西郡住宅闘争 八尾市を地裁に提訴 “不当な差し押さえ許さん”
西郡住宅闘争 八尾市を地裁に提訴
“不当な差し押さえ許さん”
西郡支部と供託者は8月7日、八尾市を大阪地裁に提訴しました。2月と7月の2度にわたる年金や生活費の差し押さえをどうして許すことができようか。市長や住宅管理課を法廷に引っ張り出し、追及するぞ! 裁くのはわれわれだ。
8月7日の提訴行動は弁護士会館での「八尾市の不当な差押えを許さないぞ、供託者と弁護団の集い」から始まりました。西郡からは供託者を先頭に30人が決起。共闘の労働者、弁護団、あわせて50人を超える仲間が集まりました。(写真)
まず弁護団が、供託者と議論しながら一緒に作り上げた訴状について説明。連帯のあいさつが、8・6広島から転戦してきた全国連杉並支部のきょうだい、全学連、泉佐野市議会議員の国賀祥司さんから行われた。全国連品川支部からは「憎き八尾市に対する攻勢に転じた。今日から始まる闘いに心から勇気づけられています。応能応益家賃制度を粉砕しよう」というメッセージ。ス労自主、東京南部労組交流センターからも熱いメッセージが寄せられた。
さらに3人の弁護団から「この事件の本質は応能応益制度にある。それを認めた最高裁が間違っていると思うし、最高裁が絶対ではない。判決も法律も変わる。変える力はここにいる人の力、団結の力です。一に団結、二に団結、三、四がなくて五に一蓮托生(いちれんたくしょう)でがんばりましょう」という、ともに闘う決意の表明。全員が拍手で応えました。
いよいよ供託者の発言です。
「この裁判、何がなんでも勝たなければならない。一緒にがんばっていきましょう」「供託しているのに、滞納といって督促状送ってくるのは許せない」「郵便貯金の差し押さえに、なんとも言えない怒りがこみ上げてきた」「郵便貯金、農協貯金も引かれてゼロにされました。団結の力で絶対に勝利をかちとるためにがんばる」「入院費が押さえられて無くなってしまった。取り返すためにみんなでがんばる」
さらに明け渡し裁判を闘う岡邨さんは「今回の差し押さえ裁判は、私らの側から国と八尾市を裁く裁判です。脅しやだましや、差別をあおることを暴露して闘いましょう。新自由主義に対して"生きてやる"と闘う世界の労働者と連帯し、大きな運動にして勝とう」と訴えました。青年部からは、同じ青年部で供託して闘っているA君のメッセージを代読。A君は、「国は国民に安心できる政治をと主張していますが、うそつきです。預金は生活費と違うと言ったけれども立派な生活費です。許せない。提訴します」と宣言しました。
最後に全国連西郡支部、八尾北命と健康を守る会、八尾北医療センター労働組合から決意表明が行われた。
この後、供託者を先頭にみんなで大阪地裁に行き、訴状を提出。記者会見も行い、この日の行動を終えました。
新たな闘いの始まりです。翌8日には、さっそく八尾市の自治体労働者にビラ入れを行いました。労働者は注目してビラを受け取り、読んでいます。裁判開始は10月と予想されます。11月決起の一環として闘おう