2008年11月10日

星野文昭さんを取り戻そう 11・29星野全国集会へのアピール

週刊『前進』06頁(2367号6面1)(2008/11/10)

星野文昭さんを取り戻そう
 11・29星野全国集会へのアピール
 星野無期との闘いはプロレタリアート自己解放=全人間解放の闘いとひとつ

 11月29日(金)東京・四谷区民ホールで「星野さんを自由に 11・29全国集会」が開催される。獄中の星野文昭さんから集会成功にむけたアピールが発せられたので紹介します。第2次再審闘争勝利への道を開くために11・29集会に総結集しよう。(編集局)
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 今年は、11月29日に東京で星野全国集会が開かれます。世界金融大恐慌が深まるなか、労働者・人民の生きさせろの闘いが、世界のどこでも闘われる中での集会になります。
 獄中・家族と労働者・人民の未来を奪おうとする星野無期との闘いは、日々、その未来を奪い返す、その力を蓄積してきた闘いです。今、日本と世界の労働者人民が、すべてを奪い尽くそうという新自由主義と闘い、すべてを奪い返すために世の中を変えようとしている情勢・闘いと、今一つに重なり、一つに未来を開こうとしていることに心が高鳴る思いです。
 今、本当に獄中・家族を支える体制をつくることが問われていると思います。獄中・家族にとって困難は山ほどありますが、それを獲得するものの大きさ、豊かさに転化して闘っていきたいと思っていますので、その思いをともにし、ともに闘うために、多くの友人、心ある人々が参加してくれることを心から訴えます。
 特別抗告棄却は絶対に許せません。しかし最高裁として私の当日の服装が薄青と認めたことは、未練がましく、声とか後ろ姿でも星野と言っているから星野が殴打していたといくら言おうとも、Kが終始言っていることが「きつね色上下の人物が殴っていた」というものである以上、その殴っていた人物は私ではないという以外にありません。
 権力は私の無実を承知でした。70年、私たちは、体制内のクビキを破り、労働者自己解放=人間解放へ決起しました。民族解放闘争、沖縄闘争と一つに決起しました。体制を揺るがされた権力が、その闘いの発展をなりふりかまわず圧殺しようとしたのが星野無期です。
 それは、今日の闘いそのものを圧殺する目的を貫くものでもあります。
 この攻撃はあいまいさのないもので、すべてを奪おうとするものでした。これとの闘いは、ごまかしを持ち込まずすべてを奪い返す、そのことで生きられるものです。
 労働者人民の中に身を置き、自他の自己解放の力を信頼し、依拠し、自ら(・家族)と全労働者人民の本当の解放を実現するものとして闘い、勝利してきました。だから、常に、動労千葉、沖縄、三里塚、全学連、そして世界の闘いとつながるものでした。
 そして今日、世界大恐慌—世界戦争が不可避の過程にあって、労働者人民にあらゆる犠牲を強い、争闘戦—戦争によってまで生き残ろうとする資本主義・帝国主義に対して、人間らしく生きさせろと青年・学生を先頭に立ちあがり、労働者自己解放の闘いによって、社会を、すべての人間が人間らしく生きられる社会に変えようという闘いと一つになっていることを実感しています。
 青年・学生が、星野のように闘おうと闘っている姿に、闘う者の一体感を感じます。
 星野のように闘おう、星野を奪い返そう、という声と運動を広げ、ともに闘うことを共通の思いとして強め、ともに闘うために、11・29集会への参加を心から呼びかけます。
 徳島刑務所 星野文昭
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星野文昭さん 71年11・14渋谷暴動闘争に決起。75年8月6日不当逮捕。83年7月無期懲役判決。第2次再審請求中。徳島刑務所在監
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星野文昭さんを自由に
11・29全国集会
☆11月29日(土)午後6時開場/6時半開会
☆四谷区民ホール(四谷区民センター9F)
*地下鉄・新宿御苑前駅5分
主催/星野さんをとり戻そう!
全国再審連絡会議