2008年8月 4日

国交相にすがる総屈服を弾劾 国労大会

週刊『前進』10頁(2354号1面2)(2008/08/04)

国交相にすがる総屈服を弾劾
 国労大会 警察導入に組合員の怒り

 7月30、31日に静岡県伊東市で開かれた国労第76回定期大会は、国労本部だけでなく鉄建公団訴訟原告団や国鉄闘争共闘会議の一部幹部もが、1047名闘争の解体にかじを切ったことを突き出した。東京高裁の和解交渉提案と、「解決に向けて努力する」とした冬柴国交相発言が出される中で、大会で高橋伸二委員長は「大臣の言明はまさに真夏の日輪」などと宗教がかった言葉で全面屈服を表明し、「大会の名で裁判所の提案を受け入れる」と言明した。
 かつての4党合意反対派を始めすべての勢力がこの恥ずべき屈服を容認し推進する中で、4者・4団体路線への反対を貫く闘争団員や5・27臨大闘争弾圧被告団らは、屈服和解策動粉砕を訴えるビラ配布を貫徹した。
 闘争団・被告団が大会傍聴を求めて大会会議室前に赴くと、私服の公安警察が代議員受付の前までなだれ込んだ。この前代未聞の弾圧体制に対する抗議と弾劾に、本部や代議員は首をうなだれるだけである。闘争団と被告団は、国労本部と警察権力との癒着に怒りの声を上げ、総屈服状況を突き破る闘いを貫いた。