル駅前を占拠した前夜祭の人だかり。争議労組の屋台も出て、数千人の労働者、市民が交流する姿は圧巻でした。歌、踊り、アジテーションがひっきりなしにソウルを扇動する。
フィナーレは色とりどりの五角形の熱気球の打ち上げだ。炎で舞い上がった紙風船がソウル駅前のビル間を舞う光景はいかにも幻想的でした。ぜひ日本でもやってみたいと思いました。
警察部隊の動向は、前夜祭=団結の周囲を警備するだけで何が起こるのかとその顔は引きつっていました。それだけ人民の怒りと熱気がすごいということです。
11月9日は、民主労総労働者大会に参加しました。場所は鐘路5街の大学路で4車線道路を600㍍くらい占拠しての座り込み闘争です。日本で言えば東京駅か渋谷駅、新宿駅前を占拠するような集会です。
この集会=闘争も無許可だと思います。何しろ労働者人民の人の波で通路−道路が完全に埋め尽くされているんですから、権力なんかへたな手出しはできない状況でした。しかし、その後のデモが貫徹されずに流れ解散に終わったのは残念でした。
大会に先立つ9日午前は、漢江・楊花大橋のほとりの高圧送電大鉄塔に籠城(ろうじょう)しているハイテックコリアのキムヘジン支会長、コルテックのイイングン支会長への激励行動です。
鉄塔の高さは60〜70㍍、籠城は40㍍の籠の中、死を決しての闘いに自分は圧倒されました。24時間、すでに1カ月近くも40㍍上空で生活するのを皆さんも想像してみてください。自分はすぐに三里塚闘争の77年大鉄塔決戦(開港阻止決戦)を思い出しました。実力闘争のなんたるかを心に刻みました。
国際連帯の真の意味を求めて闘った3日間の闘いが、これからの自分に大きな力になると確信を持ちました。階級闘争は荒々しい時代に突入しています。喜びをもって自分も立ち向かいます。
第3章 11・2、11・9を闘って 処分撤回と市職労の強化へ役選に立候補 宮城・10・20三里塚被免職者 金子哲夫
私は85年10・20三里塚決起で塩竃市当局から懲戒免職処分を受けて以来、処分撤回と塩竃市職労の闘いの強化をめざし闘ってきました。それを踏まえ、11月集会の組織化をかけて、9月に市職労役員選挙に立候補しました。財政赤字を口実とした民営化、賃下げ、団結破壊の攻撃に真っ向から闘いを組もうとしない現執行部のあり方を変え、現場の怒りや悩みを一つにして反対を貫く労働組合運動をつくりたかったからです。
私が立候補すると執行部は突然、「金子には組合員としての身分は存在しない」と言い始めました。「98年の最高裁判決の時に組合員としての身分は失効した」と7月9日の執行委員会で決めたというのです。しかし、私はこれまでずっと市職労の一員として闘いに参加し、役員選挙の投票もしてきました。執行部から「あなたは組合員ではない」と言われたことは一度もないし、そもそも7・9決定は、立候補まで当事者の私に伝えられていなかったのです。組合3役との会見で「立候補時点で私の身分はあった。筋が通らない」と言うと、書記長は「筋が通らないのはそのとおり。しかし、やるしかない」と認めました。副委員長と書記次長は「立候補を認めたら当選するかもしれない。当選してしまったら、その人の身分を奪う提案を大会にするというおかしなことになってしまう」と言いました。自分たちの執行部権力を脅かされると組合員の身分まで剥奪(はくだつ)する、こんなことは絶対に認められません。
労働組合とは組合員を守るための組織ではないでしょうか? 委員長は身分剥奪を正当化するために「三里塚闘争への参加は組合決定ではなかった。最高裁判決が出ている」と強調しています。しかし、全金本山のように首切り処分と闘う組合員を守るのが労働組合の原則だと思います。
今回の問題では職場から「執行部のやり方はおかしいぞ」という声が広範にあがりました。
残念ながら10月17日の定期大会では私の身分を奪う経過報告が通ってしまったのですが、3人の代議員が修正案を出して最後まで闘ってくれました。これは私と彼ら、彼女らがつくってきた団結そのものであり、私はそれを誇りに思います。
これからも仲間とともに原則を貫き、団結を何よりも大切にする市職労運動をつくっていくために闘います。
第4章 11・2、11・9を闘って 団結が血肉になるのを実感する11月集会 民間労働者 朴 智恵
「私たちは、動労千葉派です」。壇上では裁判員制度阻止を闘う弁護士の高山俊吉さんが連帯アピールしています。日比谷に集まった誰もが「動労千葉派」であることを確認し、自信と誇りに満ちて活(い)き活きした顔。その中に私もいます。興奮せずにはいられません。
