世界教師デー 都庁前で150人 都教委と中山暴言に怒り
世界教師デー 都庁前で150人が集会
都教委と中山暴言に怒り
10月6日、教育労働者の国際連帯・都庁前行動が闘いとられた。10月5日は「World Teachers’ Day」。世界の教育労働者の一斉行動の一環として、東京では都庁第2庁舎前で6日の夕刻から集会が開かれ、東京や神奈川の教育労働者を中心に150人が結集した。
この日の行動の呼びかけ人である東京教組の米山良江さんがマイクを握り、ロサンゼルスではUTLA(LA統一教組)が職場で落ちこぼれゼロ法との闘いに決起し、サンフランシスコでは集会が開かれていること、また大阪府庁舎前での行動(写真下)が行われていることを報告した。(大阪の記事詳報は次号)
さらに国土交通相・中山の「日教組はガンだ。解体しろ」発言を徹底弾劾。こうした攻撃と闘わないばかりか、現場の闘いをつぶす日教組中央を強く批判した。また「分限指針」という形で、闘う教育労働者の職場からの排除を狙う石原・都教委の攻撃を粉砕し、不起立闘争の継続・拡大を訴えた。そして教育労働者の国際連帯を発展させ、11・2全国労働者総決起集会への大結集を呼びかけた。
呼びかけ人の一人で、今年3月「君が代」不起立での解雇を阻止した根津公子さんは、「09年の3月まであと半年、この勝負をしっかり闘いぬく。毎年異動をさせられるので、行く先々で『歩く宣伝マン』になって不起立を訴えます。6カ月の停職が解けて出勤したら、とたんに都教委から10月22日に再発防止研修を受けろと言われた。この日を抗議のワンデーアクションにしましょう」と提案し、共鳴の拍手に迎えられた。
アメリカでイラク募兵活動と闘うCAMS(校内の軍国主義に反対する連合)の教育労働者、アーリーン・イノウエさんからの連帯メッセージが読み上げられた。イランにおいてデッチあげの罪で死刑判決が確定している教育労働者ファルザード・キャマンギャルさんの即時釈放を求めるアピールが行われた。民営化攻撃と闘う自治体労働者、残業を強制する資本に怒る青年福祉労働者、大学の新自由主義化を進める増田総長体制と対決する法大生などが次々と発言に立った。
東京の教育労働者は「教員の半数が非正規化されている。業績評価は教育労働者を精神的、経済的に追いつめるものだ」と弾劾した。神奈川の教育労働者は「査定給の導入に対し断固闘う。都の職員も賃金15%カットに黙っていていいのか!」と訴えた。
集会の締めくくりに動労千葉の川崎昌浩さんが「われわれの『生きさせろゼネスト』の訴えは全労働者獲得の一歩手前に来ている」と語り、11・2集会1万人結集を熱を込めてアピールした。
参加者は最後に都庁舎に向けて何度も「都教委弾劾!」のシュプレヒコールをたたきつけた。