8・15闘争 民主労総ソウル本部と団結固く “労働者は一つになり闘う”
8・15闘争 民主労総ソウル本部と団結固く
“労働者は一つになり闘う”
8月15日朝、閣僚の靖国神社参拝を徹底弾劾するデモが、反戦共同行動委員会の主催で闘いとられた。(関連記事3面)
靖国神社の至近距離に位置する法政大学正門前の土手公園に8時半、首都圏を中心に180人の労働者・学生が結集した。この時刻ですでに容赦のないカンカン照りだが、酷暑をものともせず侵略翼賛施設=靖国への怒りと日帝打倒の闘志をたぎらせて登場した。
最初に司会の北島邦彦杉並区議が、「8・15を全世界に革命をアピールする日として闘いとろう」と呼びかけ、ともに闘う同志として韓国民主労総の3人が参加していることを紹介した。
全学連の織田陽介委員長が次のように基調を提起した。「昨日3人の学友が起訴された。目の前の法政大学にビラまきに入ったら逮捕、起訴! だが3人は完黙を貫いて勝利した。
グルジアに米軍が乗り込んで戦争挑発を行い、これに激しくロシアが対抗して戦争がすでに火を噴いている。法大闘争での合計20人の起訴も、戦争情勢下の大弾圧だ。
福田政権は戦争で奪った領土の領有権を主張している。戦争と排外主義で労働者を分断しようとしている。靖国の本質もここにある。6・29サミット粉砕闘争で切り開いた日韓労働者の国際連帯はこんなことで破壊されない。今日この場から、11月1万人結集への闘いを始めよう!」
動労千葉の川崎昌浩執行委員が闘いの決意を述べた。「かつて朝鮮・中国に侵略した日本の労働者階級が、今どう闘うかが問われている。労働者の国際連帯をさらに発展させ、職場から決起し、今度こそ11月集会に1万人の結集を」と訴え、動労千葉も全力で組織拡大に取り組むことを表明した。
民主労総ソウル地域本部のイジェヨン本部長が発言に立った。
「イミョンバク政権の民営化政策に対し、数万の民衆が立ち上がった。警察は催涙ガスや盾で暴力的に抑えつけようとした。法政大学でも、機動隊や私服刑事が厳重に取り囲んでいるが、彼らは何を恐れているのか。学生の不屈の闘いの勝利のためにさらに組織化を進め、多くの民衆と合流し、ひとつの波となって闘いましょう」と熱烈な連帯アピールを行った。
「福田政権を打倒しよう」と大書した横断幕、そして民主労総の白い旗と動労千葉の赤い動輪旗を先頭に、デモが出発した。「団結して戦争止めよう!」「職場から反乱起こそう!」と、青年労働者と学生の元気なコールが、厳戒の靖国・法大周辺に響き渡った。行く手を遮るほどのまぶしい照り返しの中で全員が汗だくになりながら、デモは外堀通りを進んだ。沿道からの注目度は高く、マンションのテラスから笑顔で大きく腕を振る人も。防衛省間近の公園までのデモをやりぬき、11月総決起を誓い合った。