2008年10月 6日

法大弾圧裁判 法廷が革命の演壇に 5・29弾圧裁判第1G初公判

週刊『前進』08頁(2362号7面2)(2008/10/06)

法大弾圧裁判
 法廷が革命の演壇に
 5・29弾圧裁判第1G初公判 「弾圧は200%無効だ」

 9月29日、法大5・29デモ弾圧裁判(第1グループ)の第1回公判が東京地裁で始まった。出廷したのは起訴された14人のうち内山佳久君、内海佑一君、後藤玲子さん、山本進君、中島敦史君、野地川泰介君、原田幸一郎君の7人。逮捕から4カ月。引き締まった7人の顔つきに、駆けつけた法大生や全国の学生、家族、労働者から歓声があがった。
 冒頭、検察官の起訴状朗読への求釈明が行われた。何と「革共同全国委員会(中核派)全学連の構成員又は同調者」ということが「看取者(増田法大総長)の意思に反する」から「建造物侵入」に当たると主張していたのだ。あからさまな思想差別、革命への弾圧だ。
 被告団長の内山君が意見陳述。ゆっくり火を噴くような怒りを爆発させた。「起訴状は間違いだ。正しくは『被告人である法政大学総長・増田は、日帝・資本家階級の構成員又はその同調者だが、警視庁公安部と共謀の上、法大キャンパスに100人以上の公安警察を侵入させ、学生33人を不当逮捕させた』。罪名は革命弾圧罪」。法廷は革命の演壇に一変した。
 内海君は、傍聴席に向かって元気いっぱいのアジテーション。「われわれは本気で怒った。そして怒りが爆発した。文化連盟と全学連が歴史的合流を果たし、O君への処分粉砕に決起した。こんな処分を認めたらわれわれは永遠に奴隷だ。絶対に一人も見捨てない」「自分はこれからも法大で生きていく。『増田が看取する』だって? キャンパスは増田の私物ではない。学生のものだ。学生に返せ!」
 後藤さんは、闘う仲間を脅して分断してきた法大当局に、涙を流し怒りを爆発させた。「学外者だろうと誰であろうとこんな弾圧が許されるわけがない! 私たちには血の通った団結がある。クラス討論弾圧で逮捕された時、顔も知らない仲間が怒り立ち上がった。私はこの弾圧を通じて団結は”数の結集体”ではなく、人と人の感動のつながりだと感じ、この団結にかけて革命に生きる決意をした」と、法廷を感動で包んだ。
 原田君は、法大当局と権力を一刀両断。「大学に入ったから建造物侵入とはふざけるな! そんなもの200%無効だ。お前たちこそこの世から去れ!」「われわれが法大に来た理由は、当局・権力に怒りをたたきつけ、法大生と団結することだ。帝国主義サミットを粉砕するためだ。これに勝る正当な理由が他にあるか!」と、闘う立場を鮮明にした。
 裁判所は、学生の怒りで制圧された。次回10月6日には第1グループの残る3人が、10月16日には第2グループの7人が登場する。
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 法大裁判に集まろう!
★10月8日(水)5・28「暴行」デッチあげ裁判
  第3回公判 午後1時半開廷
★10月16日(木)5・29デモ弾圧裁判②グループ
  第1回公判 午後2時開廷
★10月22日(水)5・29デモ弾圧裁判①グループ
  第3回公判 午後1時15分開廷
★10月23日(木)7・24法大弾圧裁判
  第2回公判 午後1時半開廷
★10月24日(金)5・28「暴行」デッチあげ裁判
  第4回公判 午後1時半開廷
★10月29日(水)5・29デモ弾圧裁判②グループ
  第2回公判 午後1時15分開廷