2008年9月 8日

全国の闘う学友は全学連大会へ 新自由主義大学に学生の総反乱を 革共同中央学生組織委員会

週刊『前進』06頁(2358号5面1)(2008/09/08)

全国の闘う学友は全学連大会へ
 福田を倒した!今こそ大反撃の時新自由主義大学に学生の総反乱を
 革共同中央学生組織委員会

 全国の学生の皆さん! ついに労働者階級の団結で福田政権を打倒した。われわれの怒りの炎が福田を焼き尽くした。労働者・学生の決起でボロボロの帝国主義を打倒する、革命をやる大決戦の到来だ。だからこそ、全学連大会への大結集を絶対にかちとりたい! すべての学友が全学連大会に参加し、この新自由主義の大破産と全世界的ストライキの爆発という嵐の時代に、ともに闘い生きる同志として団結しよう! 大量逮捕−起訴−処分をはね返してきた法大決戦に大会から総決起し、今秋ストライキで増田総長体制を打倒する決意を固めよう! われわれ青年・学生はそれができる革命的な存在だ。

 第1章 福田打倒の高揚の中でかちとる歴史的な大会

 憔悴(しょうすい)しきって逃亡した福田のぶざまな姿を見よ。統治能力の欠如をさらして茫然(ぼうぜん)自失状態、何とかして労働者階級の怒りを鎮めようと総裁選や代表選に右往左往する支配階級どもの姿を見よ。福田打倒は労働者の勝利だ。08年前半戦でのサミット粉砕決戦の爆発、漁民スト・農民デモなど社会に満ち満ちている怒りのマグマ、そして何よりもあらゆる逮捕・弾圧をはね返し、法大生と全学連の団結で闘い抜いてきた法大決戦が頑として屹立(きつりつ)している力で、福田を倒したのだ。学生の皆さん、われわれ自身が怒り、闘って闘って引き寄せた革命情勢だ。
 この勝利と高揚の一切を全学連大会へ! 労働者・学生は、今こそ職場・キャンパスでストライキをやって権力をとりにいこう。もはや「遠慮」することなど何もない。ブルジョアジーの階級支配は破綻しているのだ。われわれこそが資本家どもを蹴散らし、社会を運営していく主人公なのだ。全学連大会でその戦闘宣言を発する。
 とりわけ前半戦を闘い抜いてきた全国の同志・活動家の皆さん!  全学連大会の大爆発へ、あなたの渾身(こんしん)の決起と情熱が絶対に必要だ。仲間の獲得にかける執念が必ず情勢を揺り動かす。そして、全学連大会への大結集をつくり出すことこそが、あの憎き日帝・警察権力と法大当局に対する根底的な反撃であり、今この瞬間も獄中闘争を不屈に闘い抜く20同志への最大の連帯だ。キャンパス・寮・サークル・クラスで激しく白熱的な討論を巻き起こし、最後の最後まで大会結集にかけきろう! 
そして全学連大会から今秋法大決戦、11・2労働者集会に攻めのぼり、全世界をわが手に獲得しよう。

 第1節 サミット粉砕と今春の勝利

 第一に、今次全学連大会は超ど級の革命的情勢のただ中で開催されようとしている。日本の300万学生が全世界の労働者階級とともに帝国主義打倒へ総決起していく、新自由主義攻撃をぶっ飛ばして世界革命をやる、歴史を動かしていく分水嶺(ぶんすいれい)、それが全学連大会だ。全学連大会の爆発に一切がかかっているのだ。
 一つは、大会において、福田打倒をサミット粉砕決戦の勝利、動労千葉と11月潮流の勝利、そして法大決戦と獄中の全学連20同志の闘いでかちとった勝利として高らかに謳歌(おうか)しよう。
 首都厳戒体制を粉砕してかちとられた6・29渋谷大デモは、「日本に世界革命派あり!」の衝撃を全世界に与えた。サミットにおいて世界金融大恐慌情勢、そしてインフレ危機に何ひとつ手をうてないばかりか、帝国主義同士の争闘戦でも追い詰められた福田政権は、国内階級支配も貫徹できずボロボロになってうち倒された。
 さらに、国鉄1047名解雇撤回闘争を敵に売り渡すための4者・4団体の和解策動が、11月労働者集会および動労千葉の存在と真っ向から激突し、「屈服か団結か」の激しい分岐を持ち込んでいることが、日帝・福田をぐいぐいと追い詰めていった。
 そして法大決戦が、この2年半で実に88人の逮捕と22人の起訴という、日帝国家権力・警視庁の一切を注ぎ込んだ未曽有の大弾圧を粉砕してきたことが決定的だった。首都のど真ん中で、ブルジョアジーの新自由主義大学政策の中枢から絶対非和解の闘いの火柱が上がったのだ。
 「日帝ブルジョアジーの基本政策は、労働者階級にたいする階級支配にある」(革共同第22回拡大全国委員会総会第3報告)。階級支配は破産し、労働者階級の闘いは議会主義や体制内的制動の枠を突き破って、革命に向かってストレートに発展しつつある。福田は、動労千葉と法大生・全学連の闘いの質がついに300万学生−2000万青年労働者と結合することに恐怖し、歴史のくずかごにたたき込まれたのだ。

 第2節 新自由主義は大破産した!

