革命軍のアピール 転向スパイ集団に転落した塩川一派を完全に打倒せよ
革命軍のアピール
転向スパイ集団に転落した塩川一派を完全に打倒せよ
革命軍は満腔(まんこう)の怒りをもって、塩川一派の国家権力への屈服と転向、スパイ行為を弾劾し、徹底的に粉砕することを宣言する。塩川一派は革共同から脱落して1年もたたないうちに史上最悪の転向スパイ集団に転落した。塩川一派発行の『展望』2号には「革共同史の総括」なる組織暴露が公表され、さらに『雲と火の柱—地下生活者の手記』なるタイトルで「革命軍の活動」を暴露する回顧本が出版された。彼らが日帝権力に対して革共同と革命軍破壊の意志を表明することで階級的裏切りを誓った記念碑的な代物である。塩川一派はつい先日まで革共同の内側にいながら、組織的に脱落した途端、共産主義者としての自己解体と腐敗を極め、反マルクス主義の最悪の転向スパイ分子になり果てた。階級的一掃、打倒、解体あるのみである。革命軍は、塩川一派を徹底的に粉砕・打倒する闘いに決起することを宣言する。
第1章 革共同の「内部情報」を権力に売り渡す大罪
『展望』2号には「飛田一二三」署名の「革共同史の総括深め、新たな革共同を創ろう」と題した、デマに貫かれた「組織暴露」記事が掲載されている。路線的な議論とは程遠いこの暴露文は、06年の「与田打倒」前後の党中央動向と、塩川が短期間、中央指導部の一員である間に得た情報を、塩川的なデマに基づきデッチあげた代物だ。塩川の脱落・逃亡を合理化する後付け文である。
この暴露文は、実際にはその後、労働者党員の決起によって塩川らが打倒され脱落・逃亡したことで実践的に粉砕され、結果が出ているものではある。しかし筆者「飛田」=塩川はこれらをすべて塗り隠し、革共同破壊のための非難攻撃を策動しているのである。
問題は、この文書が「批判」らしきものを装って当時の政治局員や会議、会話なるものを暴露し、「中央組織内情報」を権力に提供する行為を内側から全面的に行っていることである。この文書の真の狙いは党内論争や総括ではなく、塩川的デマに貫かれた「党内情報」の公表、「党中央内部情報」の権力への通報=ゲロなのである。
かつて革共同の元同盟員で、これほど政治局員の名前を次々と暴露したり、組織会議とそこでの発言なるものを公にしたりした者はいなかった。塩川は中央批判を装いながら、実は権力に向かっての組織暴露を何の警戒心もためらいもなく行っているのだ。
塩川は非公然活動において、最高指導部であることから大量の文書を集め、それを丸ごと権力に奪われる大敗北を3度も(86年長野、89年奈良、91年滋賀)も繰り返しながら、その階級的裏切りに気づかない人物だった。内戦期に権力との闘いで勝利できないまま浮上したのだ。そして今また塩川は、路線闘争に必要でない「内部情報」を権力に積極的に提供して恥じない。ここまで権力に対する武装が欠如してしまった者を指導部としている塩川一派とは一体何か。信じられないほどの脱落、転向ぶりであり、権力にとって最高のスパイ分子への転落である。62年の三全総で分裂脱落し、反革命に転落したカクマルと同じだ。脱落逃亡分子・白井朗以上の階級的裏切りだ。塩川は絶対に許されない反階級的大罪を犯した。
また『雲と火の柱—地下生活者の手記』なる回顧本は、実に虚無的でみじめったらしい筆致と清算主義的文章でなりたっている。戦闘性がまったくないこんな本が、「雲と火の柱」という革命軍出版物の象徴的で歴史的な、輝かしいタイトルを使っていること自体がまったく許せない。
第2章 階級闘争から脱落逃亡して「回顧本」発行
「地下生活」を語って権力にその存在形態を明らかにした塩川一派は、ここでも階級的大裏切りを露呈した。非公然活動の内情や生活を、たとえ一部であれ手記にして出版したことなど、わが党は一度たりともない。革命党の組織情報を内側から暴露していいものは一つもないからだ(塩川一派の「完黙はケースバイケース」など論外だ)。
塩川一派にとって、革命軍が現に今、非公然活動を闘いぬき、権力と日々対峙し勝利している闘いなど、完全に過去のものとなっているのだ。階級決戦の武装的発展を戦いぬける体制を堅持し、階級的要請があれば直ちに戦場におもむく決意で闘っているわが革命軍は、彼らにとってまともに見据えられないもの、あってはならないものなのだ。彼らは、現下に激しく闘われているプロレタリア階級闘争の烈火の戦場から逃亡し、すでに激突を過去のものとした者たちだ。彼らには革命や革共同を口にする資格などまったくない。
プロレタリア革命の路線を進めるかぎり、本質的に非公然である革命党組織の存在形態を堅守し、敵権力と日々対峙して勝利しぬくことは、絶対に実践的に貫かなければならない闘いだ。革命軍が日帝権力による追及を粉砕し、自由な活動と存在の空間を確保し抜いていることは、帝国主義打倒にとって戦略的な意義をもつ闘いである。だが塩川一派にとっては、この闘いなど、もう過去の物語なのだ。だからこそ関西での当時の会議のもち方や場所、存在形態、活動原則などを、デマを連ねて平気で暴露できるのである。