呼びかけ組合からのアピールで関西生コンの高英男さんが、「組合として違いがあるからこそ団結し連帯する意義がある。呼びかけ3労組は、国鉄1047名解雇撤回をかちとるまで闘うことを確認しました」。この提起で「政治解決」を図ろうとする国労の思惑は粉砕されました。労働者であることの原則を守り抜くこと、信頼し団結して闘うことに労働者として立つことの意味を見いだしたのです。
外国人労働者も多く参加していました。年々国際色ゆたか、というより現実の労働現場の状況に近づいてきたということです。派遣・請負で働かされる在日労働者の姿は、見えないものとして扱われてきました。それが、同じ現場で働く者として認識され、ともに闘う存在になったのです。
11月労働者集会に参加するたびに自分に問いかけます。労働するとは? 労働者とは何者か? そのたびにマルクスの教えを再度確認します。日々の生活の中で分断され区別され、自分さえよければ……という思いにとらわれることを反省し、一人ではない、ここにいる仲間がいる、信頼できる労働者がいる。安心と自信と信頼を感じ、団結という単語が血肉になるのを実感します。勇気と力をもらう集会。それが11月労働者集会であり、在日の私が一人の労働者として連帯できる仲間と出会う場でもあります。
第5章 11・2、11・9を闘って 重大「ヒヤリ」に直面11・2集会に初参加 東京 相馬 修
私の組合の分会では2回にわたって11・2のための学習会的会議を持って、11・2の分会賛同と分会決定での集会参加を決定し、5人の参加が確定していた。
しかし、あと1人の組合員が参加するのか否かはなかなか決まらなかった。その組合員は「集会には興味がないから行かない」と言い張る。しかし大きな転機が訪れた。その彼自身が職場で一歩間違えば死んでいたかもしれない重大事故に直面したのだ。
職場では「ひやり」としたことや「はっと」した事故一歩手前の危険について「ヒヤリ・ハット」を出そうということが資本の側からも励行されている。しかし資本は本当に重大な事故や危険があった時はそれを隠してうやむやにして、本人の不注意による事故であるかのようにするのが常だ。
今回も重大ヒヤリについて組合に敵対する反動分子は上司に報告すると言いながら、それを隠して、死にそうになった本人の不注意で事故が起きそうになったかのように言いくるめようとした。
そのことが11・2に向かう学習会的会議の中で報告され、動労千葉の反合理化・運転保安闘争や動労千葉労働運動とはどのようなものかが議論された。
次の日、本社レベルで重大ヒヤリを大問題化させ、職場の会議でも事故が起きそうになったのは、職場環境にあることをはっきりさせ、安全確保の措置をすぐさまとらせた。
その職場闘争をとおして組合の団結と動労千葉労働運動の何たるかをその当人が身をもって自覚して、ついに初めて11月集会参加に結びついた。
第6章 11・2、11・9を闘って そうです!団結があればなんでもできる 学生 渡久地東亜
11月労働者総決起集会は大成功だったと思います。11月集会は2回目ですが、去年とは雰囲気がまったく違いました。
まず感動したのが韓国の民主労総の発言。「私は今日、このように日本で多くの同志たちとともに、『全世界の労働者よ、団結せよ。資本主義にたいして闘おう』と叫ぶために、海を渡って韓国の民主労総ソウル本部の組合員たちとともにこの場にやって来ました」
開始早々、去年より数段パワーアップしているなと感じました。アメリカの労働者が壇上でなんども「Revolution(革命)」と叫んでいたことも強く印象に残っています。
どの参加者の発言もよかったのですが、僕が一番空気がはいったのは闘うゆうメイトの労働者の発言です。実はこの人、僕の知り合いなのですが、彼の発言、「みなさん、闘うゆうメイトです。11・2日比谷団結してますかー! 団結があればなんでもできる!」——これに11月集会のすべてがつまっているような気がします。
そうです! 団結があればなんでもできる! 革命だってできる!! 来年こそは11月集会に1万人、いや10万人集めたいと思います。
第7章 獄中から 12・14国鉄集会からゼネスト決戦へ! 大阪市立大学 山本 進
世界大恐慌の現実化と、世界中の労働者の闘いの中で、11月14、15日、アメリカで「G20」金融サミットが開かれた。これで新自由主義体制の基軸をなした「G8」体制は崩壊が確定した。「G20」は始まる前から深刻な不一致テンコ盛りですでに破産している。ここにわれわれ、そして全世界の労働者階級の08年サミット粉砕決戦完勝を宣言する!
