2008年8月25日

東京中郵 支部統合絶対反対 民営郵政と糀谷支部長体制打倒

週刊『前進』06頁(2356号2面2)(2008/08/25)

東京中郵 支部統合絶対反対へ
 民営郵政とそれを支える糀谷支部長体制打倒する

 東京中央郵便局(現銀座局)で闘う星野勝紀さんの、8月30日に予定されているJPU支部と全郵政支部の組織統合大会粉砕にむけた『8月支部統合絶対反対のアピール』が全国労組交流センターのニュースに掲載されました。ここに転載します。(編集局)
 私は8・30中郵決戦への突入を宣言します。これまでの4年間の職場実践のすべてをかけて再び退路を断った闘いに、中郵の闘う仲間とともに入ります。
 私たちの闘いは05年10・21、渋谷・宮下公園での郵政民営化絶対反対の戦闘宣言から始まりました。その年の11月全国労働者総決起集会で、郵政民営化絶対反対の職場実践に入ることを宣言して東京中郵における闘いが始まりました。その最初の闘いが、全逓中央本部が民営化反対の旗を降ろす06年2月の臨時全国大会代議員選挙でした。
 私は入局以来、支部青年部長、支部執行委員を歴任し、約20年間いわゆる体制内の中での組合活動家として育ちました。しかし、動労千葉が呼びかける11月労働者集会に出会い、自分の職場で「たたかう労働運動の新たな潮流をつくろう」と決意しました。その勝負が06年2月の臨大代議員選にあったと思います。この代議員選は、路線を鮮明にさせるとともに、組合権力奪取の挑戦の始まりでした。
 最初の職場闘争は、反動課長への集団的抗議行動でした。その中で、職場の組合員の一緒になって闘う姿に感動しました。そして自分は、今までどっちを向いて活動してきたのかと突きつけられました。ここが私の転換点だったと思います。それからは悪戦苦闘の中で、超勤拒否の闘いまで打ち抜きました。この超勤拒否闘争も、最初は一人からでしたが、その闘いは一人の闘いではなかったのです。自分の怒りは、職場の組合員の怒りであり、職場の組合員の怒りとともに闘ったということです。もっといえば、階級全体の怒りの体現として闘ったのです。
 そして、ついに8・30統合大会粉砕の闘いまで上りつめてきました。
 中郵支部・糀谷(こうじや)支部長体制はグラグラです。なぜか。それは、彼らが現場の組合員にまったく依拠していないからです。依拠しているのは、当局とJP労組中央本部・地本です。こんなやつらに執行部を名乗る資格はありません。
 8・30闘争は、民営郵政とそれを支えるJP労組中央打倒の具体的職場実践です。この闘いは、明確に打倒対象を見据えた闘いであり、攻めの闘いです。われわれの闘いがついに、労働者の敵である連合派ダラ幹を打倒するところまで来たのです。それは、われわれが執行部になるということです。日常活動のあり方から、われわれの構えが問われるのです。
 いま一度はっきりさせるべきは、労働運動の力で革命をやろうということです。組合権力もとれなくてプロレタリア革命を語るなど空語です。しかし、ついにわれわれの職場において、革命への歴史的チャンスが目の前にあるのです。JP労組中央打倒は、遠い存在の打倒のように聞こえますが、その本質は自分の職場で、労働者の敵対物として登場している執行部ダラ幹を打倒することにあります。その先陣を切るのが、わが中郵です。
 ここを突破したとき11月集会1万人結集もリアルに見えるのです。

 第1章 一切の曖昧さを吹き飛ばし闘う 

 これまで自分自身、糀谷支部長体制打倒を言いきれませんでした。やはり自分の甘さがあったのです。最初に浮かんだのは、これまでのしがらみです。しがらみとは何か。自分を曖昧(あいまい)にしてつきあってきた部分がまだまだ残っているということです。私は、こんなものを一切断ち切る闘いに入りたい。
 マルクス・エンゲルス『共産党宣言』の中に「共産主義者は自分たちの見解と意図を隠すことを軽蔑する。……支配階級よ、共産主義革命の前に震え上がるがよい! プロレタリアは、この革命において鉄鎖以外に失うものは何もない。プロレタリアが獲得すべきは全世界である。万国のプロレタリア団結せよ!」とあります。糀谷体制打倒で獲得すべきは職場の組合員であり労働者階級全体です。私は労働者の自己解放をかちとるべく、自らの自己解放闘争に断固として入りたい。
 中郵の闘う仲間との血の通った団結を、この闘いの中でつくりたいと思います。また、この団結がなければ、糀谷体制打倒闘争は勝利できません。また全国で闘う仲間と固くつながって闘いたい。労組交流センター全逓部会が、JP労組中央本部に取って代わる闘いが今日から始まりました。この闘いでわれわれとともに闘う仲間を圧倒的に獲得して、11月1万のデモを首都東京で打ち抜こうではありませんか。私はその最先頭で闘います。ともに闘おう。
 全逓東京中郵 星野勝紀