三里塚、動労千葉と共に 関西実行委 10・5全国大結集へ檄
三里塚、動労千葉と共に
関西実行委 10・5全国大結集へ檄
9月22日、大阪市内で三里塚関西集会が行われ、関西各地から175人が参加、10・5三里塚への大結集を誓った。
安藤眞一関西実行委事務局次長の司会で始まった集会は、冒頭20分、足尾鉱毒事件を描いた映画「襤褸(らんる)の旗」を上映した。北原鉱治事務局長を先頭に反対同盟が大挙出演した映画だ。
山本善偉関実世話人が主催者あいさつ。「3・30集会は千人を超した。10・5集会は3千人を超そう」と訴えた。
連帯あいさつを部落解放同盟全国連が行い、葉山岳夫弁護士と森田恒一前関実世話人、群馬の青柳晃玄さんのメッセージが紹介された。
特別報告を動労千葉の川崎昌浩執行委員が行った。川崎さんは「労農連帯で三里塚闘争に勝利する。動労千葉は5割動員で三里塚を闘い、国鉄分割・民営化とも闘いぬくことができた。1047名闘争を解体し連合化する4者・4団体路線は絶対反対だ。10・5三里塚に全力で結集し、11・2労働者集会1万人結集で反撃しよう」と訴えた。
関実の活動報告として現地調査、写真展、野菜市、産直野菜の報告の後、集会メインの三里塚反対同盟アピールを萩原進事務局次長が行った。
萩原さんは「福田が政権を投げ出し、アメリカ発の金融恐慌が世界を駆け回っている。行き着く先は戦争だ。選挙では変わらない。民衆の闘いで変えよう」と呼びかけ、「三里塚の課題は、①労働者と農民の連帯、②北延伸への不屈の反撃、③市東さん裁判を頂点に裁判闘争の勝利、④そして10・5に3千人を結集することだ」と訴えた。熱烈なアピールに大きな拍手が起きた。
永井満関実代表世話人が基調報告。最初に「関実は三里塚反対同盟、動労千葉とともに、この陣形を30年間維持して闘ってきた。今後もこの陣形で闘いたい」と述べた。そして「10・5三里塚に総結集しよう。これが今日の一番言いたいこと。関実結成から30年が過ぎた。当時、反対同盟は『北総大地を百万人民で埋め尽くそう』と檄を発した。今こそ権力に目にもの見せる闘いを」と決意を込めて訴えた。
カンパアピールを明石住民の会が行った。決意表明で、関西労組交流センターの上村敏行事務局長が「三里塚闘争に勝利することに労働者の未来がある」と三里塚大結集運動を呼びかけた。全学連の冨山小太郎書記長は「市東さんの農地強奪を絶対に許さない。農民・漁民・労働者すべてを結合する三里塚43年の闘いを敵権力は心底恐れている。労農学連帯で三里塚を闘い、11・2集会でこの腐り切った資本主義社会にとどめを刺そう」と檄(げき)を飛ばした。
最後に、国賀祥司関実事務局次長が「世界金融大恐慌情勢の中、全人民で三里塚闘争を勝利させよう」とまとめ、団結ガンバローを行った。