2008年8月 4日

動労千葉を支援する会定期総会 力ある“支援共闘会議”へ

週刊『前進』10頁(2354号5面2)(2008/08/04)

動労千葉を支援する会定期総会 支援する会を全国に
 力ある“支援共闘会議”へ

 動労千葉を支援する会の08年度定期総会が7月26日、DC会館で開かれた。各地の会員、動労千葉組合員など120人が集まった。4者・4団体路線のもとで「和解」の名による1047名解雇撤回闘争解体の危機が進む中、支援する会運動の飛躍をかけたきわめて重要な総会となった。

 第1章 1047名闘争の解体許さない

 運動方針案を提起した山本弘行事務局長は冒頭「今日一致したいのは、1047名解雇撤回闘争を担う支援する会に飛躍しよう——この一点につきる。あらゆる職場・地域に支援する会を組織し、支援する会が物質力をもった”1047名闘争支援共闘会議”へと今こそ生まれ変わる必要がある」と強調した。山本事務局長は、一年間の経過報告と総括、国鉄闘争をめぐる重大局面について提起した上で、①動労千葉支援・連帯の闘い、②11月集会1万人結集にむけた取り組み、③組織強化・拡大の3点にわたって具体的方針を提起した。そして「新たな1047名闘争・国鉄闘争を切り開く構えで、支援する会の全国展開をかちとろう。労働組合や職場丸ごとの組織化を追求していこう」と訴えた。
 続いて動労千葉の田中康宏委員長が日頃の支援への感謝を表明した上で、08年前半戦の大きな到達地平、夏〜秋にむけた闘いの課題を全面的に明らかにした。

 第2章 今こそゼネストが必要なときだ

 この中で田中委員長は「時代は大きく変わり、本当に大きな可能性が見えてきている。労働者階級の未来を切り開きたい。そのためにもわれわれに”力”が必要だ」と熱を込めた。「怒りはすでに満ちあふれている。それを押しとどめているのは腐りきった体制内労組だ。ここにこだわり、彼らの支配を絶対に食い破ろう。生活防衛が巨大なテーマになっている。今こそゼネストが必要。来年の09春闘は大勝負になる。だからこそ11月集会には絶対に1万人結集をかちとることが必要」と述べ、「誰もがわくわくするような闘い、労働者階級の展望を指し示す集会として11月集会を語りきろう」と訴えた。
 連帯あいさつとして、スタンダード・ヴァキューム石油自主労組の中村和憲さん、国労5・27臨大闘争弾圧被告であり鉄建公団訴訟原告の羽廣憲さん、全学連を代表して東北大学学生自治会委員長の石田真弓さんが熱いアピール。羽廣さんは「1047名闘争は国家の指名解雇との闘い。どこまでも解雇撤回の原則を貫くしかない。4者・4団体の内部から”絶対おかしい”と声をあげ屈服和解を粉砕する」と鮮明な決意を語った。
 議案をめぐる討論では、動労千葉国際連帯委員会、葛飾区教組の米山良江さん、動労千葉銚子支部の渡辺靖正支部長、千葉合同労組の青年、自治体労働者が発言。職場での闘いの報告、会員拡大についての意見、11月労働者集会にむけた決意を述べた。渡辺支部長は、銚子市立総合病院の突然の廃院、職員全員解雇という大攻撃に対する地域の闘いを報告し、支援を要請した。
 第1部は08年度の運営委員を選出して終了。
 第2部懇親会では、ヨッシーとジュゴンの家のライブ、参加者からの発言が続く中、動労千葉組合員と会員が大いに杯を交わし、和気あいあいと交流を深めた。
 総会の最後に、動労千葉組合員が前列に勢ぞろいして発言。さらなる平成採獲得、11月集会の先頭に立つ決意に盛大な拍手がわきおこった。