ワーカーズアクション “生きさせろゼネストを”の叫び 青年を先頭に11月へ
ワーカーズアクション “生きさせろゼネストを”の叫び
麻生政権打倒の戦闘宣言
青年を先頭に11月へうねり
「こんな賃金で生きていけるか!」「労働者は使い捨て商品じゃない!」「こんな社会なんて変えてやりたい!」。全国17都市で9月27〜28日、ワーカーズアクションが闘いとられた。各地で青年労働者を始めとする飛び入りが相次ぎ、感動的な大合流がおこった。「生きさせろのストライキを!」——これこそ2千万青年労働者、6千万労働者階級の腹の底からの叫びなのだ。いざ11月1万人結集へ!〔各地の詳細な報告は『前進』速報版(ブログ)をぜひご覧下さい〕
第1章 橋下を倒す!
●関西
大阪・中之島公園には小雨がぱらつく中、330人が結集。橋下府政の下で闘う大阪市職労の青年労働者が司会だ。
住宅明け渡し攻撃と闘う部落解放同盟全国連西郡支部、民営化絶対反対に立ち上がった八尾北医療センター労働組合、法大決戦を闘う全学連が特別アピール。国鉄労働者、自治体労働者、教育労働者、医療労働者、ス労自主などから発言が続いた。「橋下は“ダメ教師”などとわれわれを罵倒(ばとう)している。現場に怒りが満ちている」と教育労働者。民間労働者は「橋下は『民間では当たり前』と言うが、民間で橋下のような社長がいたらたたき出す!」。「橋下打倒」「1047名解雇撤回」を訴えデモを闘った。
●中国・四国
広島行動には100人が参加。集会では雇い止め攻撃に対して2波のストライキに立ったゆうメイトA君の闘いの映像が流され、一気に解放的空気に。特別報告に立ったA君は「おれがストをうち、ビラをまいていることで“労働者は闘っていいんだ!”ってことが職場の中でハッキリした」と発言。各産別からの発言が続く。自分の職場で闘いを始めた労働者の発言は心に響いた。
岡山、松山、高松、徳島でもワーカーズアクションが闘われた。
第2章 解雇に怒り
岡山では、懲戒解雇を強行した岡山中央郵便局に激しい怒りのシュプレヒコールを繰り返し繰り返したたきつけた。
●東北・北海道
仙台では、法大弾圧に怒る青年の飛び入りを始め多くの仲間が結集。非正規の青年労働者のデモコールで繁華街を席巻した。集会では現場労働者からの怒りの発言が相次いだ。「県内の自治体でも数年で2割のリストラが始まっていて、職場からは『人が足りない』『このままじゃ過労死だ』と怒りの声があがっている」。東北大生は「2年半の法大決戦でかけがえのない団結をつくった。10・17法大集会から11月集会1万人結集へ闘う」とアピールした。
このほか秋田、福島、新潟でも青年労働者を先頭に創造的な闘いが展開された。
北海道では、サミット粉砕決戦の地平を引き継ぎ、札幌・室蘭の2カ所で街宣行動に決起した。
第3章 組合旗先頭に
●群馬
労組交流センター、婦人民主クラブ全国協の仲間を軸に28日、前橋市内をデモ。足尾鉱毒現地(群馬側)住民や化学労組の仲間が、組合旗を持ってデモを牽引した。
●東海・北陸
名古屋ではトヨタ(名古屋駅前ビル)への怒りのデモ。トヨタを解雇され東海合同労組に加入した青年は「トヨタは派遣労働者への差別でいっぱい。汚い会社だ。トヨタはおれたち働く人間をゴミ扱いするな!」と怒りの発言。「労働者の血と汗を返せ」「下請けいじめをやめろ」のデモコールに沿道から大注目。「がんばれ」の声援も。
富山でも駅前ビルで集会後、解放感いっぱいに市内をデモ。富山大の武藤君、仲井君の獄中アピールも紹介された。
●沖縄・福岡
那覇では「生きさせろ! 賃金よこせ! 怒りのトークライブ」。三つのブロックに分かれての白熱的討論が展開された。その後、討論を終えて国際通りをデモ。注目度は抜群だ。飛び入り参加もあり大いに盛り上がった。
福岡では、青年労働者を先頭に天神の警固公園からデモ。「こんな安い賃金で生きていけるか」「支配者のピンチは労働者のチャンス!」「労働者の団結で社会を変えよう!」と訴えた。
第4章 2千万青年労働者と結合
ビラやホームページを見て、あるいはデモを目の当たりにして、続々と青年労働者が飛び込み、怒りのこぶしをあげた。
「100時間を超えるサービス残業。青年が食い物にされている。怒りでいっぱいだ。思っていることを本音で思いっきり叫ぼう。自民党と民主党の政権争いに労働者の未来はない」(松山、飛び入りの青年)「社長は私たちを人間と思っていない。ゴミ扱い。許せない」(新潟)。参加した青年労働者は自らの思いのたけを解き放った。
「生きさせろのストを!」「俺たちに権力を寄こせ!」の呼びかけは時代とがっちりかみ合っている。9・27〜28ワーカーズアクションは、麻生反動政権の登場、世界大恐慌情勢に対する労働者階級の戦闘宣言だ。
雇い止めや懲戒解雇の攻撃を受けたゆうメイトの青年、体制内労組ダラ幹と激突を開始した労働者が全国で闘いを牽引した。職場闘争をがんがん始めた現場労働者の発言は、ものすごい説得力を示し、共感を広げた。
第1節 4者・4団体路線と対決し
4者4団体による屈辱的和解路線との対決をゴリゴリと貫いて全国のワーカーズアクションが闘いとられたことが決定的だ。大阪の青年労働者は「1047名闘争が動労千葉の守り抜いてきた団結と11月集会で結びついたらどうなるのか。1047名闘争が2千万青年労働者の怒りと結合し、決定的に威力を発揮する情勢が来た。労働者の展望はここにある!」と確信に満ちて訴えた。
ワーカーズアクションは11月への大きなうねりをつくりだした。参加者全員が最高の組織者だ。オルグ、オルグ、オルグ! いざ残り4週間の決戦にうって出よう!