大阪 電機連合大会で情宣 「中央打倒」をアピール
大阪 電機連合大会で情宣
労組交流センター
「中央打倒」をアピール
7月3〜4日、大阪市の厚生年金会館で電機連合の第56回定期大会が開催された。その初日に全国労組交流センターの電機労働者が「電機連合中央を打倒しよう!」「第6次賃金政策粉砕!」と書かれたゼッケンを着用して、結集した代議員と傍聴者に、ともに闘おうと訴えるビラまき闘争に決起した。(写真)
電機連合では、各単組の執行部が若返りしている。この青年労働者たちに「労働者の力で世の中を変えよう!」と大書され、6・29渋谷デモの大爆発が写真入りで大きく報道されたビラは、全世界の労働者階級の闘いの息吹を伝え、大きな反響を巻き起こした。特に、「秋葉原事件が私たちに突き付けたもの」と題した内容は大きな関心を呼び、「何枚か下さい」といってビラを取りに来る労働者が続出した。今までにない事態だ。
自動車資本とともに電機資本こそ、青年労働者を絶望に追いやる派遣・請負労働という働き方をさせてきた張本人ではないか。そして電機連合中央は電機資本の先兵となって「希望退職」や「出向・転籍」などを推進し、製造現場での正規労働者から非正規労働者への置き換えを推進してきた先兵そのものだ。電機連合は「正規労働者と非正規労働者は共生を図る」などと言って、非正規雇用を前提にし、むしろそれを促進しようというのだ。
電機連合中央の犯罪性を暴露し、その打倒と一体で派遣・請負の労働者と団結し電機資本と闘うことこそが正規労働者にとっても生きる道であるとの提起は新鮮な感動をもって電機労働者に受け入れられた。
電機連合は今大会で第6次賃金政策の草案を決定した。その内容は、各職種について目標賃金水準を設定し、「現行の賃金水準がそれを上回っている場合は、各組合の自主的な対応を基本とする」などと、春闘=統一賃金闘争を完全に否定するものだ。しかも、この各職種別賃金水準なるものについて、「海外企業などグローバル市場の動向を踏まえながら、21世紀のリーディング産業に相応しい水準を追求する」と言っている。それは製品組立等の技能職はアジア並みの低賃金でいいということだ。そしてそのために、非正規雇用をもっともっと推進しようというのだ。
帝国主義の先兵、電機連合中央を打倒し、階級的労働運動の旗を基幹産業の中にうち立てよう。