2008年8月25日

富山大弾圧初公判 武藤君、革命の展望アジる

週刊『前進』06頁(2356号6面3)(2008/08/25)

富山大弾圧初公判
 武藤君、革命の展望アジる

 4月15日に富山大キャンパスでのビラまき・クラス討論で逮捕・起訴された武藤淳範君の第1回公判が8月19日、富山地裁で行われた。傍聴には、法政大、京都大、広島大からも学生がかけつけ、富大の学生、青年労働者を先頭に、富山大OB、北陸労組交流センター、合同労組北陸ユニオンの仲間とともに、法廷を揺るがす大闘争が闘いぬかれた。
 冒頭意見陳述に立った武藤君は、堂々とサミット粉砕を学生に訴えたことが大学当局と国家権力を追いつめたことをはっきりさせ、革命への展望をアジりきった。退廷させられた仲間は裁判所前で弾劾行動をやりぬいた。
 富山地裁は、武藤君とわれわれの闘いに心底ビビっている。富山地裁は、地裁始まって以来の厳戒態勢を敷き、法廷に至る廊下には金属探知機を設置し、民間業者を雇って持ち物チェックやボディーチェックを強行した。これに抗議した仲間が、なんと法廷にも入っていないのに構外退去させられた。法廷内では、傍聴席の最前列にいた仲間が、開廷までの時間にボディーチェックに二言三言抗議しただけで次々と強制退去させられた。「ふざけるな! まだ開廷もしていないのに、何が『退去』だ!」
 裁判所構外へ退廷させられた仲間は、メガフォンを使い正面玄関で抗議し、さらには法廷のある建物の直近に移動し、法廷めがけて徹底弾劾した。「こんな裁判も裁判長も終わってる!」
 しばらくすると法廷から構外に連れて行かれる武藤君が見えるではないか。武藤君を乗せて動き出した護送車の前に立ちはだかり、アジテーションとシュプレヒコールをガンガンたたきつけた。裁判所職員はただととまどうばかりだった。
 次回公判は10月9日。弾圧を団結に! 職場で大学で武藤君とともに闘おう!
 (富大ビラまき弾圧を許さない会/M)