2008年11月10日

革共同に冬期の大カンパを ゼネスト貫徹と20学生の早期奪還へ

週刊『前進』06頁(2367号5面2)(2008/11/10)

革共同に冬期の大カンパを
 「生きさせろ」ゼネスト貫徹と獄中20学生の早期奪還へ

 すべての同志のみなさん。『前進』読者、支持者のみなさん。革共同は11・2全国労働者総決起集会の大勝利の地平をさらに発展させ、第2次国鉄決戦の爆発と09春闘での「生きさせろ!」ゼネスト戦取にむかって絶大な冬期一時金カンパを訴えます。同時に、獄中で闘う20人の学生同志を年内に必ず奪還するため1億円保釈金カンパを訴えます。
 11・2労働者集会は、世界金融大恐慌情勢と対決する国際連帯闘争の偉大な発展のもと5700人が結集し、全世界にプロレタリア革命を宣言する歴史的闘いとして感動的にうち抜かれました。
 今や29年大恐慌の時にも起きなかった世界的な信用収縮により、世界の株価は暴落を繰り返しています。全世界の帝国主義国が税金を湯水のごとく投入して銀行を救おうとしても、なんの効果もない。むしろ「救済するな! 監獄へぶち込め」という労働者のすさまじい怒りの決起を引き起こし、右往左往しています。資本主義は歴史的に終わった。もはや社会発展の完全な桎梏(しっこく)と化した。こう誰もが実感する時代——まさに世界は革命情勢へ突入したのです。
 新自由主義攻撃と真っ向から職場で闘い、結集した日米韓5700人の団結した力こそ、日本革命・世界革命へ進撃する根源的力です。「資本家よ去れ! 労働者に権力をよこせ」。革命を真っ向からかかげて日米韓の労働者が動労千葉派として登場しました。この地平をさらに発展させ、09春闘で「生きさせろ!」のゼネストをなんとしても実現しましょう。職場で資本・当局と非和解で闘い抜き、「甦れ労働組合」の闘いを全力で推進しよう。麻生政権を完全にぶっ飛ばそう。09年階級決戦の爆発に向かって革共同に絶大なカンパを集中してください。

 第1章 第2次国鉄決戦を基軸に一大攻勢へ

 09春闘にむかう過程で、4者4団体路線との最後的決着をつける党派闘争に勝利しなければなりません。革命情勢が接近すればするほど、労働者階級の団結を解体しようと権力・資本・体制内勢力の密集した反動が襲いかかってきます。これを真っ向から粉砕しなければ階級の闘いは一歩も前進できません。
 4者4団体は、解雇撤回を投げ捨て、10・24集会で機動隊を導入し、動労千葉および闘う国労組合員を排除するという許しがたい暴挙をおこないました。「10・24」は裏切りの歴史的記念日として刻まれるでしょう。1047名闘争を解体し、国鉄労働運動を連合路線へひきずりこもうなど絶対に許せません! 4者4団体路線を粉砕しつくそう。第2次国鉄決戦の勝利に向かって闘おう。
 この闘いは、民営化絶対反対を貫くのか、屈服しその先兵となるのか。労働者は社会の主人公であり社会を変革する力をもっていると労働者を信じて闘うのか、それとも不信と絶望を組織するのかをかけた根本的対立です。4者4団体は労働運動とプロレタリア革命の間に万里の長城を築き、革命そのものを否定しています。だが、労働組合は賃金奴隷制の廃絶のため、革命のために闘う労働者のもっとも身近な団結体なのです。
 11・2集会の大高揚は、4者4団体路線を緒戦で打ち破りました。11・2の5700人には、あいまいなものは一切ありません。参加者すべてが動労千葉派です。第2次国鉄決戦を軸に4大産別決戦を爆発させ、大攻勢を完遂するための大カンパを集中して下さい。
 さらに革共同は、すべての労働者人民のみなさんに、獄中に奪われている20人の誇るべき学生革命家を年内に必ず奪還するための1億円保釈金カンパを訴えます。

 第2章 年内の保釈奪還へ1億円のカンパを

 10月28日、建造物侵入罪をデッチあげられ勾留されていた武藤淳範君の保釈が決定しました。獄内外を貫く闘いの勝利です。しかし、富山地裁は400万円という法外な保釈金を突きつけています。ほとんどの青年が年収200万以下の現実にあることを百も承知で、なんと2年分もの賃金に相当する保釈金を払わなければ出さないというのです。ふざけるな! そもそも逮捕・起訴・勾留自体がまったく不当だ! 保釈金などビタ一文認められないのだ!
 保釈金に1人400万円と言うなら、20人で8千万円、獄中闘争や裁判闘争を支える費用を含めて1億円を、階級の団結した力で絶対に集めきってやろうではありませんか! ビラも立て看板も演説も禁止、自由なサークル活動も認めない、言うことを聞かない学生は停学・退学、それでも屈服しなければ暴力をふるったあげく権力に売り飛ばす。これが法政大学のやっていることです。
 「こんな監獄大学ぶっつぶそう」「われわれはモノではない!」「1人の仲間も見捨てない!」——こう叫び法政大学文化連盟は立ち上がり、11・2集会に感動的に登場しました。団結を武器に立ち上がった学生の闘いは、労働者階級の中から生み出された最高の学生運動です。
 法大学生運動は08年の階級闘争を最先頭で牽引してきました。5・29戦闘にどれほど多くの労働者人民が鼓舞激励されたことか。06年3・14弾圧以来、のべ88人の逮捕者、22人の起訴者を出しながら、全員が完黙・非転向で勝利している! 指導部を奪われても、決起して間もない学生が自ら指導部に飛躍して闘っている! この力、展望にかけきって、どんな高額の保釈金も絶対に打ち破ってみせる、これが革共同と労働者階級の魂ではないですか。
 世界大恐慌のもと、賃下げ・一時金カット、雇い止め・解雇が吹き荒れようと、労働者階級は革命のためには一切を投げうって決起すると革共同は信じて疑いません。「生きさせろ!」ゼネストへ、第2次国鉄決戦の勝利へ、20人の学生同志奪還へともに闘いぬきましょう。革共同への絶大なカンパをお願いします。