西郡住宅闘争支援 東京西部連絡会を結成 ”労働者の課題”
西郡住宅闘争支援 東京西部連絡会を結成
”労働者の課題”
7月29日、東京・杉並で西郡住宅闘争支援東京西部連絡会の結成集会がかちとられ、部落大衆・労働者が30人参加した。部落解放同盟全国連西郡支部副支部長で八尾北医療センター労働組合員の岡邨洋さんから西郡住宅闘争の話を聞き、連帯を強め、支援を誓った。
集会冒頭、司会の北島邦彦杉並区議が西郡住宅闘争支援を取り組むと同時に杉並丸ごと民営化と闘うことを表明した。
全国連杉並支部が西部連絡会結成の経過報告を行った。「6・29サミット粉砕闘争への西郡・品川・杉並3支部の登場、7・27全国連品川支部大会の成功をもって、体制内融和主義、体制内部落民主義を打ち破り、労働者階級自身の事業として帝国主義打倒・部落解放をかちとる新たな闘いが生まれ出た」と確認。同和・改良住宅への応能応益家賃制度導入による家賃大幅値上げに反対し、供託闘争(分納ではなく)を貫く西郡住宅闘争を支援する基金運動を拡大しようと訴えた。
岡邨さんは、八尾市当局による賃金の4分の1差し押さえ、住宅明け渡し命令の攻撃を受けたが、「応能応益家賃制度絶対反対」の立場を貫き、市役所前ハンスト闘争や裁判闘争などで果敢に反撃し、西郡だけでなく全国の労働者と団結を固め、不屈に闘っていると報告した。「西郡の住民は団結して闘うことに確信をもち、生き生きと闘っている」と述べ、団結を破壊する「分納」を闘争方針にして、西郡支部の破壊に乗り出してきた全国連本部を批判。11月労働者集会に結集する労働者・学生への厚い連帯と限りない信頼を表明し、住宅闘争支援を訴えた。
これに応えて西部連絡会4団体(西部労組交流センター、一般合同労組東京西部ユニオン、都政を革新する会、部落解放同盟全国連合会杉並支部)が労働者自身の課題として住宅闘争支援基金運動に取り組む決意を表明した。
参加者は集会をとおして西郡住民との絆(きずな)を強め、住宅闘争支援基金運動の拡大、狭山闘争、11月集会1万人結集へ闘う決意を固めた。