2008年9月 1日

法大決戦勝利! 11月労働者集会へ 全学連大会に大結集を

週刊『前進』08頁(2357号5面2)(2008/09/01)

法大決戦勝利! 11月労働者集会へ
 全学連大会に大結集を

 第1章 招請状

 全国の学友のみなさん!
 全学連中央執行委員会は、帝国主義・資本主義の戦争・搾取・抑圧をぶっ飛ばす学生の固い団結をつくり出すため、9月13日〜15日に全国大会を開催します。いまだ国家権力にとらわれ続けている20人の仲間と獄壁をうち破って団結し、新自由主義大学との激突である法大闘争勝利の展望をつかみ、動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)をはじめ3労組が呼びかける11月全国労働者集会の1万人結集へ突進しよう。何よりも、結集したすべての仲間が学生運動のリーダーへと飛躍しよう!
 第一に、本大会から法大10・17キャンパス大集会と今秋ストライキに総決起しよう。7月24日には、なかのZEROホールを埋める学生・労働者460人の結集で、怒りを込めて総反撃を宣言しました。これに恐怖した警察権力は集会前後に3人の学生を令状逮捕し、8月14日に起訴しました。絶対に許すことはできない!
 法政大学ではこの2年半で88人の逮捕、22人の起訴、4人の退学、1人の無期停学。闘う学生を警察権力と結託して弾圧・処分し、追放していく法大当局の暴力支配。そして他方では徹底的に学生を分断し、自治団体やサークルをつぶし、資本主義への幻想をあおり、貧困ビジネスさながらに学生にたかる。「もう我慢ならない!」「団結してキャンパスを学生の手に取り戻そう!」「帝国主義強盗のためのサミットは粉砕だ!」、この腹の底からの怒りの爆発が5月29日の暴力職員・ガードマン・公安警察を圧倒した闘いでした。法大5・29戦闘は青年労働者の心をとらえ、6月29日のサミット粉砕の渋谷大デモに引き継がれました。そしてこの闘いの中で、ついに法大文化連盟(文連)が立ちあがった! 闘う法大生への弾圧・処分攻撃に対し「一人の仲間も裏切らない!」、この文連と全学連の団結こそが法大闘争の核心であり、法大当局の攻撃をことごとく破産させてきました。
 新自由主義は危機に立つ帝国主義の最後の延命策であり、新自由主義大学と非和解で闘う中で真の団結が生み出されます。法大総長・増田は、一方で「自由な大学を」などと許せぬデマを振りまき、他方で「社会的要請に応える自立型人材の育成」などと、資本家の要求を忠実に実践する先兵であることを自認しています。教育と学生を資本に都合のいい商品にし、弱肉強食の自己責任を強い、そしてそれに声をあげればむき出しの暴力で押しつぶす。これこそ戦争への道そのものではないか! 法大こそ資本・国家権力との激突の最前線です。新自由主義には3万法大生の決起で応えよう! 10・17法大集会に全国から総結集し、今秋法大ストライキを実現しよう!
 第二に、法大と全国大学で闘いを爆発させ、11月集会への1万人結集−学生1000人結集をかちとろう! 帝国主義の世界支配が崩壊し、米サブプライムローン破産とインフレが労働者階級の生活を直撃しています。その中から、資本主義の打倒に行きつく激しいストライキ、デモ、暴動が全世界でまき起こっています。穀物をつくる農民が飢え、社会の生産をすべて担う労働者がワーキングプアになるというこの転倒! その頭目である福田、ブッシュらを許すな! もはや資本主義は労働者・農民をまともに食べさせることすらできません。いよいよ命脈の尽きた資本主義を労働者の手で打倒する、胸踊る時代が始まりました。
 労働者こそ社会の主人公です。労働者の団結にこそ未来社会の展望があります。動労千葉はじめ三組合の呼びかける11月集会は、日本階級闘争の先頭に立ち、南朝鮮・韓国やアメリカの戦闘的労働運動と結合し、世界革命の司令塔になろうとしています。資本への怒り、新自由主義への怒り、分断と団結破壊への怒り、われわれ学生の怒りは労働者とまったく同じであり、11月集会への1万人結集を火花にして6500万労働者−2000万青年労働者−300万学生の総反乱をつくり出すことは絶対にできる!
 第三に、獄中20同志のように闘おう! 「5・29法大戦闘は短時間とはいえキャンパスの支配権を学生が握る事実上のストライキとしてうち抜かれ、資本・権力によるサミット体制は崩壊した。サミットを粉砕した力で、新自由主義をぶっ飛ばそう! 獄内外で団結し、法大から第2波ストライキをやろう!」(全学連副委員長・内海佑一、法政大学)、「団結しよう! ともに闘おう! 団結こそ俺たちの最大の武器だ。団結すれば必ず勝つ! 監獄大学・新自由主義粉砕へ今こそ立ちあがろう!」(全学連書記長・原田幸一郎、京都大学)。
 警察権力の逮捕・転向強要攻撃を全部はね返した獄中同志は、熱烈に団結を求めています。10人の弾圧には100人の決起で、100人の弾圧には1000人の決起で応えよう! 本大会を獄中同志と完全に一体化してかちとろう!
 最後に、08年前半の闘いの一切は昨年の全学連大会の大成功によって準備されました。大会の中の激しい論議で格闘し、悩み、その中から逮捕・処分を恐れない、そして学生の団結と決起をトコトン確信する素晴らしいリーダーが次々と生み出されていきました。
 彼らの多くが今、東京拘置所を新たな戦場として不屈に闘い抜いています。資本家どもによる支配を突き破る真の団結がここにある。労働者階級とともに生き、そしてともに全世界を獲得していく人間的生き方がここにある。すべての学友は、全学連大会に結集しよう! 革命的激動に切り込んで、ともに闘おう! 福田政権を倒そう! そして20人の仲間を奪還しよう!
 2008年8月15日
 全学連中央執行委員会(織田陽介委員長)