“この仲間と勝ちたい” 文化連盟・法大生の決意(要旨)
“この仲間と勝ちたい”
文化連盟・法大生の決意(要旨)
「法大弾圧ぶっとばせ!7・24全国集会」での法政大学文化連盟・法大生の決意を紹介します。(編集局)
●文連委員長S君
大学はもっと自由でいいはずです。そこに社会の可能性があるはずなんです。法政大学の理事会は、自分たちが金をもうけるためにそういうものを奪っている。これは結局、全体主義、戦争へと行き着く。こんなのは絶対に許してはいけない。
2年間で86人の逮捕。異議申し立てをしたら、それが罪なのか。おかしいじゃないか。おかしいことにおかしいと言って何が悪いのか。こんなわけのわからない大学、本来つぶれるべきなんです。逮捕された人を全員奪還し、文化連盟は最後の最後まで闘います。
●文連副委員長O君
中核派系全学連の人たちを次から次に建造物不法侵入などで逮捕し、見せしめにして、われわれ一般学生の批判の精神をつもうとしている。僕は哲学科の学生なんですが、法政大学には牧野英二というカント研究者がいます。こいつの授業を受けてたら授業中に言ったんですよ。「哲学科の学生は批判精神を養え」と(笑)。おれ、言われたとおりにやっちゃったわけです。友部先輩の逮捕を題材に、大学を批判する文章を書きました。そうしたら処分ですよ。それからというもの、当局はおれを目の敵にして、あげくの果てに友人とのケンカにまで介入して停学2週間の処分。うちの大学はほんと刑務所です。こんな状態を見て見ぬふりできません。だって、批判精神を養わなければいけないからね。
●M君
2年間で86人の逮捕。この一点だけを取り上げても、今の法政大学は尋常ならざる環境だというのがわかる。それだけではなく、当局は入校チェックとか実に陰湿な嫌がらせをやっています。いやらしい、いじめに近いようなことを。
5月20日にわれわれは立ち上がったわけですが、その時の文化連盟のビラにこういう言葉があります。「文化連盟は一人も見捨てない。これ以上の大学の暴挙は絶対に許さない」と。ある時は剛にある時は柔に、硬軟織りまぜて文化連盟は法政大学闘争をこれからも貫徹していきたい。
●Kさん
今、このステージの上に私の仲間がいます。会場にも法政大学の仲間が来ています。今の法政大学の状況の中で、学生が立ち上がるのはものすごい重圧です。その重圧の中でも、こうやって立ち上がっている仲間がいます。ここにいる仲間は処分を辞さず、キャンパスの中に立っています。
どんなに弾圧されても、どんなに規制されても、ものすごい監獄のような大学の中でも立ち上がって声を上げる仲間がいる。けっしてゼロにならない。ここにものすごい展望がある。私はこの仲間とともに突き進んでいきたいし、この仲間とともに本当に勝ちたい。
そして、10月17日、本当に力関係をひっくり返すような大集会をともにつくっていきましょう。