2008年11月24日

法大弾圧裁判 7・24弾圧裁判 星警備員の偽証を弾劾

週刊『前進』06頁(2369号5面4)(2008/11/24)

法大弾圧裁判 7・24弾圧裁判
 星警備員の偽証を弾劾
 不当勾留を被告が追及

 11月19日、7・24法大弾圧の第3回公判が、東京地裁刑事第21部(半田靖史裁判長)で行われた。公判開始と同時に、被告の鈴木研也君と内田晶理君が意見陳述を求めた。半田裁判長は「不相当」と言って、まったく聞こうとしない。フザケルナ! 3同志への逮捕・起訴は、法大弾圧粉砕の「7・24全国集会」破壊を目的に強行された政治弾圧で、まったく不当だ。裁判長は3人の怒りの声を聞くべきだ。被告団・弁護団・傍聴人が激しく弾劾し、裁判長は「法廷の最後なら」と認めざるをえなかった。
 裁判では、監視カメラ映像(DVD)の証拠採用に対する弁護人の異議を棄却して、映像の上映が強行された。法大当局は、学生弾圧のために無差別に撮影した監視カメラのビデオを何回も麹町警察署に提出している。監獄大学そのものだ。
 続いて、警備員の星景(ほし・けい)の証人尋問が行われた。星は、傍聴に駆けつけた法大生らの怒りの声を浴びて、びくびくしながら証人席に座った。
 星は、弁護人の尋問に「(キャンパスに)入られてしまったら、無線で報告するだけ。追いかけて排除することは警備業法に反するのでしない」と証言した。弁護人の「ジャージ軍団(偽の法大職員)がいなくなったあとは、誰が排除しているのか」という尋問には、「本当の教職員が行っている」と答えた。星の口からも、警備員であるジャージ軍団が身分を「法大職員」と偽って、闘う法大生を違法に排除してきたことが明らかになった。責任者・増田総長は、法廷で真実を明らかにしろ!
 弁護人が、「それでは、証人は法大生らに暴行を振るうことはないのか」と尋問した。「日頃からケガをしないように、させないようにしている」と証言。学生への暴力の常習犯に被告・傍聴人の怒りが爆発した。裁判長は、傍聴人に退廷を連発したが、すかさず内田君が異議をたたきつけた。「退廷になったのは全員法大生だ。法大生は真実を知っているからこそ星の偽証を弾劾した。真実の声を上げた者をなぜ退廷にするのか」
 反対尋問に立った内田君は、5・28「暴行」デッチあげ弾圧のために「全治5日」の診断書を偽造した星を徹底的に弾劾した。そして、警備員が法大生の排除に加担している写真(ビラ)を示して尋問をしようとすると、あわてて検事が妨害した。ここでこの日の尋問は終了となったが、次回も星に対する反対尋問を継続する。デッチあげ弾圧の下手人・星を、次回公判でも徹底的に追いつめよう。
 最後に3人が意見陳述を行った。鈴木君は「われわれには逃亡の恐れも証拠隠滅の恐れもない。私の発言中に、いきなり閉廷した前回公判の訴訟指揮は許せない。裁判長は被告の意見を聞け」。
 内田君は「1週間も後に祖母の死を知らされた悔しさがわかるか。ウソで塗り固められた証拠によって逮捕・起訴され、いまだに勾留されている。星景の証人尋問の通知が来たのが5日前だ。こんなんで裁判の準備ができるか」。市川知寛君は「被告の防御権を侵害する裁判は許されない」と言い、全員がデッチあげ裁判を強行する裁判長を徹底的に弾劾した。
 この日、弁護団は、3人の保釈請求を裁判所へ提出した。違法・不当な勾留を直ちに取り消せ。武藤君の奪還に続き、19人の学生全員の総奪還をかちとろう。