2008年7月14日

7・24 法大闘争勝利 全国集会へ “階級的労働運動路線を爆発的に発展させ革命情勢に切り込み11月1万人大結集へ”

週刊『前進』06頁(2351号1面1)(2008/07/14)

7・24 法大闘争勝利 全国集会へ
 “階級的労働運動路線を爆発的に発展させ革命情勢に切り込み11月1万人大結集へ”

 8・3革共同集会の大成功を
 団結力の勝利だ! 5・28〜29法政大−6・29渋谷−7・6札幌を貫くサミット粉砕決戦をぶち抜いたわれわれは勝利感でいっぱいだ。「闘えば勝てる! 自分が世界革命の主人公になれる!」。この過程だけで48人の逮捕、16人の起訴、家宅捜索、処分、前代未聞のデモ禁止攻撃が強行された。だが、すべてを粉砕してつかみとったこの勝利の確信があれば、11月労働者集会への1万人結集とマル青労同—マル学同各1000人建設は絶対に実現できる。この7〜8月、徹底的に攻勢に出よう! 職場・キャンパスでの闘いと組織建設にこだわり、サミット粉砕決戦の勝利の地平をさらに押し広げよう。「法大弾圧ぶっ飛ばせ! 7・24全国集会」(5面にアピールと要項)への総決起が決定的だ。法大闘争の中に革命に向かう団結があり、青年・学生の未来がある。学生・青年労働者を先頭に、すべての労働者の結集を訴える。

 第1章 不屈の革命家たちが次々と

 われわれはこの5〜7月のサミット粉砕決戦をとおして日本階級闘争の歴史を塗り変える闘いをなしとげ、マルクス主義で武装された青年革命家を大量に生み出した。
 「5・29法大戦闘」の火柱によって決戦の血路は開かれた。全同志が怒りに燃え、”渋谷の街で内乱的決起をやってやる!”と党が一丸となり鉄の団結が生まれた。
 そして6月29日の大闘争が実現された。法大決戦を闘う学生同志に続き、すべての仲間が逮捕を恐れぬ戦闘精神で感動的・解放的に立ち上がり機動隊を圧倒、渋谷を解放した。「たとえ逮捕されても、自分の後には必ず100人の仲間が続いてくる」と腹を決め、スクラムデモをとおした団結思想が復権し、全体が〈徹底的攻撃者〉となった。いったん労働者・学生が決意を固めれば恐れるものは何もない。獲得すべきは全世界なのだ。
 この高揚は札幌に引き継がれ、われわれは勝利者としてサミット粉砕デモを堂々と打ち抜いた。
 一連の闘いは世界に発信され、衝撃を与え、韓国を始め全世界で爆発するストライキ—デモ—暴動と完全につながった。
 この勝利を実現した最深の力は動労千葉労働運動にある。08春闘スト、3・16渋谷ワーカーズアクション、4・26尼崎現地闘争の成功、ライフサイクル粉砕闘争を突破口に続々と青年労働者を獲得する中、動労千葉は満を持してサミット粉砕決戦を呼びかけた。「労働者の団結こそ世界を変える」「今こそ腐りきった資本主義を倒そう」「職場・街頭での怒りの決起で帝国主義強盗どもを焼き尽くせ!」。この訴えに断固こたえ、われわれは11月集会1万人結集の展望を切り開いた。
 これは階級的労働運動路線、階級的団結論の勝利だ。「体制内思想と決別して資本と非和解で闘う」「自らの職場に絶対に第2、第3の動労千葉をつくる」——あいまいさのない実践の中、逮捕・処分をものともしない大量の青年共産主義者集団を生み出したのだ。
 洞爺湖に集まったG8首脳どものぶざまな姿を見よ。サブプライムローン破綻(はたん)と世界金融大恐慌情勢のもとで、経済危機について触れることすらできない。「環境対策」のペテンで労働者階級を欺くことにすら大破産。「合意」はただひとつ。インフレ危機と階級的怒りの爆発に包囲されながら、新自由主義政策をさらに徹底して労働者からの搾取・収奪をより強め、侵略と戦争に突進するということだけだ。一刻も早く、このブルジョアジーどもの体制崩壊と過疎支配にとどめを刺すときだ。
 さあ、サミット決戦勝利の地平から反転攻勢にうって出よう! 3・14法大弾圧を許さない法大生の会、法政大学文化連盟、5・28〜29法大弾圧救援会の3団体が呼びかける「法大弾圧ぶっ飛ばせ! 7・24全国集会」がその突破口だ。

 第1節 法政大ストをぶち抜こう!

