2008年8月18日

アーリーンさん講演 教労集会 “同じ敵と闘ってる”

週刊『前進』06頁(2355号2面3)(2008/08/18)

アーリーンさん講演 教労集会
 “同じ敵と闘ってる”

 5日午後、広島市東区民文化センターにおいて、教育、自治体、国鉄、郵政、医療・福祉、合同労組、民間運輸、民間の八つの産別の労働者交流集会(各実行委の主催)が行われた。
 教育労働者交流集会にはアメリカの教育労働者、アーリーン・イノウエさんも参加し、全国から145人が集まった。
 まず、今年3月の「日の丸・君が代」不起立で非常勤教員の職を奪われた東京教組の米山良江さんが呼びかけ人あいさつ。都教委が7月に打ち出した「分限事由対応指針」を批判し、「これは『不起立が拡大したら大変』という都教委の悲鳴。来春、処分・解雇を恐れない闘いをやろう。11月集会に教育労働者の怒りを結集し、不起立の拡大にすべてをかけて闘おう」と呼びかけた。
 続いて今春の不起立で停職6カ月処分を受けた根津公子さん、河原井純子さんからの報告。根津さんは「来年3月も私は起立しない。不起立を絶対にゼロにさせない闘いをやりましょう」、河原井さんは「おかしいことには『おかしい』と言おう。若者とつながっていけば、必ず変革の道は開かれると確信しています」と述べた。
 青年労働者は「不起立してから、今まで抑え込んできた怒りが噴き出した。不起立に敵対する組合本部を打倒し、取って代わってみせる。自己解放闘争としての不起立を広げよう」と訴えた。
 続いてアーリーン・イノウエさんが講演。「アメリカの労働者も日本の労働者も同じ敵と闘っている。あなたがたの勝利は私たちの勝利」と話を始め、貧しい生徒をイラク戦争に駆り出す募兵活動との闘い、闘う労働組合をつくる取り組みを報告。「『日の丸・君が代』に反対して闘う皆さんこそ英雄です」と述べ、大きな拍手がわいた。
 動労千葉の川崎昌浩執行委員の連帯アピール、各地の教育労働者の発言を受けた後、最後に神奈川の教育労働者が「組合幹部と激突し、『万国の労働者、団結せよ』の立場で職場から反乱を起こそう」と呼びかけた。
 そのほかの産別集会も11月労働者集会に1万人結集を実現するための熱い議論で盛り上がった。