 二つに、日本帝国主義のこのどうしようもない階級支配の危機こそが、20年来の新自由主義攻撃の大破産そのものだ。
 新自由主義攻撃が最後的に生み出したものは金融大恐慌とインフレ、世界戦争、そして全世界を覆う労働者のストライキの大波だ。1974〜75年世界同時恐慌で、帝国主義体制は過剰資本・過剰生産力のデッドロックにぶち当たった。それから敵がやってきたことはただひとつ、社会を丸ごと民営化し、徹底的に労働組合と団結を破壊し、むき出しの資本の搾取を貫徹することだった。
 労働者階級への民営化とリストラ・賃下げで資本が「戦後最長の好景気」を謳歌するという転倒! インフレで石油・穀物メジャーが空前の利益をむさぼるこの転倒!  「教育」を騙(かた)って安価な賃金奴隷を大量製造しようとする、大学の腐りきったあり方! もはやこんなあり方は通用しない。逆に新自由主義攻撃が労働者・学生の怒りに火をつけ、体制内的制動を全部ぶっ飛ばして革命に向かっての決起を続々とつくり出している。
 新自由主義攻撃に対して民営化絶対反対と階級的団結を組織することが決定的であり、勝利の展望は第2次国鉄決戦と動労千葉だ。新自由主義攻撃が歴史的に破産し、福田打倒で高揚する労働者の決起が始まろうとする中で、国鉄闘争を売り渡し、敵に全面屈服する4者・4団体路線をどうして認められるか! 日本労働者階級の革命性を否定するような輩(やから)をどうして許せるか! 動労千葉は分割・民営化後20年の闘いで「新自由主義攻撃に勝利した!」と宣言し、11・2労働者集会への1万人結集の力で国鉄闘争幕引き策動を粉砕しようと呼びかけている。
 全学連大会において、「新自由主義攻撃と学生はいかに闘い、いかに生きるべきか」を徹底的にはっきりさせ、世界史的スケールでの青年・学生の総反乱を宣言しよう。

 第3節 労働者階級が権力握る時だ

 三つに、日帝ブルジョアジーが脆弱(ぜいじゃく)であればあるほど、むき出しの権力問題が問われているのだ。ブルジョア国家の転覆と権力奪取、プロレタリア革命こそが問題になっているのだ。われわれは全学連大会を全国学生の力でぶち抜き、ギラギラして権力をとりにいく。
 2年続けて時のブルジョア国家の最高権力者が打倒される、この事実が階級意識を激変させている。昨年の安倍打倒ともまったく違う、日本階級闘争は歴史上経験のないほどの大激動に突入した。権力を握り、社会に責任をとるのは労働者階級だ。麻生だろうが小沢だろうが全部労働者の敵だ。まとめてゼネストの力でぶっ飛ばせ!
 永きにわたって体制内的・議会主義的に押さえ込まれてきた日本労働者階級の戦闘性と怒りがひとたび爆発するならば、それはドイツ「ストライキ共和国」や韓国100万人デモをはるかにこえるものになる。福田打倒で導火線に火はついた。全学連大会の成功で必ずその火花は全国の大学に燃え広がる。

