2008年10月 6日

ワーカーズアクション 2008/09/27-28 全国17都市で一斉行動

週刊『前進』08頁(2362号1面2)(2008/10/06)

ワーカーズアクション 全国17都市で一斉行動
 東京集会650人 “職場闘争で団結を”

 9月27〜28日、東京・大阪を始め全国17都市でワーカーズアクション(WA)が一斉に闘われた。世界金融大恐慌、日帝の絶望的危機の中で発足した麻生反動政権と対決して、集会、デモ、街頭宣伝などが闘いぬかれた。(2面に各地の記事と写真)
 東京では27日夜、650人の労働者・学生が文京区民センターでの集会の後、神田・錦華公園までデモした。
 WA9・27で首都圏の闘う労働者・学生は、麻生打倒の闘いを開始すると同時に、大幅賃上げゼネストを宣言し、国鉄1047名解雇撤回を貫き、労働者国際連帯を発展させる11・2労働者集会1万人結集への1カ月決戦に踏み出した。
 集会の最初に動労千葉の川崎昌浩執行委員が発言に立った。「金融大恐慌で瀕死(ひんし)の状態にある資本主義・帝国主義、ぐらぐらの麻生内閣を労働者の闘いで打倒しよう」と革命の必要性を明らかにした。
 さらに川崎さんは、「加藤晋介弁護士は『しょせん鉄建公団訴訟は負け戦』『解雇撤回を掲げ、和解を拒否して突っ込むアホ(ママ)がいるか』と言った。資本の側に寝返り国鉄1047名闘争を裏切る4者・4団体の屈服路線は許せない。原則を貫き、動労千葉のように闘えば、展望を切り開くことができる。国鉄闘争を中心に日本の労働運動を前進させるため、11・2労働者集会に1万人を集めよう」と訴えた。
 次に国労秋田闘争団の小玉忠憲さんが「秋田闘争団を守る会で4者・4団体路線に反対する決議をかちとった」と報告、「最高の闘いのチャンスだ。私は今、楽しくてしょうがない。4者・4団体路線を徹底批判し、すべての労働者に10・24か11・2か選択を問おう」と確信に満ちて語った。
 基調報告を行ったのは全逓の青年労働者。「資本主義にとどめを刺す存在が私たち労働者だ。世界中で資本と御用組合幹部を打倒してデモとストが闘われている。世界の労働者とつながりゼネストをやろう」と訴え、「今『おれたちに権力をよこせ』と立ち上がったら勝てる情勢だ。それを抑え込んでいる体制内労働運動指導部を打倒しよう。民営化攻撃には絶対反対を貫いて闘う以外に展望はない。仲間の決起を信じ、大路線論争をやろう」と強調した。さらに「4者・4団体路線と10・24集会には絶望しかない。動労千葉と1047名闘争の存在は国鉄分割・民営化を破産させ、勝利の展望を与えている。国鉄闘争は産別を超えた闘い。青年労働者の未来のかかった11・2集会に1万人を集めよう。きょうのデモで麻生内閣打倒の先陣を切ろう!」と力強くアピールした。参加者は圧倒的な拍手でこたえた。
 全学連の織田陽介委員長が「小泉がやめた。私たちの怒りが敵を追いつめて次々ぶっ倒している。路線を貫いて闘えば新自由主義に勝てる」と高らかに宣言した。続いて学生、現場労働者が次々と発言したなかで、医労連傘下の労働者が鮮烈な提起を行った。「組合執行部の日本共産党系役員が合理化を経営と一体で推進していた。彼らのやろうとしていることは、医労連のやり方そのものだ。けっして許されない。日本医労連−東京医労連に宣戦布告する。医療・福祉産別は日共と激しく党派闘争をやる。革命をめざすわれわれの団結こそ、医労連傘下の十数万の労働者を決起させられる。全産別でそういう闘いを大胆にやり、党派闘争で鍛え上げた青年労働者、活動家1万人を11・2集会に登場させよう」
 全体が熱く燃え立った。デモは、機動隊の大型バスのバリケードと機動隊・私服の弾圧態勢を圧倒した。