2008年11月17日

富山大学ビラまき弾圧 武藤君を奪還 第3回公判

週刊『前進』06頁(2368号1面2)(2008/11/17)

富山大学ビラまき弾圧
 武藤君を奪還
 第3回公判 大学と警察の結託暴く

 11月10日、富山大学ビラまき弾圧で7カ月間にわたる不当勾留を完黙で闘い抜いた武藤淳範君を保釈奪還した。武藤君は富山刑務所から元気に出獄した。これは法大弾圧と闘う学生全員の奪還に向けた決定的突破口であり、富大当局の学生運動つぶしを粉砕し、富大学生運動を大きくつくりだす決定的な勝利だ。しかし、今回の保釈条件として400万円もの高額な保釈金が課せられたことを徹底的に弾劾する。
 翌11日、富大ビラまき弾圧の第3回公判が富山地方裁判所(岩井隆義裁判長)で行われた。検察側証人として、笹岡博史と市川勇が登場した。自治会破壊、学生運動弾圧を先頭で行ってきた市川に対して弁護士と武藤君が厳しく追及した。
 今回決定的なことが発覚した。市川の証言によると大学当局がすでに1年前から武藤君をはじめ自治会活動家を警察に売り渡すために、富山中央署の警備課と毎月、多い時には月に7度も謀議してきたのだ。
 逮捕当日の4月15日には武藤君が学内に入ったら警察に売り渡すことを前日に決めており、大学前交番に警備課の警官を待機させていた。
 数々の行為に対して武藤君や傍聴席から激しい怒りがたたきつけられた。それに対して退廷命令を乱発する岩井裁判長を徹底的に弾劾し、階級的に裁判を闘いぬいた。
 武藤君保釈奪還の勝利に続き、法大弾圧と闘う獄中の19学生を直ちに奪還しよう。保釈金1億円カンパ闘争に総決起しよう。