7・27三里塚現地闘争へ 労農連帯の力で農地死守を
7・27三里塚現地闘争へ
労農連帯の力で農地死守を
三里塚芝山連合空港反対同盟が発した7・27現地闘争アピール(前号)に応え、全力で立ち上がろう。成田空港会社(NAA)による市東孝雄さんの耕作地に対する強奪のたくらみを、現地デモの爆発で吹き飛ばそう。
NAAは「地主」のような顔で「賃借契約はおしまいだ」「不法耕作だから出て行け」などと迫っている。盗っ人猛々しいとはこのことだ。NAAの前身である空港公団は、1988年に底地を旧地主から買収したことを15年間も、耕作者である市東家にひた隠しにしてきた。どこからどう見ても違法そのものだ。
こんな詐欺まがいの手口のごり押しは、日帝・国家権力の焦りの現れだ。反対同盟の闘いによって土地収用法による事業認定はとっくに失効してしまった。そして何より、市東孝雄さんが「金で心は売らない」「私のつくる大根には1億8千万円以上の価値がある」と決意を表明し、反対同盟が「農地死守」「空港絶対反対」の原則をテコでも曲げないことに、敵は本質的に「打つ手なし」の状態に追い込まれている。市東さんの農地を守りぬこう!
今や労働者、農民、漁民—全人民が、闘わなければ生きていけない現実に直面している。
新自由主義攻撃は資本の利益のためのむき出しの「自由競争」を激化させ、民営化、非正規雇用化、労組破壊、社会保障切り捨てを極限まで推し進めてきた。4大産別を先頭に労働者が自分の労働現場での闘いを開始し、体制内労組指導部の制動・抑圧を打ち破って決起している。全国各地で農漁民の激しい反乱が開始されている。
40年を超える三里塚闘争は、一方では国家権力によるむき出しの暴力との激突であり、他方では闘いを「体制内」=条件闘争へとねじ曲げようとする攻撃との死闘の歴史だった。そうした試練を経て反対同盟は今日、動労千葉とともに「車の両輪」を形成し、国際連帯の闘争拠点として“G8サミット粉砕”を全世界に向けて呼びかけた。
血と汗を流して実力闘争をともに闘ってきた労働者人民、そして新たに闘いの戦列に加わった青年労働者・学生は今こそ労農連帯の力を発揮して立ち上がろう。FTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)推進による農業・農民切り捨て政策を許さず、全国各地・各職場で三里塚のように「不屈・非妥協」「絶対反対」で闘おう!
反対同盟破壊を狙った攻撃はますます激化している。暫定滑走路北延伸関連工事が強行され、住民の頭上40㍍をジェット機が轟音(ごうおん)を立てて離着陸している。東峰部落つぶしの暫定滑走路3500㍍化、年30万回飛行を許してはならない!
福田首相は、スーダンに展開するPKOに自衛官を派兵する方針を打ち出した。アフリカへの派兵は重大事態だ。軍事空港阻止の旗を一層高く掲げ、成田からのPKO出兵を断固粉砕しよう。
こうした攻撃のすべてが日帝打倒—日本革命の現実性への敵のおびえの現れなのだ。日本階級闘争の白熱の攻防点=三里塚に駆けつけよう。7・27現地闘争に総決起しよう!