2008年7月14日

福田来広—来崎弾劾! 統一実行委が呼びかけ

週刊『前進』06頁(2351号4面2)(2008/07/14)

怒りのデモで福田打倒を
 福田来広—来崎弾劾! 統一実行委が呼びかけ

 被爆者の怒りと団結して全労働者は被爆63周年の反戦反核闘争に決起しよう!
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 8・6広島—8・9長 崎反戦反核闘争全国統 一実行委員会(事務局 長・三角忠)
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 われわれは、核と戦争の危機を被爆者の怒りと団結して切り返し、被爆者と労働者階級の解放をかちとる闘いとして、今夏の被爆63周年の反戦反核闘争に決起する。
 1945年8月6日広島に、8月9日長崎に原子爆弾が投下された。現出した原爆地獄。1945年末までに広島で14万人、長崎で7万人が死亡。さらに5年後には死者の数は、広島20万人、長崎14万人に達した。
 なかでも、日本帝国主義の侵略・植民地支配によって強制連行されていた朝鮮人は、広島で3万人、長崎で1万人が死亡。数千人の中国人が死んだ。歴代の自民党政権も掲げてきた「唯一の被爆国」という虚構が、この歴史的事実から浮かび上がる。
 8月6日、自民党政権の首相が、必ず広島—長崎を訪れる。「過ちは繰り返しませぬから」という記念碑に向かって福田が何を告げに来るのか。福田の慰霊の言葉は、9条改憲に向かってこの秋にも民主党をまき込んで「派兵恒久法」をつくることをおし隠して告げられる。ヒバクシャ抹殺—英霊への道だ。
 だからわれわれは、8月6日広島で、8月9日長崎で「福田来広—来崎弾劾」の怒りのデモに決起しなければならない。
 すでにわれわれは、この闘いに先立って、米核空母ジョージ・ワシントンの横須賀母港化阻止の闘争に決起する。本紙前号にその決定的な意義について特別アピールを発した。米帝の核による世界支配、とくに朝鮮・中国を究極の目標にした「核の先制攻撃」として凶暴なこの母港化を阻止する闘いと、ヒロシマ—ナガサキが結びつき、さらに辺野古新基地建設とあわせオキナワ—ビキニを反撃の基点として米軍再編—「日米同盟の強化」に真っ向から反撃を開始するのだ。
 本年夏は同時に福井「もんじゅ」運転再開、青森六ケ所村再処理工場の本格稼働との正念場の闘いになる。6月初め、われわれは核サミット粉砕の闘いに決起、六ケ所再処理工場日本原燃に「核燃サイクル—日本の核武装阻止」の怒りの闘いをたたきつけた。
 「地球温暖化」対策とは、みずから環境を破壊しておきながら、どん底の各国帝国主義が互いの矛盾を抱えながら、「クリーンエネルギーキャンペーン」をくり広げ、核独占を基底に、全世界の労働者階級・被抑圧人民にあらたな強盗宣言を発しているのだ。
 だから反核国際連帯で闘おう。まずわれわれが職場から決起しよう。いざ7・27東京集会へ、そして8月広島—長崎へ。共に闘おう。