 第2章 大会で法大決戦勝利の不抜の団結を固めよう

 第二に、新自由主義大学・法政大および日帝国家権力と激突し勝利してきた法大闘争は、いよいよ10・17キャンパス大集会の爆発から「法大スト—増田総長打倒」をかちとっていく天王山に突入する。しかし、われわれにはまだまだ力が足りない。そして、勝利するためにもっと固い鉄の塊のような団結がほしい。だから全国学生は全学連大会に結集してほしい。法大弾圧に怒れる学生は一人残らず大会へ! 日本学生運動の未来をかけて、ともに法大決戦を闘うための全学連大会だ。
 一つは、法大決戦に絶対に勝利したい、新自由主義大学を団結の力でひっくり返したい、法大・増田体制を打倒したい、そして獄壁をぶち破って20人の仲間を今すぐ取り戻したい!——全学連大会でこの欲求と情熱が爆発する。
 増田の振りまく「自立型人材育成論」のイデオロギーを絶対に許すことはできない! 「自立型人材」こそ、ブルジョア支配階級の要請そのものだ。「自立」とは、自らの責任において労働力商品としての価値を高めて資本に売り飛ばすということであり、逆に熾烈(しれつ)な生存競争に「敗北」してのたれ死ぬようなことがあっても、自己責任として我慢せよということだ。つまり「自立型人材」をつくるということは団結破壊と分断であり、新自由主義攻撃の核心なのだ。
 だからこそ、90年代以来の学生自治をめぐる激しい攻防は、そして06年3・14弾圧以来の闘いはすべて3万法大生の団結をめぐる激突であり、ブルジョアジーのむき出しの新自由主義攻撃との激突だった。法大生と全学連はそこで血を流しながらも対決し、攻撃の貫徹を許さなかった。
 動労千葉のように「絶対反対」と「階級的団結」を武器に闘おう! 獄中20同志と、闘う文化連盟の存在こそその象徴だ。敵のやれることは結局は弾圧と処分しかない。学生の決起を確信し、この弾圧・処分攻撃に一歩も引かずに団結を組織しきる中で必ず勝利できる。法大闘争は「獄中同志のように闘おう!」「一人の仲間も見捨てない!」と、常に新自由主義攻撃と対決する路線を日々貫きながら、革命の現実性をつかみとってきた。
 そして、法大闘争の主人公は法大生であり、全国学生だ。なぜなら、法大決戦こそ新自由主義大学の全面化を許すのか否かの天王山であり、敵階級と警察権力の最大の攻撃の集中点である法大でそれを打ち砕く歴史的大決戦だからだ。自らの大学キャンパスでの闘いと団結形成を欲するからこそ、全国の学友はこの2年半、続々と法大にかけつけてきた。
 動労千葉と国鉄1047名解雇撤回闘争が敵に新自由主義攻撃の貫徹を許さなかったように、法大生と全学連が団結して法大決戦を闘っていることが、新自由主義大学の巨大な防波堤になっているのだ。だからこそ、この秋絶対に勝ちたい。全学連大会の最大の獲得目標は、法大生と団結し、参加者すべてが自らの闘いとして法大決戦に総決起することだ。
 いま一つは、法大決戦と一体で、今こそ全国大学で学生の怒りの反乱を起こすときだ。新自由主義大学に対する300万学生ゼネストを!
 新自由主義はどこの大学においても例外なく教育を食い物にし、学生をまさに「労働力商品」そのものとして資本のくびきの下に置こうとする。だからこそ、闘う主体がキャンパスに一人でもいれば、必ずそこから闘いは爆発する。法大型の決戦を全国で爆発させることができる。全国学生の力で法大決戦に勝利し、そのうねりをさらにまた全国大学に還流させよう! 

 第3章 獄中の20同志とともに学生の力で社会変革を

 全国の300万学生が団結する。戦争・搾取と闘い、学生の力で社会を変える。一つの大学、一人の学生のために全国学生が団結する。全世界の労働者・学生と連帯して闘う。——こういう本来当たり前の学生のあり方が、これまでブルジョアジーによって徹底的に奪われてきた。新自由主義攻撃による分断と競争がそれをさらに加速させた。
 本来、社会変革の先進闘士である大学に、敵は腐敗したブルジョア思想を蔓延(まんえん)させようとしてきた。われわれ学生の生き方が徹底して低められてきた。
 しかし、全学連大会は革命的存在としての学生(運動)の存在を復権させる! 今こそ奪われてきたものをすべて奪い返せ。この胸躍る革命情勢、300万学生と全学連が階級闘争の最先頭に躍り出よう!
 たった一人から始まる決起、あなたの存在と怒りが決定的だ。その怒りは資本への怒りであり、仲間を求めてやまない欲求であり、全世界の労働者・学生との団結へと通ずる。そして何よりも、全学連大会に参加できない獄中20同志は、大会の大成功を熱望し、あなたの決起を求めている。全国学生は獄中同志の分身となって全学連大会に駆けつけてほしい!
 昨年の全学連大会は、激しい論議の中で素晴らしい革命家集団、学生運動のリーダーを生み出していった。「俺は『2人に1人がフリーター』と言われても、自分だけ助かろうなんて思いません。2人が団結してこんな社会を変えればいいんだ。うちの学長は『学生は商品。大学は学生を仕入れて企業に売る』と言っていた。ふざけるな! 大学は学生のものだ。こんな腐りきった大学なんか全部ぶっ壊した方がいい。自分には子どもの頃から心からぶつかれる友人がいなかったが、全学連には僕の求めていた団結がある」。大会初参加で発言したこの同志も、今は東京拘置所で意気軒高と闘い抜いている。
 1人の弾圧に100人の決起を! 全国学生の力で歴史に残る全学連大会をやろう! 法大決戦に絶対勝利するぞ!
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全学連全国大会要項
【日時】9月13日(土)〜15日(月)
【会場】1日目(13日)、3日目(15日)
 文京区民センター(文京区本郷4−15−14、地下鉄「春日」「後楽園」下車)
2日目(14日)
 浜町区民館(中央区日本橋浜町3−37−10、都営地下鉄「浜町」下車)
【参加費】1000円(会場費、資料代など)※宿泊費除く
【連絡先】TEL/050−3036−6464