2008年9月29日

11月1万人結集をかちとろう① 民間労働者 矢上隆一

週刊『前進』06頁(2361号2面3)(2008/09/29)

11月1万人結集をかちとろう①
 労働者こそ社会の主人公 民間労働者 矢上隆一

 青年労働者のみなさん! マルクス主義青年労働者同盟(マル青労同)とともに11・2労働者集会1万人結集を実現しましょう。腐りきった資本主義を倒すために今こそ立ち上がる時です。今号からマル青労同の青年労働者の訴えを連載します。(聞き手・編集局)
 マル青労同は「労働運動の力で革命をやろう」と呼びかけています。
 今、革命をやるチャンスが到来しています。世界金融大恐慌で資本主義はボロボロです。「生きさせろ」と労働者の怒りも全世界で爆発しています。
 資本主義社会である限り、労働者が社会の主人公になることはありません。労働者は、簡単に首を切られリストラされ、本当に資本家がいいように使われる奴隷みたいにされています。資本家は、「労働者に能力がないからだ」と、あたかも労働者が悪いかのように言う。でも実際はそうじゃない。
 労働者階級は資本家階級を倒し社会の主人公になれる力を持っているんです。労働者は資本家に食わせてもらっているんじゃない。社会の生産をすべて担っているのは労働者階級なんです。電車を動かし、郵便物を配達し、食品を製造する……。実際は、労働者が資本家を食わせてやっている。だから、労働者を低賃金でこき使い、食わせられないような資本家階級は俺たち労働者がとってかわってやるということなんです。

 第1章 体制内派ぶっとばす

 労働組合は、この労働者のもっている力を解放する労働者の団結体です。階級対立をなくすための社会転覆を準備するのが労働組合です。マル青労同がめざす労働運動というのは、資本家階級と労働者階級がいて、非和解的な階級対立があることをはっきりさせて、その階級対立をなくす労働運動なんです。
 動労千葉と、連合や全労連という大きな労働組合の指導部の違いは、この労働組合観にあります。体制内労組幹部は「労働者は資本家に食わせてもらっている」「企業あっての労働者だ」と資本家と同じことを言い、労働者の資本への怒りを徹底的に抑圧している。こういう腐った労組指導部をぶっとばし、俺たち自身の労働組合をつくり、労働者の誇りを取り戻す、これがマル青労同の闘いなんです。

 第2章 青年部にマル青労同を

 僕自身、これをはっきりつかんだのが6・29サミット粉砕の渋谷デモでした。あのデモでは、隣の労働者と固くスクラムを組んで、みんなが逮捕覚悟で国家権力・機動隊をぶっとばした。そして街行く労働者の怒りとひとつになった。その闘いが世界中に発信されたわけです。
 本当に世界の労働者とひとつになったと実感しました。この団結があれば絶対に革命できる、労働者は資本家を倒し社会を運営していくことができると確信しました。ものすごい労働者の団結力を発揮した。この団結を職場に広げたいと強く思うようになりました。
 そこで今、青年部をつくり組合を変え、資本と徹底的に闘っていこうと思い、実践を開始しました。労働条件の中にとじこもった活動じゃなくて、2000万青年労働者の怒りと本当に結びつく組織として闘っていけるようなものにしたいというのが青年部のイメージですね。
 そのためにも、今の新自由主義攻撃の出発点ともなった国鉄分割・民営化攻撃を打ち破っている1047名闘争を絶対に勝利させたい。うちの組合も国鉄闘争支援陣形です。解雇撤回の原則を投げ捨て動労千葉を排除する4者・4団体路線は絶対に許せない。これは日本の労働運動全体の問題だから、彼らが主催する10・24集会ではなく、11・2集会に全力で組織したい。
 今、青年部の軸になるメンバーを固め始めています。その青年層は自主的にどんどん動き始めています。ビラを使い、周りをオルグして何人か組織したりもしている。
 この青年部の仲間を中心に11月労働者集会1万人結集を絶対かちとりたい。