階級的労働運動路線は労働者階級の圧倒的な決起のもとでゼネスト—一斉武装蜂起としてのプロレタリア革命を実現する路線である。これに全面敵対する塩川一派は、言葉の上で「内乱・内戦—蜂起」などと口にしながら、実際にそれを準備する闘いとはとっくに無縁であり、権力との対決の緊張感もなくなっている。最悪の転向スパイ集団に転落したのだ。
第3章 革命に絶望しマルクス主義捨て内的崩壊
今訪れているプロレタリア革命の時代への躍動、そこに向かう労働運動の全面的展開——こうした闘いができる自由な時間・空間をもぎりとった戦いこそ二重対峙・対カクマル戦だった。この積極的な確信は、先の回顧本のどこにもない。
「これまでの20年とはなんだったのか、そのようなことは考えなかった」と言いながら、この本は自らの過去の闘いへの疑念と後悔に満ちている。つまりこの本の特徴は、70年〜80年代をとおして全党・全軍が血を流して切り開いた二重対峙・対カクマル戦、先制的内戦戦略のP1、P2段階の勝利の階級的意義を積極的に確認できないことである。それは現在の闘いに積極的意義を見いだせない塩川一派の現実そのものなのだ。わが闘いの圧倒的成果が今こそ花開き、実を結ぼうとしているこの時にだ。
革共同は、二重対峙・対カクマル戦に規定された特殊的闘い方から、91年「5月テーゼ」で労働者の階級的決起に依拠したオーソドックスな武装蜂起戦取の路線への全面的転換を決断した。そして01年の第6回全国大会で対カクマル戦の勝利を宣言し、それに続いて新指導路線—「党の革命」に突き進んでいった。
しかし彼らは「5月テーゼ」転換の意味も、プロレタリア革命のマルクス主義的理解もできないまま、与田打倒の「06年3・14決起」を行った。それが労働者同志の自己解放的決起と飛躍、路線的勝利の一環であったことが、まったく理解できなかった。彼らは「3・14決起」を戦術主義と党内権力争いの狭い領域に押し込み、自らの官僚的私有財産のように切り縮め、囲い込んだ。それによって彼らは「3・14決起=党の革命」への労働者同志の圧倒的な結集と全国的決起、労働者党員の指導部への飛躍、本格的な労働者党建設の闘いから完全に脱落し、はじき飛ばされ、それを反動的に開き直っていったのだ。
筆者「高井戸」がこれほどまで虚無的な雰囲気をふりまいている根拠は、塩川一派のプロレタリア革命路線への無展望(絶望)、マルクス主義からの転向、内的自己崩壊である。少しでもプロレタリア革命への執念、こだわりがあれば、このような階級的転向・裏切りへの転落は絶対にありえないことだ。
第4章 塩川一派粉砕し11月1万人結集へ闘おう
われわれは生死をかけた革命的内戦で革命党=革共同を守り、プロレタリア革命の拠点、動労千葉、法政大学生運動、三里塚闘争、部落解放闘争などを反革命から守り抜いて勝利してきた。とりわけ動労千葉の闘いは今、全国—世界へと全面的に広がり、プロレタリア日本革命—世界革命へと羽ばたいている。
動労千葉が国鉄分割・民営化攻撃に断固ストライキで闘い、今日の勝利を切り開いている現実の中に、階級的に団結しマルクス主義を貫徹して闘ってきた実践的回答がある。「安田打倒」などと、動労千葉とその指導部への敵対を組織する塩川一派のもとでプロレタリア革命の勝利などあるはずがない。だから彼らは、国鉄1047名解雇撤回闘争を解体する4者・4団体路線をあろうことか「断固支持する」と表明しているのだ。
今や塩川一派は、階級的労働運動路線、マルクス主義と7月テーゼに全面的に敵対し、「革共同憎し」「動労千葉憎し」を唯一最大の動機とする、路線なき革命党破壊集団、最悪の転向スパイ集団に転落した。塩川は、権力への投降者として歴史のくずかごに捨てられ、解体されるべき存在に転落した。
塩川に追随している人たちに尋ねたい。史上最悪のスパイ行為をやっても恥じない塩川らのもとに、これからもずっと付き従うのか? これまで自分が人生をかけ、生死をかけて闘い抜いてきた反革命や権力との闘いを投げ捨てるのか? プロレタリア革命の道が塩川一派のもとにあると思うのか?
動労千葉など闘う3労組が呼びかけ、世界金融大恐慌と福田打倒情勢の中で闘われる11・2労働者集会は、全世界の労働者階級の解放をかけた大集会だ。この闘いの中に差別と民族抑圧をも根底的に打ち砕く力がある。国際連帯の広がりがそれを示している。そして、1万人結集実現の中に革命の現実性があるのだ。
革共同中央や革命軍の組織暴露を行った塩川一派を絶対に許さない。われわれは、塩川一派の粉砕・打倒のために総決起する。塩川一派の敵対を粉砕し、11・2労働者集会1万人結集を絶対に実現しよう! 日本革命をこの手に握りしめよう!
ともに闘おう!