2008年10月13日

4者・4団体許さず 動労千葉 田中康宏委員長

週刊『前進』06頁(2363号4面3)(2008/10/13)

4者・4団体許さず怒り結集し11・2へ
 動労千葉 田中康宏委員長

 動労千葉は来年3月で組合結成30周年を迎えます。これまでは、この情勢が来る時のための助走であり準備であったと言えます。
 動労千葉が分離・独立する際に「三里塚と絶縁しろ」と迫る動労本部=カクマルに対しどう闘うのかが最大の問題だった。「冗談じゃない」と拒否して連帯を貫いたから、今ここで胸を張ってあいさつができる。
 国鉄分割・民営化攻撃に対してはストで立ち向かうと大会で決定し、その直後に85年10・20三里塚の機動隊との大衝突があった。動労千葉はこの10・20集会に組合員の5割動員を決定し600人の大部隊が参加しました。この力で、首をかけた分割・民営化反対ストに立ち上がることができた。困難が突きつけられたときにきっぱりと路線と原則に基づいて決断し、全組合員で一致し闘いぬく。そこで労働組合の原則を貫いてきた。
 多くの組合が新自由主義の攻撃になすすべもなく屈服してきました。今ここで労働者の団結した力を歴史の前面に出せるかどうかが問題です。
 「解雇撤回」を引き下ろす4者・4団体路線、政治決着運動を絶対に認めることはできません。今彼らが取り組んでいる署名では「不当労働行為の存在を前提とするのではなく」と書かれている。こんな形で22年間の闘いの一切をドブに捨てていいのか! 
 彼らは「もう闘争団が持たない。賞味期限切れだ」と言うが、そういう現実を変えていくのが労働運動ではないのか。「仕方がない」と現実に屈服していった結果が、1千万ワーキングプアであり、雇用・賃金・労働条件が破壊されて労働者が生きていくことすらできない現状ではないか。
 日本の労働者はそんなやわなのか。絶対にそんなことはない。
 動労千葉は11・2全国労働者総決起集会を呼びかけています。日本の労働者が置かれている現実を変えたいし、それは変えられるからです。嵐のようなスト、デモ、食糧暴動、燃料暴動が広がり世界を覆っています。荒々しく労働者階級の闘いが復権している。日本の労働者だけが違うとは言えない。
 11・2にあらゆる怒りの声を結集し「生きさせろ!」というゼネストの声を上げたい。
 生きるための闘いに社会変革の根本的な要求が宿る時代が来た。解雇撤回を真正面から掲げ、新自由主義と民営化に絶対反対する総決起集会として、11・2にみなさんの参加を強く訴えます。