一方で連合やAFL−CIOなど「階級協調派」=帝国主義労働運動の頭目どもは危機にのたうつ資本家を救済する一点で団結し、金融サミットと同じ時間と空間を共有して「G20労組サミット」を開催した。こんなにもあからさまな裏切り者としての自己暴露は歴史上でも例がない。
世界中の労働者が「敵は誰か」について史上最高に鮮明な一致をかちとれる情勢の到来だ。「体制内派を粉砕し、ホンモノの労働者党を建設する」ことが、全労働者の唯一無二の一致点だ。
その闘いの最先頭に動労千葉とともに立つ5・27臨大闘争弾圧裁判の7被告と国労共闘の呼びかける「12・14国鉄闘争勝利集会」こそ、4者4団体路線を粉砕し、連合支配をたたきつぶす09春闘ゼネストの号砲だ!
「生きさせろ!ゼネスト」を実現する力は、あらゆる弾圧も分岐も恐れない7被告の路線と団結の中に宿っている!
「12・14」に結集し、ゼネスト決戦の火ぶたを切ろう。僕も獄壁をぶち破って「12・14」に参加します!
(法大5・29デモ弾圧裁判被告/東京拘置所在監)
第8章 階級的労働運動の力で星野同志奪還を! 東京・三多摩 加納敏弘
星野文昭様
11・2労働者集会1万人結集運動を進める中で、無期懲役攻撃と不屈に闘う星野同志のプロレタリア革命にむけた闘いと、青年労働者の闘いが限りなく一体化していることをつかみとりました。
ある日のこと、駅頭街宣をしていたら、客待ちをしていたタクシーから運転手が降りてきて、「星野のぼり」をじっと見つめ、再審署名をしてくれました。また、初めて星野さんのことを知った労働者は、「昔は労組も狭山とか取り組んでいたけれど、今はだらしがなくなっちゃったから」と言い、11・2賛同署名にも応じてくれました。
私は、星野街宣では、71年沖縄協定批准阻止闘争が、沖縄と本土の分断をのりこえた青年労働者と学生の実力決起であったことと、現在の青年労働者を塗炭の苦しみに追い込んでいる現実への怒りを重ねて訴えるようにしています。そうすると、71年当時の、集会もデモも禁圧してペテン的沖縄返還協定を批准しようとした日帝に対する「ふざけるな!」という怒りが、「明日解雇になるかもしれない」青年労働者にストレートに響くのです。
これもまたある日のこと、街宣を終わろうとしていたら、商業宣伝用のチラシ配りをしていた20歳前後の青年が、「ちょっといいですか」とわれわれのマイクを握って、「サブプライム・ローンとかわかんねえけど、金持ち、ふざけんな」と、ラップを始めました。
聞いたら、「時給700円で、朝から晩まで配っても7000円にもならない」とのこと。こういう若者が出始めています。
階級的労働運動の力で星野奪還を! 11・29全国集会をその突破口にしたいと思います。
第9章 毎日が資本との闘い10・17で感じたこと 学生 崖っぷちポニョ
10・17法大集会にはとにかく仲間と団結したくて参加した。そのために授業をふっとばして東京まで行ったことは意義のあることだと思う。
法大に実際に入ることによって怒りがこみ上げてきた。門の前には必ず数名の警備員がいて、黒い制服を着た権力の連中が学生を尋問していた。「なんなんだこの大学は」と、信じられない感覚だった。
しかし、その怒りを軸にした集会で、全国学生が正門横の講義棟のドアを全力で開けて突破しようとした。資本と絶対非和解で学生の自治を権力から取り戻す闘いを目のあたりにして感動と興奮で胸がいっぱいであった。全国学生が団結してこそ闘えるんだということが実感できた。大学当局に対し一歩もゆずることなく、むしろ正面から突っ込んでいった。
