日誌 2008年7月30日〜8月12日
日誌 2008年7月30日〜8月12日
党幹事長・麻生で福田改造内閣発足/佐世保・各地で米原潜放射能漏れ
●座間市に基地再編交付金 防衛省は、在日米軍再編に伴う基地負担を受け入れた自治体に対する「再編交付金」の支給対象に、新たに神奈川県座間市を加える方針を決めた。同市はキャンプ座間への米陸軍第1軍団前方司令部の新設に反対し、再編に関係する全国39自治体で唯一交付金の対象外だったが、市長が実質的に受け入れ容認に転じていた。(30日)
●F15、米本土で墜落 米西部ネバダ州で戦闘訓練中の米空軍F15D戦闘機1機が訓練区域に墜落、乗員1人が死亡した。同型機は米空軍嘉手納基地にも3機配備されている。(30日)
●普天間移設検討2チーム設置 政府は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画について、政府と沖縄県など地元自治体の実務者レベルによる二つの検討チームを設置した。「普天間飛行場の周辺の危険性除去に関するワーキングチーム」と「代替基地の建設計画と環境影響評価(アセスメント)を円滑に進めるためのワーキングチーム」。(31日)
●福田改造内閣が発足 福田改造内閣と自民党新執行部が発足した。麻生太郎を幹事長に、谷垣禎一を国土交通相に据えた。総務相、外相、厚生労働相、官房長官の4人は留任させ、閣僚17人のうち13人を代えた。新閣僚の13人中8人は閣僚経験者。(2日)
●米原潜が放射能漏れ 米海軍は、長崎県佐世保に3〜4月に寄港した米海軍のロサンゼルス級原子力潜水艦ヒューストンが、寄港時や日本周辺海域を航行中も含め、数カ月にわたってごく微量の放射能漏れを起こしていた可能性があることが分かったと明らかにした。(1日)
●内閣支持、横ばい24% 福田内閣の改造を受けて朝日新聞が実施した世論調査によると、内閣支持率は24%で、前回7月12、13日の24%から変わらなかった。不支持率は55%(前回58%)だった。(1、2日)
●被爆から63年 広島は被爆から63年を迎えた。全国の被爆者の平均年齢は初めて75歳を超え、75・1歳になった。国内外の被爆者は24万3692人に。広島市の平和記念公園で開かれた平和記念式には福田首相が参加した。9日には長崎も被爆から63年を迎えた。(6日)
●放射能漏れ原潜、横須賀・沖縄にも 外務省は、米原子力潜水艦ヒューストンの微量の放射能を含む冷却水漏れについて、米側から調査結果に関する新たな情報提供を受けたと発表した。漏れの期間は06年6月から2年1カ月間に及び、その間、佐世保(長崎県)、横須賀(神奈川県)、ホワイトビーチ(沖縄県)の3港に寄港していたという。(7日)
●原子力空母、横須賀配備へ作業 原子力空母として日本に初配備されるジョージ・ワシントンと、5月に米海軍横須賀基地を離れた通常型空母キティホークの交代作業が米西海岸サンディエゴ基地で始まった。日本配備空母は73年のミッドウェーから数えて4代目。両艦の交代は6月に予定されていたが、ジョージ・ワシントンが火災事故を起こし、延期されていた。9月下旬にも横須賀に着任する予定。(7日)
●ロシア軍とグルジア軍が武力衝突 グルジア軍が同国からの分離独立を目指す南オセチア自治州に侵攻。これに対しロシア軍機がグルジアの首都トビリシを爆撃するなど報復的に軍事介入し、軍事衝突が拡大している。衝突は同じくグルジアからの独立を求めるアブハジア自治共和国にも飛び火。ロシア空軍機がアブハジア内のグルジア実効支配地域を空爆した。11日にはロシア軍が南オセチアやアブハジア自治共和国以外のグルジア領内に侵攻。(8日)