 7・24集会は第一に、この2年あまりで法政大だけで85人の逮捕−19人の起訴という未曽有の大弾圧に対して腹の底からの怒りを爆発させ、大反撃し、いまだ獄中にある17人の学生をただちに奪還していく大闘争だ。
 この数年間に、法政大で何が起こったのか?
学生会館の暴力的解体に始まり、立て看板・ビラ規制に抗議すれば逮捕・退学・停学、デッチあげ起訴の乱発、ガードマン導入、弾圧のためだけに雇われたジャージ軍団、正門前に連日はりつく公安刑事部隊、学内に無数に設置された監視カメラ。学友会の解体。こんな大学がいったい世界のどこにあるのか! こんな連中が、かけがえのない仲間たちを今も獄中に閉じ込めていること自体が絶対に許せない! 3万法大生と全国学生、全階級からの一大反撃をたたきつけるときだ。
 法大闘争の神髄は、こうした弾圧をも団結拡大の糧とし、常に資本・権力への怒りを倍加させながら闘ってきたことにある。キャンパス中央でサミット粉砕のデモをやりぬき、構内に突入してきた公安刑事どもを実力で圧倒した5・29戦闘はその到達点だ。「弾圧ぶっ飛ばし、獄中同志と団結しよう!」「法大のように闘おう!」——この叫びを7月24日、全国・全世界にとどろかせよう。

 第2節 新自由主義大学との闘い

 7・24集会は第二に、新自由主義大学との全面対決を宣言し、法大を世界革命の砦(とりで)とする闘いだ。
 法大・増田総長体制は、ブルジョア階級支配の最悪の先兵だ。徹底して体制内的幻想を振りまき、分断と競争をあおり、人間的紐帯(ちゅうたい)や団結を破壊して学生を一個の商品に仕立て上げようとしているのだ。まさに帝国主義の絶望的延命策である新自由主義攻撃そのものだ。
 だからこそ法大決戦は団結を総括軸に絶対反対論、実力闘争で闘う。全世界の労働者階級との団結を力に闘う。動労千葉の闘いをキャンパスで貫き、3万法大生のストライキ決起で勝利する。法大闘争こそブルジョアジーとの最先端のやりあいであり「革命の学校」なのだ。

 第2章 青年・学生は共に革命やろう

 第三に、7・24集会の大爆発こそ11月集会1万人結集とマル学同—マル青労同各1000人建設への最短の道だ。
 サミット決戦で培った「質」、これを爆発的に「量」へと転化しよう。11月集会に1万人が結集したら階級情勢を一変させられる。都心のど真ん中で革命の火柱を上げたい! これがわれわれの実感であり欲求だ。
 だからこそ「革命の指導部」が問題なのだ。マルクス主義で武装した革命的前衛の登場——これこそ世界の階級闘争がいま直面している最大の普遍的課題だ。サミット決戦をぶち抜いたわれわれこそ名乗りをあげよう! 怒れる2千万青年労働者、3百万学生は必ず圧制と反動を打ち破って決起する。秋葉原事件と『蟹工船』情勢に対して、われわれこそが革命的回答を行動で示そう。7月24日、全都の大学と職場から決起をつくり出そう。残り10日間、全党の同志は猛然と扇動戦と組織戦に立とう!
 最後に。7〜8月決戦は体制内勢力との激しい党派闘争だ。法大決戦に「逮捕されるような闘いはするな」と悪罵(あくば)し、既成勢力の尻尾にくっつくだけのサミット「決戦」で大破産した塩川一派などけ散らしてしまえ! 
 7・24集会から、8・6ヒロシマ—8・9ナガサキ、8・15靖国闘争に攻め上ろう。7・24集会の成功をバネに、8・3東西革共同政治集会を08年前半決戦の勝利者として打ち抜き、機関紙拡大、夏期カンパ決戦を画期的に闘いとろう。