日米韓国際連帯の大デモを 1万人大結集の力で麻生打倒し国鉄解雇撤回、賃上げゼネストへ 動労千葉、関西生コン、港合同先頭に
日米韓国際連帯の大デモを
1万人大結集の力で麻生打倒し国鉄解雇撤回、賃上げゼネストへ
動労千葉、関西生コン、港合同先頭に
11・2全国労働者総決起集会に1万人の大結集を絶対に実現しよう。11・2は「資本主義は終わりだ、世界の労働者は団結しよう!」「闘う労働運動をよみがえらせよう!」の叫びを日比谷から全国、全世界にとどろかせる決定的な日だ。4者・4団体による国鉄1047名闘争の幕引き策動を断じて許さず、国鉄労働者を先頭に日帝の大民営化攻撃粉砕、麻生政権打倒への新たな突撃を開始する日だ。日米韓の闘う労働者が国境を越えてひとつに団結し、プロレタリア世界革命の勝利へ進撃していく日だ。職場で、街頭で、あらゆる仲間に11・2への総結集を全力で訴え、1万人集会を絶対実現しよう。最後の1週間の執念と迫力が一切を決める。全員が火の玉となり、歴史を変える大闘争をやりぬこう。
第1章 労働者の闘う団結の大舞台
世界金融大恐慌の爆発は、11・2に結集すべき人びとを無限に拡大している。金融大恐慌は今や実体経済にも全面的に波及し、資本主義・帝国主義は中心部から崩壊を開始した。今や全体制が根底から揺らぎ、労働者階級の怒りの爆発と社会変革への熱烈な希求が膨大に沸き起こっている。
プロレタリア革命の現実性がついに姿を現した。労働者階級は、今こそ生産と社会の主人公として、階級的団結をもって大恐慌情勢に立ち向かい、命脈の尽きた資本主義を本当に終わらせるために闘う時だ。階級の団結を、ブルジョア独裁を打倒してプロレタリア権力に高め、労働者階級自身の手によって新社会を建設する時が来ている。
あらゆる分断を打ち破り、今こそ階級として本当に団結しよう。労働者階級の団結とプロレタリア革命こそが、階級支配と一切の抑圧・差別をなくす歴史的な力だ。一人ひとりの力は小さくても、団結すれば絶対に勝てる! 一人の決起、一つの団結が職場に生まれただけでも、資本の支配はぐらぐらになる。革命勝利の条件がどんどん成熟している。11・2はこの団結を一挙に拡大する場である。すべての労働者に、全人民に、総決起の時が来たことを訴え、大結集をかちとろう。
とりわけ今、決定的に重要なのは闘う労働組合の復権だ。資本と闘う武器であるはずの労働組合が、連合や全労連などの既成指導部のもとで、逆に労働者の反乱を圧殺する手段に変質させられている。資本家階級の手先と化した体制内指導部をぶっ飛ばし、労働組合を現場労働者の手に取り戻そう。労働者階級の解放への団結の砦としての労働組合本来の姿を生き生きとよみがえらせよう。この一点に労働者階級の未来がかかっている。
第2章 4者・4団体路線を許さず
労働組合をめぐる激突の現在の焦点は国鉄闘争だ。1980年代の国鉄分割・民営化は、今日の新自由主義攻撃の出発点だった。日帝ブルジョアジーは、国鉄労働運動と総評をつぶし、労働者の団結をすべて破壊した上に、改憲と戦争国家化に突き進もうとした。これを打ち破ってきたものこそ、団結して敵の攻撃を真正面から実力で粉砕した動労千葉のストライキ決起であり、国家的不当労働行為の徹底弾劾と解雇撤回を掲げて闘う1047名闘争だった。
今や、世界金融大恐慌の爆発と革命情勢の到来の中で、21年間不屈に闘われてきたこの国鉄闘争が、いよいよ全労働者の「生きさせろ!」の大幅賃上げゼネスト決起の中心にすわる時が来た。ところがこの決定的な時に、4者・4団体は1047名闘争を自ら解体し、白旗を掲げて政府・権力とJR資本の軍門に下ろうとしているのだ。
彼らがやっていることは何か。第一に、解雇撤回を引き降ろし、20年を超える闘いをすべて投げ捨てることだ。4者・4団体が掲げる「政治解決要求」の中には「解雇撤回」の言葉がどこにもない。彼らの「和解路線」とは、鉄建公団訴訟の一審判決=一人当たり500万円からさらに「マイナスα」という涙金で闘争を終結させることだ。解雇撤回がない以上、未払い賃金の支払いもなければ年金の回復もない。どんな惨めな水準でもいいから、もう手を打とうということなのだ。
だが1047名闘争はこんな結末を迎えるために闘ってきたのか? 否だ! これは1047名の全人生をかけた闘いを裏切るものだ。こんなことを許したら、労働者としての誇りは砕かれ、生活は破壊され、絶望のどん底に突き落とされる。そして4大産別を始めとした全労働者への新たな民営化攻撃に、決定的な道を開くことになる。絶対に認められない。
第二に、動労千葉の排除と階級的労働運動への真っ向からの敵対だ。
