2008年9月 8日

市東さん怒りの陳述要旨

週刊『前進』06頁(2358号4面3)(2008/09/08)

市東さん怒りの陳述要旨

 勝手に「不法耕作」だと決めつけて、空港会社が私に畑の明け渡しを要求するこの裁判が、私には納得できません。
 いったい、どこが不法だと言うのでしょうか! 無断で土地を売買し、地代をだまし取り、「不法耕作」の言いがかりで土地を取り上げる、——法を犯しているのは誰だ! と私は叫びたい。
 農地を農地として守り続け誠実に地代も納めてきたはずの私が、忙しい農作業の最中に、こうして被告として法廷に来ざるを得ないことに、強い憤りを感じています。
 私の賃借地は、「南台41−8」を含む、現に耕作している畑のすべてです。そもそも「南台41」の土地は、大正期に私の祖父の市太郎が原野を畑にした土地でした。以後代々、その一部を賃借して耕してきたのです。
 この裁判は、契約してない土地を契約地だと主張し、本来の契約地を不法耕作だという、間違った主張のもとに提起されたものであり、即刻却下するよう求めます。