2008年9月 8日

大幅賃上げゼネストをやろう! ワーカーズアクション9・27の呼びかけ

週刊『前進』06頁(2358号2面2)(2008/09/08)

生きていけるだけの賃金よこせ!大幅賃上げゼネストをやろう!
 ワーカーズアクション9・27の呼びかけ

 9月3日にワーカーズアクション首都圏実行委員会から9・27集会(東京)への呼びかけが発せられた(要項1面)。この呼びかけに応えて全国で9・27〜28に総力決起し、11月集会1万人結集への突撃路を切り開こう。(編集局)

 第1章 労働者の怒りで福田政権打倒したぞ! 労働者の団結した行動こそ社会を変革する力だ!

 9月1日、労働者の怒りでついに福田を打倒した! しかし、私たちの怒りはこんなものではおさまらない!
 働いてもまともに生活できないこの現状はなんだ。時給600円台の最低賃金で働かされている派遣労働者。会社に文句を言えば即解雇。ふざけるな! 正社員はどうだ。あなたは店長だ、管理職だなどと言われ、残業代も支払われず異常な長時間労働で働かされている。公務員はどうだ。1000兆円の国の借金を全部公務員のせいにされ、「200万人の公務員のクビを切る」なんて言われている。資本家に搾取され、奴隷のように扱われていることへの怒りはどこも同じだ! その一方で、削った賃金で生活物資の値段をつり上げ、市場や資源をめぐって戦争をやり、資本家はますます肥え太っているではないか!
 もうガマンの限界だ! 「生きていけるだけの賃金をよこせ!」−私たちのこの叫びは、労働者が人間らしく生きていくための当然の要求だ。「大幅賃上げゼネストをやろう!」−この方針で労働者はひとつに団結し、資本主義社会を根底から覆す総反乱を開始しよう!
 福田を打倒して分かったことは、首相がいなくたって世の中はまわるってことだ。労働者がこの社会を動かしているからだ。労働者の団結した行動こそ社会を変革する唯一の力だ! 選挙で世の中が変わるかのように言っている自民も民主も労働者の敵だ! 麻生も小沢もぶっ飛ばし、闘う労働運動をつくろう! 派遣も正社員も公務員も、怒りをひとつにして9・27ワーカーズアクションに集まって欲しい。

 第2章 国鉄1047名解雇撤回! 民営化絶対反対で闘う労働運動をつくろう!

 世界中でいま、賃上げストや民営化・クビ切り絶対反対を掲げたストライキが嵐のように始まっている。そうだ! こういう時代だからこそ、労働組合が最先頭で闘う時だ。資本と闘わない組合幹部を打ち倒し、労働組合を現場労働者の手に取り戻そう。その最大の攻防が、国鉄1047名解雇撤回闘争をめぐる闘いだ。
 日本には、JR資本と政府を相手に、1047名の不当解雇撤回を21年間闘い抜いている労働運動がある。それが国鉄労働運動だ。国鉄労働組合をつぶし、日本の労働運動をつぶすことを狙った分割・民営化攻撃に対し、国鉄労働者はクビをかけて闘い、国労と国鉄労働運動を守り抜いてきた。民営化絶対反対の闘いが、国鉄1047名解雇撤回闘争として続いていることを資本も政府も恐れてきたのだ。
 しかしいま、国労本部をはじめ、労働運動の指導部が〈4者4団体〉という枠組みをつくり、1047名解雇撤回の原則を投げ捨て、政府に政治和解を求めている。解雇撤回を自らおろし、政治和解を要求するということは、政府やJR資本に頭を下げ、資本や国家権力とはもう闘わないということだ。こんなことを認めたら、労働運動は内側からたたきつぶされ、青年労働者のクビ切り、賃下げ、生活破壊はもっと激しく進行する。そんなことは絶対に認めることはできない!
 解雇撤回の原則を投げ捨て、政府に和解を求める連中は、自分の職場や組合でも、「情勢が厳しいからストライキなんかやったら会社に処分される」「会社を発展させるために労働者はもっと働こう」と言っている連中だ。彼らは「労働者に社会を変える力なんかない」と本気で思っている。現場労働者の団結した力を何も信じていないのだ。こんなふざけたことを言って、資本家の手先になっている連合・全労連などの労働組合幹部は現場労働者の敵だ。こんな腐った幹部をぶっ飛ばし、私たちの手でストライキができる組合につくりかえよう。

 第3章 生きていけるだけの賃金よこせ! 大幅賃上げゼネストをやろう!職場から反乱をおこそう!

 〈4者4団体〉とは正反対に、労働者が団結したときに社会を変革する力をもつ、このことを実践で証明しているのが国鉄千葉動力車労働組合動労千葉)だ。動労千葉は国鉄分割・民営化攻撃にストライキで闘い、28名の解雇者を出しながらなお原則を守り抜いて闘うことで全員の解雇撤回を勝ち取った。毎年の春闘ではストライキで列車を止め、JR資本に1047名解雇撤回、大幅賃上げや安全確保の要求をたたきつける。胸を張っているのは労働者であり、頭を下げてくるのは会社のほうだ。
 動労千葉は、自分たちがふんばって闘い抜けばいつの日か、民営化・規制緩和に対する全労働者の怒りと結びついて勝利することができる、そう信じて闘ってきた。いまがまさにその時だ。世界中の労働者がストライキに立ち上がっている、私たち青年労働者がこんなにストライキで闘いたいと思っている、この決定的チャンスの時に、〈4者4団体〉は動労千葉を排除し、解雇撤回を投げ捨てた1047名闘争の政治解決にのめり込もうとしているのだ。だから絶対に許せない!
 福田辞任とともに政治和解の幻想すらぶっ飛んだ。ワーカーズアクションは動労千葉とともに〈4者4団体〉絶対反対で闘う。そして、自分たちの職場でも、資本と非和解で闘い、組合幹部からの処分や弾圧を恐れず、仲間との団結にかけきって闘う。だからこそ確信を持って訴える。「労働者は団結すれば絶対に勝てる」と。私たちと固く手を握ろう。私たちはその手を絶対に離さない。すべての青年労働者のみなさん。9・27ワーカーズアクションで団結しよう!