2008年10月 6日

7・24弾圧初公判 思想弾圧を強く弾劾 「この場にいるのが誇り」

週刊『前進』08頁(2362号7面3)(2008/10/06)

7・24弾圧初公判 思想弾圧を強く弾劾
 「この場にいるのが誇り」

 9月25日、7・24法大弾圧の第1回公判が東京地裁で開かれた。被告の内田晶理(てるまさ)君、鈴木研也君、市川知寛(かずひろ)君の3人が元気に出廷、仲間や家族と合流を果たした。
 7・24弾圧とは「法政大弾圧ぶっ飛ばそう!7・24全国集会」を破壊するための弾圧だった。3週間も前にキャンパスに「侵入した」事件をデッチあげ令状逮捕した。
 弁護人の求釈明に対して検察官は、被告が中核派であることが「事件」と関連し、「共謀」については「実行共同正犯」だと釈明、その他は釈明しないと開き直った。弁護人は、思想弾圧を弾劾し、「共謀」の具体的態様が示されなければ防御できないと追及した。検察官は釈明できず、裁判長はこれを擁護した。
 被告3人が「世界革命の団結を作るために登壇した」と宣言し、意見陳述を行った。
 内田君は「ついに法大総長・増田を打倒する裁判が始まった。2年間の怒りを解き放ったスト=5・29戦闘、40人の逮捕と16人の起訴に怒った法大生のハンスト、渋谷を法大に変えたサミット粉砕闘争…7・24弾圧は、根底的な学生決起が始まったことへの増田と権力の敗北宣言だ」と喝破した。「3万法大生の決起をつくる場としてこの裁判を闘う」との宣言に、傍聴席から大きな拍手と歓声が起こった。
 市川君は「鈴木君の起訴は共謀罪の先取りだ。革命思想の弾圧で、許せない」と弾劾。「私はクラス討論弾圧の開示公判が闘いの始まりだった。今、内田君と共にここにいることを誇りに思う。家族や多くの仲間が決起してくれた。あの時、「授業」という支配の鎖を引きちぎって本当に良かった」と述べた。
 鈴木君は「僕らは法大キャンパスで、ジャージ軍団に暴行され、悔し涙を流した。それでも僕らは法大生に訴え続けた。『団結し、大学を学生の手に取り戻そう』。僕たちの団結をうち砕くことなど権力にはできない」と表明。「私はこの仲間たちと革命をやりきる」と高らかに宣言した。
 傍聴者は声援と拍手で3人と交歓し、笑顔で団結を確認しあった。