4者・4団体は、動労千葉が解雇撤回を訴え続けていることを「玉砕の道だ」などと非難している。だが動労千葉の主張はなんら特異なものではない。労働運動の大原則を踏み外すなと言っているのだ。実際に動労千葉は、分割・民営化反対のストで不当解雇された28人の解雇撤回を、JR資本を追いつめて実力でかちとった。全金本山は裁判で負けても、34年間の不屈の闘いで完全勝利をもぎとった。それを「玉砕」などと呼ぶのは、「労働者は闘っても勝てない」という敗北主義に侵されている者だけが口にできる言葉であり、絶対に許されないことだ。
しかも彼らは、動労千葉が4者・4団体の運動に賛同しないことを理由に、団結まつりへの参加も認めなかった。1047名闘争団・争議団は、国労、建交労、動労千葉の3労組で構成されている。その当該の動労千葉を意見が違うからと排除するとは何事か。これは1047名の団結の公然たる破壊ではないか。
第三に、民営化・労組破壊攻撃への全面屈服である。解雇撤回を投げ捨てることは、分割・民営化に賛成し、国労を解散して、JR連合に吸収・合併されることだ。JR資本ともJR総連カクマルとも、一切闘わない存在に転落することだ。
「日刊動労千葉」第6711号(10月20日付)は、4者・4団体がその当初から、動労千葉を排除してなし崩し的につくられてきたことを、怒りを込め弾劾している。4者・4団体の背後にいるのはもはや労働者大衆ではない。権力と資本だ。11・2集会に対抗して開かれた「10・24集会」は、「民営化とは闘わない」と決定した自治労本部などの体制内勢力によって支えられた、民営化翼賛の集会となった。
問題は今や明白だ。日帝は、国鉄1047名闘争が継続している限り、公務員労働者200万人首切りを始めとした新たな大攻撃に踏み込むことができない。郵政民営化も今や完全に破綻している。教労の「日の丸・君が代」不起立闘争の発展が日帝を揺るがしている。だからこそ、国鉄闘争の解体をもって4大産別の労働運動を破壊・一掃しようとしているのだ。4者・4団体はこの日帝に全面屈服して、その手先となる道に完全に転落しているのだ。
しかし今や、世界金融大恐慌が日帝を直撃している。何よりもJR体制の矛盾が決定的に爆発しJR体制打倒の絶好機が訪れている。安全の崩壊、要員問題でのパンク、そしてJR資本とJR総連カクマルの結託体制の崩壊だ。日帝・JRこそが危機なのだ。敗北主義に陥る必要などどこにもない。原則を堅持し、団結して闘えば勝利できる情勢なのである。
だが、資本が許容する範囲内で闘ってきた体制内労働運動は、資本主義が崩壊のふちに立った時、現場労働者を徹底的に裏切り、資本の側に立って資本主義の「最後の救済者」として登場する運動となる。その典型を示しているのが4者・4団体だ。こうした勢力との激突に勝ちぬく中でこそ、労働者階級の勝利が切り開かれるのだ。今こそ4者・4団体路線を粉砕し、民営化絶対反対をかけて11・2労働者集会の大爆発をかちとろう。
第3章 『新版・甦る労働組合』武器に
このほど刊行された中野洋著『新版・甦る労働組合』は、11・2を闘うための決定的武器だ。ここには、労働組合とは本来どういうものか、どう闘うべきかの核心が、豊かな体験を背景として全面的に語られている。階級的労働運動の最高の指南書がこの本である。
労働組合は、資本家階級と非和解の存在である労働者階級が、団結して自らの解放を闘いとるための組織だ。労働組合本来のあり方をゆがめてきた労資協調主義的、体制内的な思想と徹底対決し、青年労働者を先頭に、闘う労働組合を全国の職場によみがえらせよう。そのためにこそ、この書を読み、学び、広め、11・2へ最後の1週間を全力で闘おう。
世界金融大恐慌に対して今、労働者階級人民の怒りは激しく渦巻いている。アメリカで、韓国で、ヨーロッパで、どこでも労働者は組合の本部を支配する闘わない幹部と対決し、その抑圧をはねのけて決起している。
11・2集会には韓国の民主労総ソウル本部と、アメリカのILWU(国際港湾倉庫労組)、UTLA(ロサンゼルス統一教組)から、闘う労働者が大挙結集する。まさに金融大恐慌情勢に立ち向かい、迎え撃つ、素晴らしい労働者国際連帯の闘いが11・2なのだ。
「生きさせろ!の大幅賃上げゼネストの実現」「国鉄1047名解雇撤回」「戦争・改憲阻止、麻生政権打倒!」「万国の労働者、団結せよ!」という4大スローガンのもと、11・2労働者集会の1万人結集を断固闘いとろう。全国から労働者、学生、すべての人民は日比谷野音に総結集しよう。ここから新たな歴史の扉を押し開こう。