集会後のデモは自分が解放されるような気分となった。特に「あたり前のことを言って何が悪い」というシュプレヒコールは、本当にそのとおりだと思った。デモの途中に疲れが出てあきらめかけたこともあったが、大きな声を張り上げている隣の学生の姿を見て、あきらめることなく、デモを貫徹できた。ここでも団結の力を見せつけられ、実感できた。
この集会で最も感動的だったのは、文連の学生たちが、この前の全学連大会に増してより活動的になって、法大でぶっ立っていることだった。
10・17法大集会は、11・2へとつながる意義のあるものだった。また、11・2を特別なものととらえるのではなく、毎日が資本との闘いだということを意識して日々闘っていくことが大事だと実感した。
第10章 医療者と患者を特別な関係とする塩川派 長野 S・H
『前進』第2365号「『医療福祉委論文批判』を弾劾する」を読んで、不思議に思ったのは、塩川一派が終始一貫して医療者と患者を対置して特別な関係のように議論している点です。
患者といってもけがや病を負った、医療者と同じ労働者だと僕は考えています。立場は違っても同じ労働者なので、両者が団結して共通の敵と闘う可能性は十分にあると思うのです。だからこそ一般労働者と同列に置くべきだと思うのです。
ところが塩川一派はこういう認識が持てず、医療者と患者を特別な関係のように扱って、いかにもプチブルが喜びそうな美辞麗句を並べ立てている。このへんが塩川一派の思想的限界なのか、それとも労働者を限りなく分断していこうとする意識の表れなのか。いずれにせよ、医療者と患者の団結を展望できない塩川一派は、革命を目指して原理原則を貫いている労働者によって歴史のくずかごに葬り去られるべきだと思います。
医療・福祉というのは社会保障の分野ですが、見方を変えれば「労働者(労働力)の再生」として考えることもできます。けがや病および「障害」を負って働くことが困難になった労働者を、けがや病を治して、または障害を克服(軽減)して仕事に復帰させる目的があると思うのです。
しかし、せっかく治したり軽減したりしても、資本に奉仕するだけの賃金奴隷にしてしまったのではむなしいだけです。何のための「再生」なのかということです。
新自由主義が登場して以来、労働者の使い捨てが始まり、それと同時に社会保障も縮小されてきました。特に小泉政権のもとでは直接資本に寄与しない児童・老人および障害者の医療・福祉はひどいありさまです。当事者のニーズは無視、予算削減の大前提ありきの介護保険・後期高齢者医療および障害者自立支援法などに皆怒っています。
それに政府・資本などは「少子化、少子化」とわめき散らしていますが、そもそも子どもを生み、育てる中心世代となる若年労働者の雇用を不安定にして、経済的に追い詰めているのはお前たちじゃないか。また、産科医師や小児科医師の不足を招いているのもお前たちだ。
今こそ、患者・医療者、老人、障害者の立場を超えて団結だ!!
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第11章 〈投稿規定〉
原稿は600字以内。紙面の都合で短くする場合があります。原稿は返却しません。都道府県名または地方名、職業、所属組織・団体、希望のペンネームを添えてください。
あて先は、〒132−0025 東京都江戸川区松江1−12−7 前進編集局「団結ひろば」係。『前進』ホームページの「安心メール」でも受け付けます。