2008年7月 7日

6・29デモ不許可を弾劾する! 6・29集会実行委員会(呼びかけ/動労千葉)

週刊『前進』08頁(2350号3面2)(2008/07/07)

6・29デモ不許可を弾劾する!
 6・29集会実行委員会(呼びかけ/動労千葉

 6・29渋谷駅前デモを不許可とした東京都公安委員会に対する、集会実行委の抗議声明を掲載します。(編集局)
     ◇
(1)6月27日、東京都公安委員会は、「戦争—失業、貧困、民営化にたち向かう労働者の国際的団結を! サミット粉砕6・29全国労働者総決起集会」(13時 代々木公園B地区野外ステージ)の主催団体である6・29集会実行委員会が申請した、渋谷駅前を通るデモコースを不許可とするサミット弾圧を強行した。
 私たち実行委員会は、この断じて許せない暴挙を怒りに変え、権力の弾圧を打ち破って渋谷デモを貫徹することを明らかにする。
 私たちが申請した渋谷駅前を通るデモコースは、多くの団体が日常的に行っている一般的なコースである。このデモコースを「混乱が予想される」という一点で「不許可」にしたのだ。労働者のデモの権利を規制し奪うことは許されない。
(2)東京都公安委員会は、なぜ今回ここまで異常なデモ規制をかけてきたのか。
 新自由主義のもとでの貧困と格差、民営化と非正規雇用への怒り、食糧高騰、石油高騰への労働者の怒りが、全世界で日本で、広範に沸き起こっている。それが、こうした新自由主義を推進する首脳どもの集まる洞爺湖サミットへの怒りとなって爆発しようとしている。洞爺湖サミットは全世界の労働者、さらには農民や漁民の怨嗟(えんさ)の的になっている。
 だからこそ警視庁は、法政大学の38人逮捕に見られるようなサミット弾圧を繰り返し、さらに今回のように、通常認めてきたデモさえも禁止しているのだ。日本は、表向きの民主主義の裏側で、あからさまに警察国家化している。だがここに示されているのは、労働者の怒り、決起への資本家・国家権力の恐怖である。
 私たちは呼びかける。
 格差と貧困に怒りを燃やす青年労働者の皆さん! 首切りと低賃金、非正規雇用化に怒りを燃やすすべての労働者のみなさん! 就職難に怒りを燃やす学生の皆さん! さらには農民、漁民の皆さん! 今こそ団結しよう! 6・29全国労働者総決起集会に集まり、ともに怒りのデモをかちとろう!
 2008年6月27日